紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

六月(水無月)の日本ムラサキ(続)

2016-06-20 10:57:53 | ムラサキの栽培

 回収直前に発根、ムラサキ


 9粒をパック内にて発根を試みていたが、発根の兆しが無い。
 2週間目になるので、種を回収しようとした所1粒が発根。

 気温が高く、密封したパック内ではカビが発生する。
 蓋を止めテッシュペーパーを掛けて、乾いたらスプレーをしていた。



 
 これは、モミジアオイの発芽である。
 昨年秋見事な花を見せてくれたモミジアオイは
 今春姿を消してしまった。

 株元も解らず気落ちしていたが、種を採取していた事を思い出した。
 
 心配をよそに、どんどん発芽してきた。
 秋に花を付ける迄生育するだろうか?

 昨年のモミジアオイの花は、買い求めてから数年後の事であった。



   「くれないの はなをもとめて まくたねや」 たつじ

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水無月の発芽(日本ムラサキ)続く

2016-06-17 20:12:26 | 薬草栽培

 未回収種の発芽が続く


 今春4月末頃、苗を移植して残った培土である。
 ポットから、この容器内に集めて置いた。勿論、乾きに乾き切っている。



 緑1点。発芽しなかった種がこんな条件で発芽するとは!
 培土は10cm程の深さで、最低部に微かな湿り気が残っていた。
 しかし乾いた培土に比して、双葉の瑞々しさは如何ばかりであろう!




 この赤玉土を庭先の栽培装置の苗の移植に使っている。
 しかし、こちらは移植苗の為に水分補給がされているので
 未回収種の発芽が、理解出来ない訳ではない。




 3ヶ所から発芽しているのを確認。
 移植苗も元気なので、別に移さざるを得ない。




 こちらは、移植苗の先が危ぶまれる状態である。
 従って、交代要員となるか。




 この双葉の苗も移植先を捜さなくては!
 今後更に発芽は続くかも知れない。上に、もう1個緑が見える。




 移植苗は本葉の数が増え、やや大きくなったが
 最低気温が20℃を連日越える様にならないと、草丈は伸びて来ない。


   「はつがみて よろこびまよう おいのひび」 





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紫草(日本ムラサキ)の種、持続力

2016-06-15 20:03:22 | ムラサキの栽培

 「種の生命持続力に驚く」

 紫草の種の生命維持力は何年ぐらいだろう?
 植物によっては翌年の春までで、凡そ半年位と短命なものもある。
 藍の種はその良い例で、翌春後には芽を出さない。

 種の保管状況も関係があるのかもしれないが、紫草は自然界で、それとは
 おかまい無しに発芽し生育してくるのでびっくりである。
 
 以前、度々登場する使い回しの培土からのムラサキの発芽で
 その発芽維持力に驚いている。

 3年前に紫草を栽培して、翌年から苺の栽培に切り替わって
 今年も苺を育てた畝がある。
 3年前に紫草の種を採取した場である。

 3本は既に移植をして2本は鉢で成育中である。




 今年も美味しい苺をたくさん採れた畝。
 最後の見納めに点検すると1本紫草の苗を発見。
 3年前に落ちこぼれた種が苺苗の移植で、好位置に動いたのだろうか。

 苺の株元で冷気を防ぐ事が出来たのであろうか、苗丈は伸びている。
 苺は数株を移動するが、殆どは放棄することになる。残念なり。




 数週間前に苺畑から鉢へ移植して、室内の隅で成育中である。
 15cm, 7cm の草丈に成育中 




 これは、別の場所に設置した栽培装置の苗である。
 昨年秋10〜11月に発芽して、今春新芽を見せた苗である。
 最低気温はまだ、20℃を下回る。
 従って草丈は伸びず、本葉がロゼット状のままである。


   「いちごのは なえをかばいて せがのびる」

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日本ムラサキ、発根から発芽へ

2016-06-07 20:25:21 | ムラサキの栽培

 パック内で発根の種はポットにて発芽

 ポットに発根種を伏せて4日目に発芽する。
 発芽の兆しは前日見ているので、種を播いたとすると
 1週間で発芽の兆しに気付く事になる。



 ポットへ種を移す時に、根の先を下にして伏せる。
 種の殻が培土を持ち上げ易くする為である。
 芽ならぬ根が地中から出てくる、珍しい経験をした事がある。




 その日の内に殻を落として双葉を開く。


 低温保存2週間になる種をパック内に9粒セットする。
 低温保存1週間の種の内発根したのは1粒のみであった。
 10日間待って、発根の兆しが無ければ回収する事にする。

 低温保存による発芽処理の効果は5ヶ月も経過すると
 冷蔵庫内で種を保管していても無理のようである。
 
 今回セットの9粒にどのような違いがあるのだろう。


   「むだごとと しりつつつづく おいゆえか」

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紫根染め、木綿の染色

2016-06-04 19:26:28 | 染色

 「木綿のバンダナを紫根で染める」

 紫根で染める布は絹が一般的だが、木綿での染色を試みる。
 絹は紫根液がしっかり残るが、
 木綿は微かな色しか残らない。

 先媒染が良いと聞いているので、アルミの先媒染をして
 紫根の染め液に入れるが、ほとんど染着しない。

 以前、先媒染で染色した際に納戸色の染色結果を得ている。

 今回は手順を代えてアルカリの溶液に入れた所
 不思議な発色を見る。

 紫根とは似ても似つかない色が出て来た。




 アルカリが強過ぎた様である。



   「まちがいを てじゅんかえたと いいのがれ」

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