「パック内にて4日目に発根」
例によって、発芽へのステップはパック内にてスタート。
10粒の種をパックに並べたが、最低気温が気になる。
温室の電源を20℃にセット、翌日の今朝1粒が発根。
当地の最低気温は6.3℃で、室内でも15℃を切る。
温室の電源の設定は正解であった様だ。
パックにセットして4日目の発根は想定内とは云え、
期待感に近かった。
10粒の内の1粒を簡単に%に置き換える事は出来ない。
ともかく、納得の発芽へのステップである。
久方振りに紫根染めを始める。
布は用意してあったのだが、時間的な計画が立たなかった。
紫根も曰く付きの紫根である。
1昨年収穫した紫根であるが乾燥後の保管が悪かった。
小さな蛾(めいが科)の幼虫の発生によって
紫根の中心部分が食害を受けて気が付いた時には
根の表皮だけの哀れな状態であった。
食害を受けた紫根であるが、
中心の木質部分が食害で痛んだのみで
紫根の表皮の部分は残されているのである。
それ故、染色には影響は無いのではと考えていた。
その確認の染色実験を長らく考慮中であった。
やはり、染色成分は表皮にある事を改めて確認出来た。
根の芯の部分は、紫根エキスの元になる粘性のある成分である。
残念ながら紫根エキスは抽出できない。
「ながらくの しゅくだいときて がをうらむ」