NHKの「クローズアップ現代」でも取上げられた「コミュニケーション依存」。コラム「ケータイの力学」を書いておられる小寺信良氏は、この問題を、章を改めて「なぜ子供たちはつながりたがるのか」(1)~(4)で分析しておられる。ここでは筑波大学の土井隆義先生の講演を基調に、大人社会の価値観の変化や、子供社会のあり様の変化、そこで携帯やPCなどのツールを介して生じてきたコミュニケーション依存の諸問題について、幾つかの事例をあげて紹介されているが、それらの事例がすべてのコミュニケーション依存に当てはまるわけではない。
そこで新たにネット依存に関する情報を検索していたら「エンジェルアイズ」というネット依存に対応してくれる機関があることが分かった。
情報教育アドバイザー・ネット依存アドバイザーの遠藤美季さんという方が代表者で、現在青少年のネット依存と思われる事例への、より具体的な対応、アドバイスが提示されていて、本人や家族のための掲示板やメールでの悩み相談も受けてもらえる。
またこの遠藤美季さんが「キミのミライ発見 活用サイト」という河合塾のサイトに<ネット依存相談の窓口から>というタイトルで7回にわたって寄稿されているコラムで、コミュニケーション依存の現状について、とても丁寧で適切なアドバイスがなされている。
エンジェルアイズのサイトをリンクに追加していますので、ぜひ活用していただけるようにお願いします。また「キミのミライ発見」のサイトはトップページとリンクしていますので、LINEやSNSについて知りたい、あるいはネット依存のうちでも、コミュニケーション依存の現状や対処方法を知りたいという方は、「LINE・SNSとつきあう」や「ネット依存相談の窓口から」に目を通していただければと思います。
私が漠然と考えたように、やはりひと言でコミュニケーション依存と言っても、オンライン上でのバーチャルな人間関係に、ゲームやチャット、あるいは各種のSNSを通じて依存している場合と、メールやLINEを通じて学校などでの現実の人間関係に依存する場合とではかなり事情が違うようである。遠藤さんのコラムには、後者のネット依存について、「同調圧力」という初めて耳にする言葉が出てきた。これは簡単に言えば「みんながやっている」「仲間はずれになりたくない」という心理が、LINEから離れられないという依存状態を作りだしてしまうということだ。
前にも書いたように思春期は親に干渉されたくない、親の言うことを聞きたくないという時期であることともあいまって、自分の子供が、実は何にどう依存しているのかすらも把握することができていない親御さんが案外多いのではないだろうか。いつも携帯をいじっている、家にいる時は常に携帯やPCでネットをやっている、ということで「依存症なのでは」という危惧を感じている親御さんもおられるだろうと思うがそれでは、その先具体的にどうすればということになると、よく分からないという場合がほとんどなのだろうと思う。
まずどこからが「病気」と言えるのか、その線引きが分からない場合、ネットで検索すると、チェック項目みたいなサイトはいくつもあって、何個該当すると依存症の可能性があると判断できるようになっている。ただこれも、親が見て「あなたは依存症かもしれない」と言うのではなくて、あくまでも本人が「自分の今の状態はマズいんじゃないか」と気づくことからスタートすることが基本になる。親にできることは、本人が自分の現在の状態や、将来起きてくる問題について気づくことができるように手助けをすることだ。
エンジェルアイズの掲示板には、ネット依存に悩む本人からの書き込みがたくさんある。それを丁寧に読んでいくと、ネットから離れられなくなっている小学生から高校生くらいの子供たちが、どんなことに悩み、今どんな風に感じているかを知ることもできる。もし自分のお子さんが、親に対しては何も言わなくても、心の中では自分自身に大きな不安を感じているということも考えられる。
そしてこれは前からこのブログで繰り返し書いてきたように、高圧的に禁止をしたり、スマホを取上げたりすると、事態を悪いほうにこじらせてしまうことが多々あるということは<ネット依存相談の窓口から>のほうにも明記されていて、まずは親子でコミュニケーションが取れる糸口を、もし1対1で難しい場合には、専門家を交えて模索をしていくことが大切ということになるかと思う。加えてこの記事では、特に中学生の場合やLINEやチャットへの依存が現実の友人関係をベースにしている場合は、個人で状況を変えることはかなり難しいので、学校サイドも交えて対策を考え、子供たちを教育指導していくことの必要性を強く訴えられていて、これには私も激しく同感だ。
我が国では、依存症の原因となる様々な要因について、アルコールにせよ、ギャンブルにせよ、ネットや薬物にしろほぼ無防備で野放しな状態だし、予防や回復につながるシステムも全然できていないという惨憺たる状況だ。本当なら大人たちがもっと早く、インターネットを理解して問題が起きることを予測して、あらかじめ予防できるようにしておくべきだったのだろうが、それでもことネットの問題にかんしては、今ならまだ遅くないように思う。依存は、個々の依存が、全然違う性質をもっているわけではない。依存の状態を引き起こす心のあり様も、症状の現われ方も、回復に向かう道筋も、大枠のところでは共通する点がたくさんある。だから依存について学ぶことは、これからの長い人生の中で、ネット依存のみならず、色んな場面で必ず役に立つと私は確信している。
どうか今自分の子供に起きていることだけにとらわれず、ネット依存を含めて、人間と依存との関係について、この機会に幅広く学んでいただけたらと心から願わずにはいられない。
そこで新たにネット依存に関する情報を検索していたら「エンジェルアイズ」というネット依存に対応してくれる機関があることが分かった。
情報教育アドバイザー・ネット依存アドバイザーの遠藤美季さんという方が代表者で、現在青少年のネット依存と思われる事例への、より具体的な対応、アドバイスが提示されていて、本人や家族のための掲示板やメールでの悩み相談も受けてもらえる。
またこの遠藤美季さんが「キミのミライ発見 活用サイト」という河合塾のサイトに<ネット依存相談の窓口から>というタイトルで7回にわたって寄稿されているコラムで、コミュニケーション依存の現状について、とても丁寧で適切なアドバイスがなされている。
エンジェルアイズのサイトをリンクに追加していますので、ぜひ活用していただけるようにお願いします。また「キミのミライ発見」のサイトはトップページとリンクしていますので、LINEやSNSについて知りたい、あるいはネット依存のうちでも、コミュニケーション依存の現状や対処方法を知りたいという方は、「LINE・SNSとつきあう」や「ネット依存相談の窓口から」に目を通していただければと思います。
私が漠然と考えたように、やはりひと言でコミュニケーション依存と言っても、オンライン上でのバーチャルな人間関係に、ゲームやチャット、あるいは各種のSNSを通じて依存している場合と、メールやLINEを通じて学校などでの現実の人間関係に依存する場合とではかなり事情が違うようである。遠藤さんのコラムには、後者のネット依存について、「同調圧力」という初めて耳にする言葉が出てきた。これは簡単に言えば「みんながやっている」「仲間はずれになりたくない」という心理が、LINEから離れられないという依存状態を作りだしてしまうということだ。
前にも書いたように思春期は親に干渉されたくない、親の言うことを聞きたくないという時期であることともあいまって、自分の子供が、実は何にどう依存しているのかすらも把握することができていない親御さんが案外多いのではないだろうか。いつも携帯をいじっている、家にいる時は常に携帯やPCでネットをやっている、ということで「依存症なのでは」という危惧を感じている親御さんもおられるだろうと思うがそれでは、その先具体的にどうすればということになると、よく分からないという場合がほとんどなのだろうと思う。
まずどこからが「病気」と言えるのか、その線引きが分からない場合、ネットで検索すると、チェック項目みたいなサイトはいくつもあって、何個該当すると依存症の可能性があると判断できるようになっている。ただこれも、親が見て「あなたは依存症かもしれない」と言うのではなくて、あくまでも本人が「自分の今の状態はマズいんじゃないか」と気づくことからスタートすることが基本になる。親にできることは、本人が自分の現在の状態や、将来起きてくる問題について気づくことができるように手助けをすることだ。
エンジェルアイズの掲示板には、ネット依存に悩む本人からの書き込みがたくさんある。それを丁寧に読んでいくと、ネットから離れられなくなっている小学生から高校生くらいの子供たちが、どんなことに悩み、今どんな風に感じているかを知ることもできる。もし自分のお子さんが、親に対しては何も言わなくても、心の中では自分自身に大きな不安を感じているということも考えられる。
そしてこれは前からこのブログで繰り返し書いてきたように、高圧的に禁止をしたり、スマホを取上げたりすると、事態を悪いほうにこじらせてしまうことが多々あるということは<ネット依存相談の窓口から>のほうにも明記されていて、まずは親子でコミュニケーションが取れる糸口を、もし1対1で難しい場合には、専門家を交えて模索をしていくことが大切ということになるかと思う。加えてこの記事では、特に中学生の場合やLINEやチャットへの依存が現実の友人関係をベースにしている場合は、個人で状況を変えることはかなり難しいので、学校サイドも交えて対策を考え、子供たちを教育指導していくことの必要性を強く訴えられていて、これには私も激しく同感だ。
我が国では、依存症の原因となる様々な要因について、アルコールにせよ、ギャンブルにせよ、ネットや薬物にしろほぼ無防備で野放しな状態だし、予防や回復につながるシステムも全然できていないという惨憺たる状況だ。本当なら大人たちがもっと早く、インターネットを理解して問題が起きることを予測して、あらかじめ予防できるようにしておくべきだったのだろうが、それでもことネットの問題にかんしては、今ならまだ遅くないように思う。依存は、個々の依存が、全然違う性質をもっているわけではない。依存の状態を引き起こす心のあり様も、症状の現われ方も、回復に向かう道筋も、大枠のところでは共通する点がたくさんある。だから依存について学ぶことは、これからの長い人生の中で、ネット依存のみならず、色んな場面で必ず役に立つと私は確信している。
どうか今自分の子供に起きていることだけにとらわれず、ネット依存を含めて、人間と依存との関係について、この機会に幅広く学んでいただけたらと心から願わずにはいられない。
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