ちゃたろう山日記+

山の日記や日々のたわごと

飛越の山 水無山へ

2012年04月09日 | 登山記録


今日は絶好の好天予報。土曜日からどこに行こうかとやきもちしつつ、行った事のない山として飛越国境の水無山とした。
この山は人形山と金剛堂山の間に位置する地味な山ではありますが。頂上からの展望はよさそうで高山からのアプローチが
できるので遠征距離もまだ手ごろな範囲なのです。

という訳で未明に車を走らせ登山口に4時過ぎに到着。前日の雪は麓でも積もった様でうっすらと雪が残っていた。5時半
出発。集落の直ぐ脇の尾根から取り付いて登りだす。尾根は植林と広葉樹がところどころ入り混じっておりいくつかのアップ
ダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げてゆく。昨日の雪がかなり積もっていて最初の頃は軽いラッセルだったが、高度を
上げるにつれ、積もった雪がだんだんと重くなり、スキーの先端を引き上げるのに難儀する状態となる。標高1250mから
先は広葉樹がまばらに広がる尾根を頂上目指して行くのだが頂上直下にきて目の前に雪庇の壁が現れる。どう考えても雪庇を
切り崩して登れる状態ではなく、少し降りて雪庇の切れた稜線から取り付きなおして頂上に到着した。快晴の頂上からは人形
山金剛堂山から白山、北アルプスまでぐるりと見渡せ、誰一人いない頂上でまったりとした時間を過ごして幸せであった。

春の山に立つ幸せをしみじみと感じつつ暖かな昼食を取る。
帰りは上り返しのある尾根を避けて1450m付近から谷を1000mまですべり降りることにしたが、降りてみると結構狭
い谷でおまけに昨日降った雪が積もって暖かい春の日差しで、ターンしにくく、暑い風呂の中にいる状態で1000mボトム
に着いた頃は汗びっしょりとなった。さらにここからは100mほど上り返して登ってきた登山道に合流。

登山道の先も少し登り返しがあるためにシールのままで難儀しながら滑って下りて、ようやく1075mでシールを外すことが
できた。ここから先は標高が落ちたため重い雪と格闘しながら車のところまで降りていった。
春先の思わぬ雪に手こずった山行でした。

駐車地 5:33(520m)
1073m 7:25
1263m 8:45
水無山 10:40(昼食)12:25 (1505m)
1450m  12:45 谷下降点
谷ボトム13:10 (1080m)
1173m  13:45
駐車地 14:50


縁面距離 12km



標高1000mを越えると広葉樹が広がる


1263m付近の稜線


頂上からは展望よし




重い雪の谷底を滑る