紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本むらさき、栽培地

2018-03-01 10:28:47 | 薬草栽培
「帰ってきた日本むらさきの栽培地」
畑を手放してから2年間、手狭な庭先で日本むらさきを栽培していた。
狭い場所で多くの収穫を上げる工夫を経験したが、どうしてもコスト高になる。
幸いなことに、かつて借用していた農地は耕作放棄地としてそのままであった。
太陽光発電パネル設置の誘い話は、頓挫したようである。


昨年12月、地主にご挨拶、快く無料で借用する事ができた。
早速、日本むらさきの種、選別外として廃棄する種を播いてみる。


選別外とは言え、何割かは発芽する可能性を秘めていると思われた。
捨てるなら、畑と思い種の選別作業を終えた。


当地としては例年になく、雪の少ない冬を越す事ができた。
これ幸いと、2月から畑へ出かける。例年であればまだ一面、雪に覆われている畑である。
小川を挟んだ高い斜面の林の陰が届く一隅に、残雪があるだけだ。
およそ150坪、鍬とスコップ、三又での耕作を始める。
耕作用具はこれだけである。農機具はない。
定植時期までの3ヶ月間コツコツ続けるより手はない。

他に大問題を抱えている。野ネズミである。それが農地撤退の一因でもあった。
耕作放棄の間にネズミの穴だらけになっている。
楽しい追いかけっこが始まった。


昨年末に種を播いた苗床に、ガラスのサッシを工夫して設置してみた。
思いついたら自身でストップを掛ける事ができなかった。
後で無駄な事とも思ったが、長年放置してあったサッシを見た途端に閃いた。


  「さきざきの ふあんをけして くわふるい」

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