２０１２年のパルセイロを考える

　パルセイロの公式ホームページによりますと、Ｊリーグから１１月３０日付けで、
提出した

　「Ｊリーグ準加盟申請」

　の書類が受理されたと、連絡があったそうです。

　これでパルセイロも将来のプロ化への足がかりを掴んだ形になります。

　僕自身は今年南長野運動公園に３回足を運びましたが、自戒を込めて言いますと、もっと
観戦すべきだったと思います。

　客商売は平日が休日になることが多いため、なかなか休暇申請をしなかった面もあり
ますが、

　「山雅はどうしてあんなにファンが押し寄せるのだろう？」

　と思うくらいなら、自分で観戦に出かけた方が早いですしね。

　パルセイロのフロントは年末年始の休業に入るまでに、さまざまな業務をこなすはずで
すが、来季のスポンサー集めもその中に含まれるはずです。

　山雅がＪ２で戦う為に、

　「スポンサー筋が随分彼らに流れてしまうのではないか？」

　そう危惧する声もありますから、大口、小口限らずスポンサーを見つけることは、来季
に向けての課題でしょう。

　選手は今季本当に頑張りましたから、来季は僕たちが頑張る番です。

　僕も日曜日の休暇申請を幾らか増やして、生観戦の機会を増やしてみようと目論んでい
ます。

タイミングがついていない。

　やはりタイミングがよくありませんでした。

　長野パルセイロがＪＦＬ初年度を２位で終えたことは、本当に意義ある出来事です。

　また現場を預かる薩川監督と小湊コーチにとっても、手ごたえを感じた１年だったと
思います。

　しかし山雅がＪ２に一足早く昇格してしまった為、パルセイロの露出が思うように
増えていないのが現状です。

　テレビ信州で毎日夕方４時３０分から

　「ゆうがたＧｅｔ！」
　
　というオリジナル番組が放送されているのですが、今日も山雅の特集がされていまし
た。

　もちろんパルセイロを応援する企画が組まれた時もありますし、テレビ各局が特別
彼らのみを贔屓にしているわけではありません。

　ただ

　「ニュース・バリュー」

　がアマチュア・リーグよりもプロ・リーグが上回るのは当然ですし、今長野県のサッカー
の中心が松本にあるのは致し方ない事です。

　逆に松本の盛り上がりが長野、白馬、そして千曲などに波及し、案外来シーズンは今季
以上にパルセイロの試合に観客が集まるような気がします。

　パルセイロと山雅は今後もお互いの存在を気にしながら

　「リーグ戦の順位と観客動員」
　「スタジアム周辺の整備と行政との協力」

　など、自分たちの存在価値を高めてゆくのでしょうね。

もし僕がキリン・ビールの従業員ならば

　もし僕がキリン・ビールの従業員ならば、ビール開発の責任者に

　「ブラジル・ワールドカップへの自社製品の売り込み」

　を訴えているかもしれません。

　スポーツナビによりますと、本来ブラジルではスタジアム内でのアルコール販売は
原則禁止されていますが、ワールドカップの期間中のみ、解禁されるというのです。

　僕は飲んだことは無いのですが、キリンにはビールでありながら、アルコール分ゼロ
という

　「フリー」

　という商品が、多くの支持を集めていると聞きました。

　アルコールが含まれれば人間の本性が変わるものですし、警備の慎重性も更に高まり
ます。

　フランス・ワールドカップでは、警備に当たっていたフランスの警察官がドイツ人か
ら暴行を受ける事件もありましたしね。

　アルコール販売の許可が降りたのは、ＦＩＦＡの要望のためですが、ブラジルだけでな
く彼らも警備、治安の面で責任を負う形になります。

　ならば

　「アルコール分ゼロ・パーセント」

　のキリンのビールが仮にワールドカップで販売できたなら、関係者からも喜ばれる
気がするんです。

　キリンは当然日本代表の公式スポンサーですし、ワールドカップに参加できたならば
それだけで波及効果があります。

　その一方でブラジルという市場の開拓ができたなら、更に有意義になるでしょう。