サッカーには不自然な勝利はあるでしょうか。
仮に1986年ワールドカップ8強、イングランド代表対アルゼンチン代表において、あのマラドーナのハンドが認められたゴールで決着となれば、確実に不自然な勝利となりました。
1966年ワールドカップ決勝、イングランド代表対西ドイツ代表の試合では、現在でもジェフ・ハーストの放った得点(決勝点となる3得点目)は、ゴールラインを割っているか。
の判別は論争です。
ただ主審からすれば
1・得点はホームである、同時に開催国の重責を担うイングラン代表側に生まれた
2・仮にノーゴールであれば、貴賓席の女王陛下への顔向けができない
3・西ドイツ代表は既に、ワールドカップ優勝を経験している
などの葛藤が、ゴールを認めた心理的要因かもしれませんね。
現在ではいずれの得点も、VARで即座に得点とは認められないハンドが生まれます。
2009年ワールドカップ予選プレイオフ、ダブリンで開催のフランス代表対アイルランド代表において、ティエリ・アンリは得た得点はハンドであることを認めるも、判定が覆ることなく、ワールドカップには
「フランス代表」
が名を連ねます。
下手をすれば外交問題にまで発展する可能性すらあり、一方で南アフリカで見せたレイモン・ドメネクと選手たちのハレンチ行為が、恥の上塗りとなりました。
不自然な勝利にはやはり後味の悪さと、のちの罰が待ち受けているという証でしょうか。
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