ちゃたろう山日記+

山の日記や日々のたわごと

秋の三連休

2011年10月12日 | 山関係
この三連休、北アルプスの涸沢は過去最大の込み具合だったようです。
このところの山ガール&山ボーイブームで多分雑誌をみて一気に皆の目が涸沢に向いた結果なのでしょう。

一方僕たちが訪ねた徳本峠の方も、テント場公称10張りのところ30数張りはいったでしょうか?

でも、ここ徳本峠の込み様が他の山のテン場と違っていたのはソロテントよりもグループテント(4人用位)が多かったことでしょうか?
午前中に峠に到着したにもかかわらずテントを張るスペースに苦労した訳なのですが、テントを張ってくつろぎながらよくよく観察してみると、どうもここは年齢層が高いような気が・・。
どうやら高年齢層が、上高地から近くて体力的にも楽なこの峠に手軽に登ろうという人が多かったみたいですね。そして年配者なので装備を分担できるグループテントとなるのでしょうか・・。若者たちにソロテントをグループ張りするのが流行ってきているのとは随分対照的な気がしました。

『ヤングは涸沢に集合!年配者は徳本峠に集合!』ってところでしょうか?

翌日訪ねた蝶ヶ岳にしてもテント数は遥かに少ないのでありますが、まだ初心者と思われる山ガール&ボーイたちが結構いました。そうして蝶のテン場に到着して、「お~、スッゲ~この景色」などと感動している声を聞いてはなんとも微笑ましい気がしました。でその格好はといいますとこの秋の寒空でもハット&柄タイツな人たちが沢山いて、きっと寒い目をしただろうなと思いましたね。多分山ガール雑誌では秋の天気とウェア装備に関してはそれほど詳しく書かれていなかったのだろうと思いますが、秋の寒空できっとかなり懲りただろうと思います。まっ、寒い格好で失敗したり、涸沢の激込みにゲッソリしてしまった山ガール&ボーイは随分と多かっただろうとは思いますが、そうした経験(失敗)をへて徐々に山とはナンゾやと分かってくるのでしょう。と暖かい気持ちで見ておりました。

でもね これだけは分かってほしいのは、登りの人には道を譲るとか、テント場が混雑しそうな時には自分たちの空間(←ソロテント間の公共スペースのこと)を取らずに他の人のためにできるだけ詰めて張るとか そういう基本的な他者への心使いを、まずは一番大切にしてほしいなあ~とおじさんは思うのです。