M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

TCMがレイノルズさん追悼の24時間放映

2017-01-07 00:00:21 | Musical News TV映画
昨年(2016)の12月28日に急逝された往年の大女優デビー・レイノルズさんの死を悼んで、有線/衛星放送局のTurner Classic Movies(TCM) が、24時間に渡って彼女が出演した映画12本をマラソン放送するそうです。(写真は、レイノルズさんです。)

12月27日にレイノルズさんの実のお嬢さんであるキャリー・フィッシャーさんが亡くなり、そのショックも冷めやらぬ翌28日、愛する娘の後を追うかのように、レイノルズさんは、急逝しました。享年84歳でした。
往年の名作映画を放送するTCMは、レイノルズさん追悼のために、1月27日に、彼女の出演した映画12本を、24時間かけてマラソン放送するとFacebookで発表しました。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。またTCMのFacebookの記事は、こちらからごらんいただけます。

放送される12本の映画は、以下の通りです。カギかっこ内は、邦題です。
It Started With a Kiss「それはキッスで始まった」 (1959)
Bundle of Joy 「歓びの街角」(1956)
How the West Was Won 「西部開拓史」(1963)
The Tender Trap 「やさしい罠」(1955)
Hit the Deck 「艦隊は踊る」(1955)
I Love Melvin 日本未公開 (1953)
Singin’ in the Rain 「雨に唄えば」(1952)
The Unsinkable Molly Brown「不沈のモリー・ブラウン」 (1964)
The Mating Game 「恋に税金はかからない」(1959)
The Catered Affair 日本未公開「(1956)
The Singing Nun「歌え!ドミニク」 (1965)
How Sweet It Is!「水色のビキニのマドモアゼル」 (1968)


レイノルズさんの死を報じたPlaybill.comの記事は、こちらからどうぞ。画面を下にスクロールしていただくと、1973年のトニー賞授賞式で、彼女が出演作「Irene」からのナンバー「You Made Me Love You」を歌っている映像と、彼女の代表作「雨に唄えば」からの「Good Morning」の映像をごらんにいただけます。記事の内容は、以下の通りです。

アカデミー賞とトニー賞の両方にノミネートされた経験を持つレイノルズさんは、かつてミュージカル王国と呼ばれたMGMで活躍した名女優で、今でも存命中の数少ない偉大なミュージカルスターの1人でした。
レイノルズさんは、フィッシャーさんが亡くなった翌日の28日の午後、息子さんのトッド・フィッシャーさんの家で脳卒中と思われる発作で倒れ、病院に搬送されたものの帰らぬ人となりました。
HBOが撮影した母娘のドキュメンタリー「Bright Lights: Starring Carrie Fisher and Debbie Reynolds」では、隣り合った家に暮らす2人の、仲むつまじく、ユーモアに溢れた様子がカメラに収められたそうで、このドキュメンタリーは、今年(2017)の5月に放送予定だそうです。

1932年4月1日生まれのレイノルズさんは、カリフォルニア州バーバンクで開催された美人コンテストでミス・バーバンクに選ばれ、ワーナー・ブラザースと契約を結びましたが、初めのうちは芽が出ず、彼女の5本目の映画となる「雨に唄えば」で、ジーン・ケリーさんの相手役キャシーを演じて、一躍スターとなりました。その後も映画出演が続き、1964年の「不沈のモリー・ブラウン」では、アカデミー賞にノミネートされました。昨年(2016)のアカデミー賞では、ジーン・ハーショルト友愛賞を受賞されました。また吹き替えでは、パラマウント映画1973年制作のアニメ映画「シャーロットのおくりもの」では、賢いクモのシャーロット役として魅力的な声を披露しました。

レイノルズさんのブロードウェイ・デビューは、1973年3月13日開幕のリバイバルミュージカル「Irene」で、タイトルロールの演技でトニー賞にノミネートされました。ミンスコフ劇場のこけら落としとなったこの公演のトータル上演回数は、594回でした。また、この公演は、キャリー・フィッシャーさんにとってもブロードウェイ・デビューで、アンサンブルとして出演していました。
1976年9月には、同劇場で14回の回数限定で行われた「Debbie」という、レイノルズさん自身のキャリアのハイライトをナイトクラブ・スタイルに演出したレビューに主演しました。さらに1983年には、ラクエル・ウェルチさんの後任として、パレス劇場の「Woman of the Year」に主演しました。(ウェルチさんも、オリジナルキャストのローレン・バコールさんの後任だったそうです。)また1989年から約10年に渡って、かつて映画版で自身が主演した「不沈のモリー・ブラウン」の全米ツアーに主演しました。レイノルズさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらんいただけます。またフィッシャーさんのキャリアは、こちらからどうぞ。

近年も、レイノルズさんは、現役で女優として活躍しており、アメリカNBCのTVシリーズ「ふたりは友達?ウィル&グレイス」にグレイスの母親役でゲスト出演し、マイケル・ダグラスさんが実在のアメリカ人ピアニストのリベラーチェさんを演じた「恋するリベラーチェ(Behind the Candelabra)〔2013〕」に出演していました。
また2015年には、SAG賞の生涯功労賞を受賞しました。彼女は、映画のメモラビリアのコレクターとしても有名で、1970 MGMオークションで購入した、チャーリー・チャップリンさんの山高帽、マリリン・モンローさんが映画「七年目の浮気」で着用した白いドレス、「オズの魔法使い」の衣装テストで使われた赤い靴等、伝説的な品々を保有していました。
私生活では、彼女の夫のエディ・フィッシャーさんが、エリザベス・テイラーさんの3番目の夫の親友で、夫を亡くして悲しむテイラーさんを慰めるうちに恋に落ちてしまい、ハリウッドのスキャンダル史に名を残すこととなりました。彼女は、後に、自叙伝「Debbie: My Life」の中で、この苦い思い出に触れています。


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。