塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ブラジルサッカー、遂に頂点に立つも

2016-08-22 00:23:19 | 日記
 ブラジルが自国開催の五輪で、遂にゴールドメダルを手にしました。

 この光景を前任者のドゥンガがどのように見ていたのか、は定かでありません。

 でも、この金メダルがブラジルサッカーのマイナス面を覆い隠す懸念がある、そんな気がします。

 ルセフ前大統領にこれだけの弾劾が叫ばれるわけですから、ブラジル・サッカー連盟のお偉いさんたちにも、同じような弾劾が寄せられても不思議ではありません。

 くしくも日本びいきであり

 「2002年のワールドカップは日本で」

 と強く願っていたジョアン・アベランジェが他界しましたが、このベルギー移民がブラジルを含む世界のサッカーを拡大させたことも事実ですが、同時に汚職を招いたことも同様です。

 ですから、この五輪金メダルが

 「サッカー連盟への厳しい追及を和らげてしまう」
 「チッチ体制への協力」
 「クラブの財政破綻や選手の契約」

 など、これまで幾度もささやかれてきた問題点が、再度先送りになってしまうのではないか。

 そう考える人がいなくてはいけません。

 確かに2014年のワールドカップ以降、ブラジルは威厳を失い、ネイマール以外に頼りになる選手もいないと囁かれてきました。

 今回の勝利は久々に勝利の余韻を味わえるわけですが、セレソンが抱える問題が、ゴールドメダルと共に消えたわけではありません。

 それは日本サッカー協会にも言えることですし、今後も論点を重視することに変わりはありません。
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