塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

休むこともサッカーには必要不可欠

2010-04-19 00:52:34 | 日記
 ワールドサッカーダイジェストの2010年2月4日号に、ポルトガル代表監督のカルロス・ケイロスのインタビューが掲載されています。このインタビューで、彼は1996年から1年間指揮を執った名古屋グランパスエイト時代を振り返り、「日本人は休むことの重要性を理解していない。」と述べています。

 ケイロスは休日にもかかわらず、同じ失敗を繰り返さないように練習していた選手と、目的意識を持たず闇雲にボールを蹴る練習をしていた選手を引き合いに出して、このコメントを発したのですが、僕は怪我をしている選手が試合にでることも自粛した方が良いと思うんです。

 例えばシーズン序盤の今、怪我を抱えながら試合に出場したとします。しかしシーズン中盤から後半にかけて怪我が悪化し、手術をしないかぎり完治しないという診断結果がでたとします。
 もしその際所属クラブが降格の危機に瀕していたとすれば、監督は手駒をひとつ減らされた形になってしまいますね。

 また試合中怪我が悪化すれば、交代枠をひとつ消化する形になってしまいます。
 サッカーは交代枠が「3」しかありませんし、その「3」で負傷の交代と戦術変更の交代という異なる意味合いの出来事の両方をこなさないといけません。

 ですから自分の体を守る為にも、クラブに負担をかけないためにも、選手達は休日は有意義に過ごし、故障を抱えている選手と体調不良を訴える選手は、潔く休む勇気を持つ必要があります。
 
 サッカーはコンディションが整わない選手がひとり混じっているだけで、他の選手に大きな負担がかかります。プロとしてコンディションの維持は重要な要素ですが、時にはベンチから試合を眺めることも、自分の眼を養うという意味では大切なことだと思います。
コメント (1)
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