紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

2月如月、日本むらさきの発根と発芽

2018-02-05 18:49:51 | 薬草栽培
「パック内発根法の問題点と見直し」
日本むらさきの発芽にパック容器を使う様になって既に久しい。
思いつきに喜んで続けているが、何処かしら問題を残している。
改良版でスッキリ問題解決とは成らなかったのである。
一定期間内で発芽しない種があるので未発芽の種を失う事になった。

パック容器の蓋に問題の鍵があった。
蓋を密閉する事でパック容器の意味があるのだが、その蓋は不要であった。
詰まる処「パック内発根」の名称変更を余儀なくする事になってしまったのである。




今回使用の容器である。パックの蓋はあるがメモを付けて下に敷いてしまった。
つまりパック容器として使わなかったのである。  


問題点は蓋を密閉する事で温度が上がると腐敗菌が繁殖してくる。
種自身も、この湿気には蒸れて傷む。この解決には改良版では砂を使ったが種が行方不明の欠点。

最終的な解決方法?いつか試した事があった様な気もするが。
赤玉土を敷いて種を露出したままで温室内に保管する。
半日毎にスプレーをして水分補給をする。
これが最大のポイントである。赤玉土の深さとも関連がある。



発根して赤玉土の1粒を抱く頃に抜いてポットに移植する。
日に数粒の事もあったが、2/2、3は33、40粒と発根してきた。


発根の兆しの種を移してみたが、小さ過ぎて扱いが厄介である。
1月末から10日間で120粒を超える発根であった。
1日水分補給を忘れてしまい、どうなることかと心配したが日を置いて発根してきた。



2月の発芽を持って発根、発芽作業を終える予定である。
予定のトレーを満杯にする事ができたので、育苗に専心する事ができる。


この発芽苗は1ヶ月後には双葉を大きくして、本葉2〜3枚を持つ姿となる。
それから更に2ヶ月間の育苗で定植時期に充足する苗となる。


  「かいけつは いつかきたみち こきわする」


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