塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

かつて衝撃を与えたセレソンの快勝劇

2014-08-08 00:28:53 | 日記
 ブラジル・ワールドカップではドイツがセレソンから7得点を奪った事が、世界中を震撼させました。

 一方のセレソンも、コパ・アメリカの舞台では7-0という完封劇を飾った事があります。

 それは1997年のボリビア大会、対ペルー戦においてでした。

 指揮官マリオ・ザガロは中盤を菱形の4-4-2で先発を決め、2トップはロマーリオとロナウド、その背後にレオナルドを起用し、インサイドハーフにはデニウソンとフラビオ・コンセイソンを指名します。

 当然、中盤の底にはドゥンガが控えていました。

 ワールド・サッカーダイジェストは1997年9月号の表紙にレオナルドを起用し、その題名を

 「コパ・アメリカ97 史上最強のセレソン 強行日程もなんのその 凄すぎるぞブラジル!!」

 と銘打ち、彼らの強さを記事にしています。

 正直言いまして、両サイドバック、お馴染みのカフーとロベルト・カルロスを含めて守備陣の顔ぶれは脆弱です。

 ただ、攻撃陣はリザーブのエジムンド、ジャウミーニャを含めて得点力と技術力、そして良い意味で閃きが勝ち点3に結び付く面子が揃っていたのです。

 2014年のセレソンが

 「ネイマールに頼り過ぎ」

 と言われている観点からみれば、その様子はまるで異なります。

 また守備陣も、中央のアウダイールとゴンザウベスを今のルイスとチアゴ・シウバを比べた多ならば、GKも含めて現在の方が強固に感じます。

 恐らく2014年のセレソンは、閃き、言い換えれば感受性の高さでネイマールが突出していた、そして攻撃陣で彼と同じだけの技量を持つ選手がいなかったように思います。

 国籍と面子を気にし、ベップを指名しなかったことを、ブラジルサッカー協会は後悔しているのでしょうか?

 
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