紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本むらさき「改良版パック内発根法」

2018-01-04 19:53:34 | 薬草栽培
「パック内発根法の改良」
日本むらさき、パック内発根法に戻る必要性が出てきた。
簡易温室のスペースに限界が見えてきた。
大きな苗床は温室の1段を占めている。しかも発芽は細々と続く事になると
育苗ポットの置き場所が手狭になってしまう。


苗床での川砂使用がヒントになって閃いた。
早速に、パック内に川砂1cmを敷き水分を含ませる。
残り種を並べて、加圧して砂に種を潜らせる。
5×7cmの小さなパックである。
パックによっては種に砂を掛けて砂の中に埋めてしまう。
正月1日の作業である。



5〜6日後には変化があろうかと気にも掛けずに過ごした。
苗床の発芽苗を育苗ポットへ鉢上げをする作業に追われていた。



1/4 10個を育苗ポットへ移してトレイ1つが満杯になった。
パックを見て驚いた。既にパック内で10個が発根している。
わずか3ヶ日目で変化があるとは思いも寄らなかった。
この生育過程で育苗ポットへ移すことは作業効率抜群である。
根が2cm以上になると大変な作業となる。



早速に育苗ポットへ移すことにする。

従来のパック内の発根は種の保温性を保つ上で、やや課題があった。
原点に戻って、苗床での発芽を試みて砂の効用を再認識する事ができた。
パック内発根法の改良方法としてこの川砂の利用を思い付いた訳である。


  「ひろいたり  もときたみちに つえひとつ」

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