新成人の人口

　各地で成人式も終わり、今後、社会へ出て飛躍してほしいものです。

　この1年間（平成22年1月～12月）に，新たに成人に達した人口は124万人となっています。

　男女別にみると，男性は63万人，女性は61万人で，男性が女性より2万人多いということです。

　新成人の人口については，この推計を開始した昭和43年からの推移をみると，第1次ベビーブーム世代

の昭和24年生まれの人が成人に達した昭和45年が246万人と最も多く、それ以後，減少に転じ，昭和53年には152万人

　となりました。

　その後，昭和50年代後半から再び増加傾向を続け，第2次ベビーブーム世代の人が成人に達

　した時に200万人台（最高は平成6年207万人）となった後，平成7年に再び減少に転じて以降は減少傾向を続けています

　平成23年は，前年から3万人減少して124万人になり，過去最低を更新し、新成人が最も多かった昭和45年（246万人）のほぼ半

　数となっています。

　総人口に占める割合も低下を続けており，平成23年は0.97%と，初めて1%を割り込みました。

　こういった現象は、今後も続くと想われます。

　不動産市場を見てみると、人口の減少は土地の地価に大きく影響するでしょう。

　住宅地の価格も、人口が減れば、需要と供給のバランスからみると、少しずつ下がっていくのではないだろうか。