M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

Broadway 8/29(月)のショーは平常通りの予定

2011-08-29 12:01:00 | Musical News Broadway ショー その他
アメリカの東海岸各地に大きな被害をもたらしたハリケーン「アイリーン」ですが、NYでも、停電や道路冠水などの被害が発生したとのことです。(写真は、NYのマンハッタンの西地区で、道路冠水のために立ち往生しているタクシーです。)

ハリケーンから熱帯暴風雨までレベルを落とした「アイリーン」は、現地時間の8/28午前9時(日本時間の午後10時)にNYCに上陸しました。NYCでは、27日のお昼から公共交通機関の運行が停止されており、またジョン・F・ケネディ国際空港を含む周辺の5つの空港も閉鎖、アムトラックでも東部向けの列車の運行を停止したので、交通網がまひする事態になりました。
勢力が弱まったとは言え、上陸と満潮が重なったために、NYCでは一部の地域で道路が冠水する被害も出て、ロウアーマンハッタンでは、車が動けなくなったそうです。37万人に出されていた避難命令はすでに解除されましたが、交通網のまひ状態は続いています。周辺の空港は、29日の朝から順次再開する予定となっているそうです。

熱帯暴風雨となったアイリーンが上陸したNYCでは、28日の昼までには厚い雲の隙間からうっすらと日が差し込む状態になっていたそうですが、交通網がまひしていたため、On-BroadwayおよびOff-Broadwayのショーは、日曜日も休演することになりました。

暴風雨の被害は、NYCの5地区の海岸エリアのあちこちから寄せられ、いくつもの道路が冠水し、メトロポリタン・エリアの一部では停電も起きたそうです。
日曜の午後の発表によれば、市内の全ての橋とトンネルは通行を再開したとのことです。

8/29(月)のショーについても、日曜日の昼過ぎにBroadway Leagueから発表があり、「政府機関から特に指示がない限り、現時点では、月曜日のショーは予定通り上演する」とのことでした。もちろん電力供給と交通機関の回復が必須条件とはなりますが。
日曜日の夜9時の発表では、一部の地下鉄は、月曜日の朝の6時から運転が再開できるだろうとのことです。またバスも、一部の路線では、日曜日の夕方には運転を再開したそうです。
なお、現時点でPlaybill.comが確認したところでは、マンハッタンで発生した停電や冠水による被害を受けたBroadway劇場はない模様だそうです。(Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。またチケットの払い戻しや交換については、こちらの記事をご覧下さい。)

劇場のみならず、周辺の全てのレストラン・商店・各施設は、日曜日も閉鎖しました。1日中、「マンハッタンの劇場地区の飲食店は、電力の供給と従業員の確保ができれば、日曜日に営業を再開する」というサインが出されていたそうですが、夕方になっても危険な突風や強い雨が続いていました。
もしこの週末、ショーが中止されずに済んでいたら、Ambassador Theatreでロングラン中の[Chicago (リバイバル)]が、27日土曜日のマチネで、「A Chorus Line」の6,134回の記録を抜いて、Broadway史上4番目となるロングラン記録を達成するはずでした。この記念すべき記録達成は、29日月曜日のマチネまで持ち越されることとなりました。

今週末に思わぬ休暇を取ることになった俳優の皆さんは、緊急事態に備えて、水や食料等を確保した後、家族と共に、ある人は映画三昧の時間を過ごしたり、ある人は普段できない家事を片づけたり、ある人はペットを連れてペット可のホテルで過ごしたりしたそうです。

暴風雨が去ったとは言っても、その爪痕はあちこちに残されているわけで、交通機関の回復、建物や道路の安全確認等、しなくてはならないことが山積状態で、日常通りの生活を取り戻すには時間がかかるかと思われます。NYの皆さんをはじめ、大きな被害を受けたアメリカ東海岸各地の皆さんが、迅速な支援を得て、1日も早く被害から立ち直り、正常な生活を取り戻すことができますよう、心よりお祈り申し上げます。


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。