M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

大統領選の結果に対するブロードウェイの反応

2016-11-11 12:30:52 | Musical News Broadway イベント他
Playbill.comでは、スター達がツィッターにつぶやいた、トランプ氏の勝利についての思いを紹介しています。(写真は、記事からのものです。)

11月8日に行われたアメリカの大統領選挙の結果、大方の予想を裏切って、ドナルド・J・トランプ氏が第45代合衆国大統領に選ばれました。アメリカ時間の翌9日、多くのブロードウェイ・コミュニティのメンバーが、ツィッターを通じて、それぞれの思いを吐露しています。ジェーソン・ロバート・ブラウンさんは、「Hope」というタイトルのオリジナルソングを作って発表されました。
Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。Michael CerverisさんとJoshua Henryさんのツィートの間にある「”Hope,” recorded by Jason Robert Brown, November 9, 2016」をクリックすると、ブラウンさんの歌を聴くことができます。

リベラルなアーティストの方達は、おおむね民主党びいきで、ヒラリー・クリントン候補を熱烈に応援していました。なので、ここに集まったツィートも、トランプ氏の当選に対する驚きや怒り、悲しみ、今後に対する不安、仲間への励ましなどばかりです。
彼が大統領になって、共和党に政権が移り、今までせっかく進んできた同性婚を含む民主的な改革が、無に喫してしまうのではないかと心配する声も挙がっていますが、これからの4年間は、毒舌家で金儲け主義で、無責任なことを平気で口にし、行ってきたトランプ氏が、大統領という立場の大きな責任を自覚して、自身を見直し、自分を磨く日々であってほしいですね。

記事のツィートの内容は、以下の通りです。


Paul Rudnick さん
今日、投票者の1人が、僕に、トランプは全てを正してくれると言った。僕が、どんな風にとたずねると、彼女は、知らないし、気にならないと答えた。これが、全てを説明しているよね。

Judy Kuhn さん
私の国で、いったい何が起きているの?

Carl Reiner さん
ドナルド・トランプは、94才の私に、98才まで生きれば、彼に対抗する誰かに投票することができるという、強い願望をもたらした。

Ben Vereen さん
今こそ、共に立ち上がらなければいけない。屈しては、だめだ。きっと乗り越えられる。我々は、アメリカ人なのだから。

Matthew Morrison さん
我々みんなが、この国の半分が憤慨していることを知っている。@realDonaldTrumpが、自分が非常に責任の重い地位にいることを感じてくれるよう、ただ祈ろう。

Michael Cerveris さん
私は、敗北を認めない。読んでほしい: http://tl.gd/n_1sp9ets
(リンクの先に、下記の内容を書いておられます。)
「私は、敗北を認めない。

偏見を持つ者や人種差別主義者に上辺だけ愛想よく振る舞ったりしない。私の兄弟や姉妹を虐げ、彼らが苦労して手に入れた権利を奪い去ろうとする者に、「手を差しのべ」たりしない。

私は、良識や礼節や慈悲を無視する者達と手を組んだりしない。

私は、恐怖政治や、憎しみと残忍さに満ちた言動や思考を行う不正な輩に、忠誠を誓ったりしない。

私は、お前が、この「勝利」のために行った卑劣な言動を、忘れないし、許しも、取り消させもしない。

人気を高めるために、お前は、人々にさんざん嘘をつき、怯えさせた。私の心や魂や好意を勝ち取ることはできなかった。お前は、それに見合うことを何もしなかった。お前がそれをしない限り、決して得ることはない。

代わりに、お前は、あらゆる場所でお前をうち負かす手段を探すという私の誓いを得る。
お前を支持したり讃えたり、お前のように考える者達に、私の金も支援も、絶対に与えない。私は、お前と、お前が侮辱し、権利を奪い、無視しようとしている私の兄弟姉妹達の間に立ちふさがる。法律に則りながらも断固として、お前の破滅を祝うために、全力を注ぐ。私は、お前に取って代わる者を支援する。

私は、お前に対して声を上げ、反抗する。

お前の罪を、列挙しよう。
人種差別主義者、偏屈者、女性差別者、エリート主義者、嘘つき、いかさま師、詐欺師、うぬぼれ屋、愚か者

私は、メディアや、お前の反対者でありながら、国への責任を怠った者を含め、お前の支持者とお前に協力して当選率を上げた者、お前の当選によって利益を得、お前に対して素早く抵抗することを怠った者達に責任を負わせる。

私は、まさに、この国の心に病を植え付け、この国を病に陥らせた連中によって、「癒され回復させられる」ことはない。

新しいものを作るために尽力する。

記憶にとどめ、観察し、待ち、そして努力する。

絶対に、お前と協力などしない。」


Joshua Henry さん
私は、この痛みを感じ、事実だと認める。全く理解できない。私の奥底にある愛に呼びかけても。

Ana Villafañe さん
これから、どうするの?作り出すの。自分達が誇れるように、言葉を使いましょう。そして、言葉以上に行動を起こしましょう。変えるのよ。変わるの。

Duncan Sheik さん
今朝は、起きて身支度をする気力を奮い立たせるのが難しい。

Steven Pasquale さん
我々の最初の黒人大統領に対する、見え透いた、あからさまな人種差別。アメリカの歴史は、今宵、闇となった。我々には、光が必要だ。

James Snyder さん
希望の兆しを探している。@LauraBenanti は、まだメラニアの物まねをしてるのか?

Cheyenne Jacksonさん
「今日は、あまりプーって感じじゃないんだ」とプーさんが言いました。
「おやおや」と、コブタが言いました。「君がそう感じられるように、紅茶と蜂蜜を持ってきてあげよう。」

George Takei さん
考えられないようなことは、第二次世界大戦中に、私の家族に起きたことがある。我々は、それを乗り越えた。私達は、互いの絆を強めた。我々は、尊厳を保ち、自身の理想を規範にした。

Andrew Lippa さん
今日、我々は、皆、新しい仕事を得た:さらに愛すること、さらに戦うこと、我々の最もか弱い隣人をさらに守ること、さらに声を上ること、さらに主張すること。自分の声を使おう。

Bryan Cranston さん
今回の結果に衝撃を受け、がっかりしているが、事前選択が我々の傷ついた国の団結を助けてくれることを望む。彼の成功を心から祈る。

Aaron Tveit さん
今日は、今日だ。互いに助け合おう。

Jesse Tyler Ferguson さん
今夜は、少数派、女性、移民、イスラム教徒、そしてLGBTQコミュニティのために嘆き悲しんで過ごすが、戦う準備万端で、明日の朝を迎えるつもりだ。

Sutton Foster さん
電車で私の隣に座った女性は、黒いベールをかぶっている。公正さを思う。

Kelli O'Hara さん
私の心は、粉々に壊れてしまった。でも、この国で私が応援する人々のような、様々なかけらをかき集めて、がんばり続けるつもり。

Eden Espinosa さん
立ち上がる時よ。今こそ力を合わせて、憎しみに満ちたトランプ達に、愛することを教えてやる時よ。私達が続けてきたことを、やり遂げましょう。まだ終わっていないわ。

Jenna Ushkowitz さん
これは、悪夢ではなかったのね。神経が麻痺してしまったかのような1日のあと、涙が止めどなく頬を伝うまま、ベッドに横になったわ。胃が、ムカムカする。

Shakina ‎さん
これを、私達全員への教訓と捉えましょう。変革への呼びかけ、我々の復元の証、そして、我々の新たな民主主義への誓いとしましょう。

Michael Mayer ‎さん
大きな打撃を受けた後、偉大な能役者が、舞台でどう演じるか?「次の一歩を踏み出すだけ」

Ben Rimalower さん
偉大なフランク・レッサーの言葉、「全てが、恐ろしい夢のように見える。」

J.K. Rowling さん
私達は、共に立ち上って、虐げられる人達を支えるわ。偏見を持つ者に挑み、ヘイト・スピーチを当たり前のものはさせない。私達は、決して退かない。

Anna Kendrick さん
悪夢を見たような思いで目を覚まし、そして、また泣いたわ。マントラを唱える:私は独りぼっちじゃない、私は独りぼっちじゃない。

Julia Murney ‎さん
オペレーター:他に何かお手伝いできることはありますか?
私:この国を癒すために、誰かを派遣してくれる?
オペレーター:ハニー、私も同感よ。
そして、笑い合ったの。いい感じだったわ。

Kenny Leon さん
何で、サタデーナイトライブの最高にぶっ飛んだコントに、今まで気づかなかったのか?ドナルド・トランプが、大統領に選ばれるという?

Bebe Neuwirth さん
何人かの愛すべき賢明な人達が、この暗い朝、遠くに小さな光を与えてくれる。本当に微かだけど、でも、始まりだ。

Christopher Jackson さん
別に何でもないが、水曜日(HumpDay 週の真ん中=小高い日)だ。何とかやっていこう。できるとも。

James M. Iglehart さん
たった一晩のことじゃないんだ。この偉大な国は、もっと悪い時もくぐり抜けて来た。今回のことも、乗り越えて行こう。

Kristin Chenoweth さん
よくないわ。(リンク先は、Margaret Choさんのツィッターで、Margaretさんが「どんな感じか教えて」とツィートしています。)

Luis A. Miranda, Jr. さん
トランプ大統領。何だって!ぞっとする!

Margaret Cho さん
私達の努力は充分じゃなかったわ。今こそ全力を注がないと。まだ終わってないわ。

Phillipa Soo さん
今すぐ、全てのアーティストに、この国を助けるために団結しようと呼びかけなきゃ。

Lin-Manuel Miranda さん
今夜の全てのステージをやり遂げよう。
どんな風に感じてもかまわない。
心の中を整理しよう。
そして、また明日会おう。
我々は、まだここにいる。

David Lindsay-Abaire さん
燃え尽きた。

Laura Benanti さん
納得いかないわ。なんて恐ろしいの。

Andrew Rannells さん
1930年代のベルリンも、こんな感じだったのか?

Renée Elise Goldsberry さん
まだ彼女を応援しているわ。いつだって、実力のある姉妹を信じるわ。

Alan Cumming さん
醜く、汚らしく、最悪だ。

ALICE RIPLEY ‎さん
オレンジは、新しい愚か者だ。

Cynthia Erivo
さあ、みんな、顔を上げて、胸を張って、終わらせなきゃならない仕事があるのよ。

World Changing Women ‎
道のりを信じることを学びましょう、たとえ理解ができなくても。

Harvey Fierstein さん
1.アメリカには、ビッグフット、幽霊、そして「Reality TV」を本物だと信じる人で溢れている。我々メディアは、彼らの心を広げるチャンスを持っていた。

2.彼らの間抜けさを利用して金を儲けようと欲張る代わりに。我々は、彼らに迷信を描いたテレビ番組を与え、信じるようにし向けた。

3.読書で学ぶことの重要さを忘れさせた。彼らに、必要なことは、ビールを飲んで楽しく過ごすことだと教えた。我々は、その報いを受けているのだ。

4.しかし、今日は、明日ではない。今朝、我々は、世界を変える新しいチャンスを与えられたのだ。

ブロードウェイ・オフブロードウェイのスターが投票を呼びかけるビデオ

2016-11-09 12:00:10 | Musical News Broadway イベント他
ブロードウェイのプロデューサーが、多くのスターが「投票に行こう」を呼びかけるビデオを発表したそうです。(写真は、Playbill.comの記事からのものです。)

アメリカの大統領選の選挙活動の最終日に、ブロードウェイのプロデューサーのジョーダン・ロスさんが、自分のFacebookに集まった200を超えるスター達の写真を1本のビデオにまとめて発表しました。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。画面の下の方にある「#BroadwayVotes」という画面をクリックすると、ビデオが始まります。

それぞれのスターは、現在ブロードウェイで上演されている作品(いくつかのオフブロードウェイ作品やツアーからも)を代表する方々で、「Make Some Noise」をバックに、「Vote(投票しよう)」と書かれた紙を持った皆さんの写真が映し出されます。
参加された方々は、ベット・ミドラーさん、レスリー・オドム・Jr.さん、シンディ・ローパーさん、シンシア・エリヴォさん、クリスティン・シェノウェスさん、ハーヴェイ・フィアスティンさん、サットン・フォスターさん、ベン・ヴェリーンさん、ジョン・カラムさん、クリスチャン・ボールさん、アンドリュー・ラネルズさん、ホセ・ラナさん、アリ・エウォルツさん、ジョナサン・グロフさん等といった豪華な顔ぶれです。

ロスさんの広報担当は、「明日に迫った投票日を前に、Jujamcyn Theatersの代表であるジョーダン・ロスと全てのブロードウェイ・コミュニティは、ここに発表します。『投票に行こう!』」

この呼びかけは、どちらか特定の候補者に対してのものではなく、ただ人々に投票に行くことの大切さを呼びかけるものだそうです。投票日は、アメリカの現地時間での11月8日です。

ブロードウェイのハロウィン仮装 2016

2016-11-03 00:01:03 | Musical News Broadway イベント他
今年(2016)は、ハロウィンが月曜日だったので、お休みのショーが多く、ブロードウェイのスター達も、思い思いの趣向を凝らして、ハロウィンナイトを楽しんだようです♪ (写真は、Playbill.comの記事のトップ写真です。)

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。さすが、本職!素晴らしい仮装の写真や動画が紹介されています。 皆さん、なりきってますよね♪ ステキ!

ランズベリーさんのステージフォトと映像 - 91才を記念して

2016-10-19 00:01:15 | Musical News Broadway イベント他
50年以上に渡ってステージとスクリーンで活躍してこられたアンジェラ・ランズベリーさんが、10月16日に91才の誕生日を迎えられました。それを記念して、Playbill.comでは、彼女の今までのステージフォトや映像を紹介しています。(写真は、「Mame」オリジナルのランズベリーさんです。)

アンジェラ・ランズベリーさんは、1957年の「Hotel Paradiso」でブロードウェイデビューされました。その後、1960年代から1970年代にかけて継続的にブロードウェイに出演され、「Anyone Can Whistle」のコーラ・フーバー・フーパーや「Gypsy」のローズ、「Mame」のメイム、「The King and I」のアンナ、「Sweeney Todd」のミセス・ラベット等を演じられました。1983年に「Mame」のリバイバル公演に主演したあと、しばらくブロードウェイを離れていましたが、2007年の「Deuce」で、ミュージカルではない戯曲でステージにカムバックされました。最近では、2012年のリバイバルの戯曲「Gore Vidal's The Best Man」にミセス・スー・エレン・ガメッジ役で出演されました。
その長い女優人生の間に、トニー賞の主演女優賞(ミュージカル)を4回(「Mame」、「Dear World」、「Gypsy」、「Sweeney Todd」)、助演女優賞(ドラマ)を1回(「Blithe Spirit」)受賞されました。 ランズベリーさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらん下さい。

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。ランズベリーさんに関する記事を3つお読みいただけます。3つ目の記事では、映像もいくつかごらんいただけます。

また9月に行われたディズニー映画「美女と野獣」の25周年のイベントで、ランズベリーさんが歌声を披露された時のことをご紹介したこのブログの記事は、こちらからごらんいただけます。

ブロードウェイ・フリー・マーケットで78万ドルの成果!

2016-09-28 00:02:20 | Musical News Broadway イベント他
9月25日に30回目となるブロードウェイ・フリー・マーケット&グランド・オークションがシューバート・アリーで開催され、Broadway Cares/Equity Fights AIDS(BC/EFA)のためのエイズ基金が、782,081ドルも集まったそうです! (写真は、当日のサインテーブルに参加された「ハミルトン」出演中のロリー・オマリーさんと「カラーパープル」出演中のヘザー・ヘッドリーさんです。)

昨年からブロードウェイ・コンが開催されるようになり、そちらでも、ブロードウェイのスターの皆さんと直接会って、サインをもらったり写真を撮ったりできるようになりましたが、それまでは、このブロードウェイ・フリー・マーケットが、ブロードウェイファンにとって、多くのスターと直接会って言葉を交わしたりサインをもらったり、また他では手に入らない特別なグッズを購入したりできる数少ない大規模な催しでした。
長年に渡ってエイズ基金を集め続けているBC/EFA主催の催しで、毎年、西44番ストリートと45番ストリートの間にあるシューバート・アリーで開催されます。1日掛かりのこの催しでは、68のテーブルが用意され、73人のスター達が参加し、グッズが売られたり、サインをしてくれたりと夢のような時間が過ごせ、事前から参加できる206品ものオークションも開催されました。BC/EFAの記事は、こちらからごらんいただけます。

今までの30回のトータルで、1,260万ドルの基金を集めることができたそうで、今回の金額は、昨年達成した756,655ドルという記録を破って最高額となったそうです。BC/EFAの常任理事のトム・ヴィオラさんは、以下のように語られました。
「このイベントが、時にステージ上で働き、あるいは裏方を務め、また客席から応援を送る、我々全てのブロードウェイファンにとって、1年で最も重要な日になったことを、とても誇らしく思いますし、ワクワクもしています。ブロードウェイ・フリー・マーケット&グランド・オークションを通じて集まったお金の全てが、BC/EFAが続けている、最も助けを必要としている方々の生命を救う重要な支援として、我々のコミュニティとアメリカ全土に還元されます。プレイビルへのサイン、小道具、通行人役体験、初演のパックチケットなどを通じて集めた基金は、誰かの人生を変えられる可能性を持っているのです。」

各テーブルは、ブロードウェイやオフ-ブロードウェイのショー、劇場主、プロダクション、組合、マーケティンググループ、チケット会社、版権所有者、ファンクラブ等が設置していて、ファンなら自分のコレクションに加えたくなるユニークなグッズが満載だそうです。サイン入りの「ウェイトレス」のショーからカットされたシーンで使われた壊れたギターや、グロリア・エステバンさんとエミリオ・エステバンさんのサイン入りの「オン・ユア・フィート!」の銀色に輝くジャケットや、「ハミルトン」のキャストのサイン入りの「Reynolds Pamphlet」のコピーもあったそうです。これらのテーブルから集まった金額は、395,601ドルで、一番多くの額を集めたのは「ハミルトン」で、38,976ドルだったそうです。

またライヴ・オークションでは、過去最大の301,400ドルが集まったとのことです。最も人気のあった出品は、いくつかのブロードウェイの人気のショーに通行人の役で出演できる権利で、最高額を記録したのは、「キンキー・ブーツ」の通行人役で、15,000ドルで落札されました。
大女優のベット・ミドラーさんが主演する「ハロー・ドーリー!」の、多くの著名人が参加するアフターパーティの入場パスがセットになった初演チケットは、13,000ドルで落札され、全部で19個出品されたパーティのパス付きの初演チケットは、トータルで67,150ドルを記録しました。
その他の人気出品は、BC/EFAの別の基金イベントの「Gypsy of the Year」や「Easter Bonnet Competition」の審査員になる権利で、12,000ドルで落札されました。また通行人役では、「ウィキッド」が10,500ドル、「ビューテイフル-ザ・キャロル・キング・ミュージカル」が9,750ドル、「オペラ座の怪人」が8,000ドルで、それぞれ落札されたそうです。

これらの物品販売に加えて、スター達のサインがもらえるテーブルや写真撮影のブースも大盛況で、トータルで22,511ドルが集まったとのことです。

BroadwayWorld.comでは、たくさんの写真を紹介しています。物品販売のほうは、こちらから、またサインテーブルのほうは、こちらからどうぞ。

「美女と野獣」25周年イベントでランズベリーさんが歌を披露

2016-09-23 00:01:17 | Musical News Broadway イベント他
ディズニーのアニメ映画「Beauty and the Beast 美女と野獣」の25周年のイベントで、ポッツ夫人の声を吹き替えていたアンジェラ・ランズベリーさんが、歌声を披露したそうです。(写真は、ランズベリーさんです。)

9月18日に、ニューヨークのアリス・タリー・ホールで開催されたディズニーのアニメ映画「美女と野獣」の25周年記念の上映会に、主要キャラクターの吹き替えを担当していた、ロビー・ベンソンさん(野獣)、ペイジ・オハラさん(ベル)、リチャード・ホワイトさん(ガストン)、そしてデイムの称号を持つアンジェラ・ランズベリーさんが出席されました。
上映のあと、作曲のアラン・メンケンさんの伴奏で、ランズベリーさんが「Beauty and the Beast」を歌われたそうです。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。ランズベリーさんが歌っていらっしゃる映像もごらんいただけます。

ランズベリーさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらんいただけます。



ブロードウェイコン2017、大勢のスターが続々参加表明

2016-08-08 00:00:15 | Musical News Broadway イベント他
来年(2017)の第2回目となるブロードウェイコンに、多くのスターが、参加表明をしているようです。(写真は、Playbill.comの記事に使われているもので、向かって左からジュリア・マーニーさん、キャロリー・カーメロさん、ジェイ・アームストロング・ジョンソンさん、ジョージ・タケイさんです。)

今年(2016)の1月22日から24日の3日間、ニューヨーク・ヒルトン・ミッドタウンで開催された史上初のブロードウェイコンは、観測史上2番目の大きさというスノーストームに見舞われたものの、世界の各地から延べ5,000人以上もの参加者が集まり、大成功を収めました。これを受けて、来年は、1月27日から29日の3日間、今年よりも広いジャビッツ・センターで開催されることとなりました。

規模が大きくなったのは会場だけでなく、イベントそのものも、プログラムやエンターテイメントを充実した内容を計画しているそうです。
すでに、ローラ・ベナンティさん、ジョン・キャメロン・ミッチェルさん、ベンジ・パセクさん、ジャスティン・ポールさん、ハビエル・ムノスさん、フレディ・ウォーカー-ブラウンさん、レベッカ・ルーカーさん等が参加を表明していましたが、さらに、ジョージ・タケイさん、キャロリー・カーメロさん、オキリート・オナオドワンさん、リード・バーニーさん、ジュリア・マーニーさん、ティナ・ランドウさん、ライアン・レッドモンドさん、ジェイ・アームストロング・ジョンソンさんも、参加を表明しました。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。

チケット販売は、すでに4月11日から始まっており、券種は、1日券(95ドル)、週末3日間すべて入場できる一般券(250ドル)、そして、特典満載の500枚限定のゴールドパス(600ドル)の3種類ですが、ゴールドパスは、すでに売り切れになってしまいました~! 今年のブロードウェイコンでは、開催間近では、3日間通しの券も売り切れになっていたので、ご興味のある方は、早めにチケットをお求めになったほうがいいかも知れません。ブロードウェイコンのサイトは、こちらからどうぞ。

また、4月に、2017年のブロードウェイコンについてお知らせしたこのブログの記事は、こちらからごらんいただけます。

ブロードウェイ俳優達が路上で一夜を過ごす- スリープ・アウト

2016-08-06 00:00:00 | Musical News Broadway イベント他
毎年開催される「ブロードウェイ・スリープ・アウト Broadway Sleep Out」が、今年も開催されるそうです。(写真は、スリープ・アウトの様子です。)

今年は、8月15日にイベントが催され、路上で暮らす子供や若者を支援する国際的NGOコベナントハウスで、50人以上のブロードウェイ関係者が参加して、ニューヨークの路上で一夜を過ごすそうです。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。

このイベントについて、コベナントハウス・インターナショナルの役員の1人で女優でもあるキャパシア・ジェンキンズさんは、以下のように語りました。
「昨今、国内や海外のあちこちで暴力が発生しているので、できる限り愛を注ごうと頑張っています。このやり甲斐のある活動も4年目を迎え、広い心で頑張りつつけているブロードウェイ・コミュニティの一員であることを誇りに思っています。コベナントハウスの素晴らしい子供達が、私の魂に力を与えてくれるのです。」

ジェンキンズさんをはじめ、ブロードウェイで活躍するスターや監督、技術や舞台裏のスタッフが大勢参加するそうで、その中には、ステファニー・J・ブロックさん、ジェフ・カルフーンさん、リリ・クーパーさん、マックス・クラムさん、ローラ・オスネスさん、エリザベス・A・デイビスさん、ダリアス・デ・アースさん、モンテゴ・グローバーさん、オードラ・マクドナルドさん、ロリー・オマーリーさん等がおられます。Playbill.comからも、マイケル・ジオラさんが参加して、当日の様子をリポートするとのことです。
この「スリープ・アウト」は、一晩だけの基金集めのイベントで、コベナントハウスの子供や若者達が、460 W. 41st Streetにある保護シェルターで、ブロードウェイ・コミュニティの人達と会って話をすることから始まります。その後、ブロードウェイからの参加者は、段ボール箱と寝袋を受け取り、夜を過ごすための歩道の一画が割り当てられます。

寄付は、イベントのサイトを通じて集められます。こちらからどうぞ。「Participants」と「Team」と書かれており、「Participants」のほうでは、全参加者の写真が並んでいて、その下に名前・目標額・金額と現時点でどのくらい集まっているか・何回目の参加かが書いてあります。また「Team」のほうは、ショーや団体として参加している参加者が並んでいます。
自分が応援したい人・団体の写真をクリックすると、各自のページが開け、そこには、なぜ参加したのかと、その人が出演したショーの一覧が書いてあります。ページの下の方にある「Donate Now」という青い囲みをクリックすると、寄付のページになります。
アメリカでは、こういうスタイルの基金集め、多いですよね。基金集めのためのウォーキングとかマラソン等のイベントが開かれ、それに参加する人が、自分が歩く(走る)ので、それを応援してもらう形でン、ネットを通じて寄付を呼びかけるというスタイルですね。AIDS基金等でも、AIDS ウォークとして、ニューヨークやロサンゼルス等で開催されて、ニューヨークのAIDS ウォークには、お友達の俳優さんが毎年参加するので、私も、彼を応援するために寄付させていただいています。

昨年(2015)のイベントは、8月17日の月曜日に開催され、ニューヨークのホームレスの人達を助けるための基金が、26万ドルも集まりました。様々な事情から帰る家を持たない子供達、若者達にとって、コベナントハウスは、彼らの身を守り、支えてくれる場所です。
ブロードウェイで働く参加者達と会う機会を得た彼らは、自分の身の上をうち明けるだけでなく、「どうすれば、やる気を失わずにいられるのか」、「孤独だと思ったことはある?」、「どうやって今の仕事を手に入れたの?」、「親とうまくいかなかったことがある?」、「そんな時、あなたは、どうしたの?」等、いろいろ質問してくるのだそうです。

ブロードウェイの第一線で活躍する人達が、自分達に会いに来てくれて、基金を集めるために路上で一夜を過ごしてくれるということが、どれだけ彼らを勇気づけることでしょう!今年もたくさんの寄付が集まるといいですね~!

2016イースターボンネットの優勝は、「ハミルトン」

2016-04-27 12:00:03 | Musical News Broadway イベント他
4月26日に、今年で30回目となるAnnual Broadway Cares/Equity Fights AIDS Easter Bonnet Competitionの結果が発表され、「ハミルトン」が、最多の寄付を集めて優勝したそうです。(写真は、当日、今回集まった基金総額を発表している時の写真です。)

今回のコンペティションは、4月25、26日にミンスコフ劇場で開催されました。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。またroadway Cares/Equity Fights AIDSのサイトの記事は、こちらからごらんいただけます。

このEaster Bonnet Competitionは、1987年に第1回目が開催され、以来、Broadway Cares/Equity Fights AIDSというアメリカ最大の非営利AIDS基金団体のために寄付を集める目的で毎年行われています。
Easter Bonnet Competitionは、6週間かけて、それぞれのプロダクションが、カーテンの前でスピーチをしたり、サイン入りのポスターやプログラムを販売したり、オークション、クラブでのパフォーマンス等、さまざまな方法で寄付を集めます。そして、一番たくさん寄付を集めたプロダクションが、このコンペティションの優勝者となるわけです。
またボンネットのコンテストでは、その時点でBroadway、Off-Broadway、ツアーで上演中のプロダクション(全てのプロダクションが参加するわけではありません。)が、それぞれのプロダクションのキャストがデザイン・作製したボンネットを、寸劇や歌、ダンス等のパフォーマンスの中で披露し、ボンネットとパフォーマンスの出来を競い合います。そして、このコンテストで、 優勝したプロダクションが、コンペティションの第2位となります。

今回も、50以上のブロードウェイ、オフブロードウェイ、全米ツアーのカンパニーが参加し、歴代最高額となる5,528,568ドルが集まりました。
優勝は、グラミー賞とピューリッツァー賞を獲得したミュージカル「ハミルトン」で、516,029ドルを集めました。そして、何と、パフォーマンスのほうでもベストパフォーマンス賞を獲得し、優勝、準優勝を独占しました!すごいですね~!おめでとうございます!
他のブロードウェイミュージカルカンパニーの上位は、ジャージー・ボーイズ(266,996ドル)、 ブック・オブ・モルモン(259,496ドル)、ライオンキング(164,151ドル)でした。またブロードウェイのドラマカンパニーは、「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」(68,282ドル)と「ザ・ヒューマンズ」(68,083ドル)が、同点首位となりました。
オフブロードウェイでは、アベニュー Q がトップとなり、27,501ドルを集め、全米ツアーカンパニーでは、「ブック・オブ・モルモン(Latter Day)」の362,842ドルが1位で、以下、「ウィキッド(Munchkinland)」の320,581ドル、「キンキーブーツ」の266,812ドル、「ニュージーズ」の246,523ドルでした。

このイースターボンネットコンペティションには、2000年の第14回の時、当時ブロードウェイで「スウィング!」に出演していたMichael君(マイケル・グルーバー)も、参加したんですよ~。その時のことを、ご紹介した記事は、こちらからごらんいただけます。

2017ブロードウェイコンは、1/27-29に開催

2016-04-08 12:35:50 | Musical News Broadway イベント他
史上初の開催となった今年(2016)のBroadwayConの大成功を受けて、来年(2017)も1月に開催を予定しているそうです。(写真は、今年のブロードウェイコンの模様です。)

今年の1月22日から24日の3日間、ニューヨーク・ヒルトン・ミッドタウンで、史上初のブロードウェイコンが、会期中、観測史上2番目の大きさというスノー・ストーム(吹雪を伴う嵐)に見舞われた中、開催されました。
悪天候にも負けず、アメリカ国内からだけでなく、オーストラリア、ニュージーランド、南米、アジア、イギリス、フランス等、世界のいろいろな国からも多くの人々が、リン-マニュエル・ミランダさん、サラ・バレイルズさん、ジョナサン、グロフさん、ブライアン・ダルシー・ジェームズさん、「レント Rent」の20周年に集まった面々等、多くのスターに会うために参加し、延べ5,000人を超える劇場ファンが、会場となっていたニューヨーク・ヒルトン・ミッドタウンに集まりました。

コンベンションでは、多くの俳優、制作者、業界関係者と間近に会う機会があり、パネルデスカッション、パフォーマンス、ワークショップ、プレゼンテーション、サイン会、撮影会、コンサート、関係者との歓談や質問コーナー、販売コーナー等が参加者を出迎え、Playbill.comのブースでは、最終日の終了時間を待たずに完売になってしまったそうです。コスプレをして参加する人も多く、「ウィキッド」のエルファバやスウィーニー・トッド等、様々なブロードウェイのキャラクター達に扮して、このイベントを満喫していたそうです。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。イベントの動画もごらんいただけます。

この大成功を受けて、第2回目のコンベンションが、2017年1月27日から29日までの3日間に渡って開催されることとなりました。会場は、より広いジャビッツ・センターで行われるそうです。センターのサイトは、こちらからごらんいただけます。
今のところ、ブロードウェイコンの生みの親であるアンソニー・ラップさんをはじめ、ケリ・オハラさん、シンシア・ニクソンさん、クリストファー・ジャクソンさん、クリスティン・エバーソールさん、サンティノ・フォンタナさん等、多くのスター達が参加を表明しているそうです。
今年のチケットは、昨年の3月に発売されたのですが、2回目となる来年のチケットは、今年の第1回目に参加した人達向けの先行販売(eメールを通じて)が、現地時間の本日4月8日から始まり、一般販売は、ブロードウェイコンのサイトで、4月11日の午後1時から始まるそうです。券種は、1日券(95ドル)、週末3日間すべて入場できる一般券(250ドル)、そして、特典満載の500枚限定のゴールドパス(600ドル)の3種類です。サイトは、こちらからどうぞ。

このブログで、今年のコンベンションについてお知らせした記事は、下記からごらんいただけます。来年は、お天気に恵まれるといいですね~!
2016年1月に初のブロードウェイコン開催
BroadwayCon開催!1/22-24

「NOW That's What I Call Broadway!」の曲目発表

2016-04-01 00:01:12 | Musical News Broadway イベント他
複数のアーティストが参加するアルバムシリーズとして発売予定の「NOW That's What I Call Broadway!」の曲目が発表されました。(写真は、アルバムの中で歌声を披露している「ウィキッド」のクリステン・テノウェスさんとアイディーナ・メンゼルさんです。)

4月29日に発売予定の「NOW That's What I Call Broadway!」は、18曲が収録されることになっているそうで、音源が、オリジナルキャストによるレコーディングからのものであることが特徴の1つとなっています。「キャッツ」、「シカゴ」、「コーラスライン」、「エビータ」等、名だたるミュージカルからの18曲です。

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。 曲目は、以下の通りです。 発売が、楽しみですね~♪

1. 「Seasons of Love」(「Rent レント」オリジナル・ブロードウェイ・キャストアルバムより)
2. 「Defying Gravity」( 「Wicked ウィキッド」クリステン・テノウェスさんとアイディーナ・メンゼルさん)
3. 「All That Jazz」(「Chicago シカゴ」チタ・リベラさんとオリジナル・ブロードウェイ・キャスト)
4. 「On the Balcony of the Casa Rosada/Don’t Cry For Me Argentina」(「Evita エビータ」ボブ・ガントンさん、パティ・ルポーンさん、マンディ・パティンキンさん)
5. 「The Music of the Night」(「The Phantom of the Opera オペラ座の怪人」マイケル・クロフォードさん)
6. 「Memory」(「Cats キャッツ」ベティ・バックリーさん)
7. 「I Dreamed A Dream」(「Les Misérables レ・ミゼラブル」ランディ・グラフさん)8. 「And I’m Telling You I’m Not Going」(「Dreamgirls ドリームガールズ」ジェニファー・ホリデーさん
9. 「Ease On Down the Road」(「The Wiz ウィズ」ステファニー・ミルズさんとオリジナル・ブロードウェイ・キャスト)
10. 「Sherry」(「Jersey Boys ジャージー・ボーイズ」クリスチャン・ホフさん、ダニエル・リチャードさん、J・ロバート・スペンサーさん、ジョン・ロイド・ヤングさん)11. 「Mama, I'm a Big Girl Now」(「Hairspray ヘアスプレイ」ローラ・ベル・バンディさん、ケリー・バトラーさん、ハーベイ・ファースタインさん、リンダ・ハートさん、ジャッキー・ホフマンさん、メリッサ・ジャレット・ウィノカーさんとオリジナル・ブロードウェイ・キャスト)
12. 「Mamma Mia」 (「Mamma Mia! マンマ・ミア!」シオブハン・マッカーシーさん、ニコラス・コリコスさん、ポール・クラークソンさん、ヒルトン・マクレーさんとオリジナル・ロンドン・キャスト)
13. 「Will You Love Me Tomorrow」(「Beautiful: The Carole King Musical ビューティフル:キャロル・キング・ミュージカル」ジェシー・ミューラーさん)
14. 「Tomorrow」(「Annie アニー」アンドレア・マクアードルさん)
15. 「When I Grow Up」(「Matilda マチルダ」ローレン・ウォードさん、ベイリー・リオンさんと オリジナル・ブロードウェイ・キャスト)
16. 「Circle of Life」(「The Lion King ライオン・キング」ツィーディー・レ・ロカさんとオリジナル・ブロードウェイ・キャスト)
17. 「Finale: Children Will Listen」(「Into the Woods イントゥ・ザ・ウッズ」バーナデット・ピーターズさん)
18. 「One」(「A Chorus Line コーラスライン」オリジナル・ブロードウェイ・キャスト)

ブロードウェイ版「マイ・フェア・レディ」60周年の記念映像

2016-03-16 12:00:16 | Musical News Broadway イベント他
今年で開幕から60周年を迎えたブロードウェイ・ミュージカル「マイ・フェア・レディ」。Playbill.comでは、これを記念して、いろいろな人が歌う「I Could Have Danced All Night」の映像を公開しています。(写真は、ブロードウェイのオリジナルカンパニーでイライザを演じたジュリー・アンドリュースさんとヒギンズ役のレックス・ハリスンさんです。)

60年前の1956年3月15日に、ブロードウェイの、今は無きマーク・ヘリンジャー劇場(現タイムズ・スクエア教会)で、名作ミュージカル「マイ・フェア・レディ」が開幕しました。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。ブロードウェイ・オリジナルキャストのアンドリュースさんの映像から始まって、映画版のオードリー・ヘップバーンさん等、11本の映像をごらんいただけます。

このミュージカルの原作は、ジョージ・バーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』(Pygmalion)です。1956年3月15日から1962年2月24日まで前述のマーク・ヘリンジャー劇場で上演され、その後1962年2月28日から4月14日までブロードハースト劇場、同年4月18日からブロードウェイ劇場で上演され、同年9月29日に閉幕、トータル上演回数は2,717回で、2016年2月24日時点のブロードウェイのロングラン記録の20位となっています。
1957年のトニー賞では、作品賞、主演男優賞、主演女優賞等を含む10部門でノミネートされ、そのうち作品賞、主演男優賞(レックス・ハリスンさん)、舞台装置デザイン賞、衣装デザイン賞、指揮者・音楽監督賞、監督賞の6部門で受賞を果たしました。

1964年には映画化されたのですが、必ずヒットする映画にしたいという思いから、ブロードウェイ・オリジナルキャストではなく、映画界のスターをキャスティングすることになり、イライザ役には、アンドリュースさんではなく、オードリー・ヘップバーンさんが選ばれました。ヒギンズ役も、当初はゲーリー・グラントさんが依頼されたのですが、彼が、「舞台で演じたレックスがやるべきだろう。」と断ったため、レックス・ハリスンさんが演じることになりました。他にも、イライザの父親役のスタンリー・ホロウェイさんも、ブロードウェイ・オリジナルキャストからの出演でした。
映画版も大ヒットとなり、1965年の第37回アカデミー賞では、12部門でノミネートを受け、そのうちの作品賞、監督賞、主演男優賞を含む8部門で受賞を果たし、第37回アカデミー賞の最多受賞作品となりましたが、主演女優賞は、映画版のイライザ役を逃しだアンドリュースさんが、「メアリー・ポピンズ」(最多の13部門でノミネート、うち5部門を受賞)の演技で見事獲得したのでした。
これには、アンドリュースさんに同情票が入ったとも言われていますが、ペップバーンさんは、歌の一部が別の歌手によって吹き替えられていたのに対し、アンドリュースさんは、全てを自分で歌っていた点が大きかったようです。主演映画が、作品賞や主演男優賞を受賞した中、主演女優賞を逃したヘップバーンさんは、とても悔しがっていたそうです。

「マイ・フェア・レディ」のブロードウェイでの詳細は、こちらからごらん下さい。アンドリュースさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからどうぞ。また、ヘップバーンさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからどうぞ。

ライザ・ミネリさんの名シーン 25選!

2016-03-14 12:00:09 | Musical News Broadway イベント他
長年に渡って、スクリーンでもステージでも活躍を続けて来られた大スター、ライザ・ミネリさんが70才になられたのを記念して、Playbill.comが、彼女の素晴らしいパフォーマンス25選を紹介しています。(写真は、ライザ・ミネリさんです。)

先日の3月12日の土曜日に、ミネリさんは、70回目の誕生日を迎えられました。

Happy Birthday, Liza!

映画監督のビンセント・ミネリさんを父に、大スターのジュディ・ガーランドさんを母に生まれたミネリさんは、まさにミュージカル界生え抜きのサラブレッド!幼い頃から、ジーン・ケリーさんやフレッド・アステアさん、フランク・シナトラさん等のレジェンドに囲まれて育ち、早くからその比類なき才能を発揮してきました。

その彼女の70才を記念して、Playbill.comでは、25の名シーンを紹介しています。記事のほうは、こちらからどうぞ。画面を下の方にスクロールしていただくと、ミネリさん19才の時のブロードウェイデビューの映像に始まって、お母さんのジュディ・ガーランドさんとの共演の映像など、貴重な映像をごらんいただけます♪ ミネリさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらん下さい。

2016ブロードウェイで一番ロマンティックなラブソング

2016-02-16 12:00:17 | Musical News Broadway イベント他
BroadwayWorld.comが、バレンタインズデーに因んで、1,000人を超えるのスターやプロデューサー等、業界関係者に、「今までで一番ロマンティックなBroadwayのラブソングは?」と質問したそうです。(写真は、記事に使われているものです。)

BroadwayWorld.comでは、毎年、この企画を行っているようで、今回も多くの回答を得ることができたそうです。回答一覧のページは、こちらからどうぞ。
とにかく、回答が膨大なので、かいつまんで、その一部をご紹介させていただきますね。名前の後ろにあるのは、出演作、手がけた作品、もしくはその人の紹介です。また「」は作品名で、『』は歌の名前です。

ザッカリー・レビさん(She Loves Me, First Date )
これが、厳密にラブソングになるのかどうかわからないんですが、「BIG RIVER」の『Worlds Apart』が大好きなんです。つまり、これって、友情の歌ですよね。でも、もっと大きな概念では、ラブソングだと思うんです。ショー全体、スコア全体が、とても素晴らしい。私のお気に入りですね。

アンソニー・ラップさん( If/Then, Rent, You're a Good Man Charlie Brown )
ちょっと見え見えかも知れないけど、本当なんです。「Rent」の『I'll Cover You』

ケリ・オハラさん(The King and I, The Bridges of Madison County, South Pacific, The Light in the Piazza)
いくつかあるんですが、「The Light in the Piazza」の『Love to Me』は、間違いなくその内の1つです。彼女に何て言えばいいのかわからない、そんな彼が「君を愛してる。だって、君は、自分が愛すべき人だってことに気づいてないから」って歌うところが好きなんです。

ニール・パトリック・ハリスさん(Hedwig and the Angry Inch, How I Met Your Mother, Company, Cabaret, Assassins, Proof, Sweeney Todd)
「JEKYLL & HYDE」アルバムの『Love Has Come Of Age (with Colm Wilkinson)』彼の声は、驚異的なんです!いつも、自分の結婚式で、あの歌をコリンに歌ってもらいたいと夢見ているんですが、叶いそうもないですよね・・・

ウーピー・ゴールドバーグさん(THE VIEW )
「CAROUSEL」の『If I Loved You』

ジョン・キャメロン・ミッチェルさん(Hedwig and the Angry Inch, The Secret Garden, Six Degrees of Separation)
Mary MacGregorの『Torn Between Two Lovers』

ケルシー・グラマーさん(Finding Neverland, LA CAGE AUX FOLLES)
「CAROUSEL」の『If I Loved You』

キャサリン・ゼタ・ジョーンズさん(A Little Night Music)
「A LITTLE NIGHT MUSIC」の『Send in the Clowns』

チタ・リベラさん(West Side Story, Chicago, Kiss of a Spider Woman, Nine, Bye Bye Birdie, Broadway Legend)
「ZORBA」の『Only Love (by Kander & Ebb)』 歌詞はシンプルで、メロディがとても美しいところが大好きです。

スーザン・ボイルさん(International Singing Sensation)
「THE PHANTOM OF THE OPERA」の『Music of the Night』

キャメロン・マッキントッシュさん(The Phantom of the Opera, Cats, Les Miserables, Miss Saigon, Song and Dance, Little Shop of Horrors, Mary Poppins)
「SOUTH PACIFIC」の『Some Enchanted Evening』

スカーレット・ヨハンセンさん(Cat on a Hot Tin Roof, A View From The Bridge)
「MY FAIR LADY」の『I've Grown Accustomed To Her Face』

マイケル・クロフォードさん(The Wizard of Oz, The Woman in White, Dance of the Vampires, The Phantom of the Opera, Barnum, Billy, Flowers for Algernon)
「CAROUSEL」の『If I Loved You』が、最も完璧なラブソングだと思います。歌詞とメロディがマッチして、荘厳です。

アイディーナ・メンゼルさん(If/Then, Wicked, Rent)
「WEST SIDE STORY」の『One Hand, One Heart』 私のお気に入りです!

ドナ・マッケニーさん(How to Succeed in Business, A Chorus Line, Promises, Promises, Company, On the Town, Can-Can, Annie Get Your Gun, State Fair, Follies, Babes in Arms)
簡単な質問だと思います・・・いえ、そんなことないわね。前回は、『If Ever I Would Leave You』って言いましたっけ?『Always』?『My Heart is So Full of You』?『Some Enchanted Evening』? ね、私の言う意味がわかるでしょ?もっと新しいのにしなくちゃダメなのに、昔のショーのことばかり考えてしまうんです。いいわ・・・「Saturday Night」の『So Many People』を、今、再発見したわ。だから、これにします。

ライザ・ミネリさん(LIZA'S AT THE PALACE...!, Flora, The Red Menace, Chicago, The Act, The Rink, Victor/Victoria)
「FLORA, THE RED MENACE」の『A Quiet Thing』

アダム・パスカルさん(Memphis, Aida, Cabaret, Rent)
「Chess」の『Anthem』典型的な男女のラブソングじゃなくて、1人の男の祖国へのラブソングなんです。

ニック・アダムスさん(Priscilla Queen of the Desert, La Cage Aux Folles, A Chorus Lin)
「The Music Man」の『Till There Was You』

オーランド・ブルームさん(Romeo and Juliet)
難しい質問ですね。私のお気に入りのブロードウェイのラブソング・・・『Losing My Mind』かな。彼の曲は、どれもとても美しいから。

ケン・ペイジさん (Ain't Misbehavin', Cats, Guys and Dolls, The Wiz)
お気に入り その1は、「THE FANTASTICKS」の『Soon It's Gonna Rain』。本当は、Off-Broadwayのショーなんで、別の歌も挙げましょう。その2は、「RAISIN」の『Sweet Time』です。これは、愛を続けていこうというラブソングなんです・・・最初に何が愛を芽生えさせたのか、そして、どうやって育んでいけばいいのか。しかも、都会風のブルージーなジャズサウンドが素晴らしいんですよ。

デビー・レイノルズさん(Woman of the Year, Debbie, Irene)
「KISMET」の『And This is My Beloved』なぜって、アルフレッド・ドレイクに一目惚れしてしまったから。


他にも、たくさんの方々が、ご自分の一曲を挙げていらっしゃいます。どうして好きなのかを書いている方もけっこういらっしゃって、その理由を読むのも楽しいですね♪
皆さんのお気に入りのBroadwayラブソングは、どれでしょうか?ステキな歌がたくさんありますから、選ぶのが難しいですよね。
ナズは、パッと思いつく歌が2つあって、どちらも、Michael君が主演したのを見たミュージカルからなんですが、1つ目は、コール・ポーター作の「Anything Goes」の『All Through the Night』。一目惚れした女性にすでに婚約者がいて、船旅に出掛けてしまうと知って、矢も楯もたまらず、船に密航してしまったビリーが、その愛する女性ホープと共に、「日が昇れば、君と一緒にいられない。夜の間だけ、こんなにもそばにいられる」と、優しいメロディにロマンティックな歌詞がとてもステキな歌です。
もう1曲は、「Singin' in the Rain」の『You Were Meant For Me』です。主人公のドンが、「君は僕のために、僕は君のために作られた。君は、天使達が送ってくれた人で、天使達は、僕だけのために君を作ってくれたんだ」と、ロマンティックにキャシーに歌いかけます。こちらも、柔らかで軽やかなメロディに、愛に溢れた歌詞がついたステキな歌なんです。
「Anything Goes」と「Singin’ in the Rain」に関しての、このブログでの記事は、下記からごらんいただけます。
Anything Goes in Stratford
Michael君のSinginのCD
舞台の上のプロポーズ
雨に唄えばってどんなミュージカル?
Singin' 映画版こぼれ話
ステージに雨を降らせる
台の上でサイレント映画上映
映画版と舞台版
ジーン・ケリー
ドナルド・オコーナー








史上初のBroadwayCon開催!- 1/22-24

2016-01-14 00:00:30 | Musical News Broadway イベント他
以前、こちらのブログでもご紹介致しましたが、劇場ファン・ブロードウェイファンの夢、ブロードウェイコンが、1月22~24日に開催されます~!(写真は、イベントのポスターです。)

「Rent」や「If/Then」でおなじみのアンソニー・ラップさんが、イベント主催者のメリッサ・アネリさんと共にBroadwayファン、劇場ファンのために計画した初のブロードウェイコンベンションの開催が近づいて来ました!
会場は、ニューヨーク・ヒルトン・ミッドタウンで、すでに3日間通しのチケットは完売してしまったそうですが、まだ1日券は発売されているとのことです。協賛パートナーでもあるPlaybill.comの記事は、こちらからどうぞ。ブロードウェイコンのガイドは、こちらからごらんいただけます。ブロードウェイコンのサイトは、こちらをごらん下さい。また以前、このブログでご紹介した記事は、こちらからどうぞ。

パネル展示、パフォーマンス、ワークショップ、プレゼンテーション、サイン会、撮影会、コンサート、関係者との歓談や質問コーナーと、ファン垂涎の企画が目白押しのこのイベント、きっと大盛り上がりになることでしょうね!参加されるご予定の方がいらっしゃいましたら、ぜひ楽しい時間を過ごしていらして下さいね♪