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癌と生きる 依存症と生きる

命がある限り希望を持つということ

異界通信

2017-04-05 16:25:43 | 社会・生活
こんなタイトルを書くと
「あら、この人とうとうあっちの世界にいっちゃったのかしら」と思われそうですが
前回のブログで書いた、怪談のお話。

久しぶりに、モノ書きしようかなと思ったもう一つの理由は
おととしアルファポリスという投稿サイトの「ホラー小説大賞」に応募したのですが
そのアルファポリスから
今年のホラー小説大賞を4月に開催しますという案内がきました。
それで、ホントに久しぶりに書こうかなと思ったわけです。

アルファポリスというサイトは、読者も作者も、十代から二十代の若者が主流で
サイトのトップからして、キラキラアニメイラスト満載で
場違いなこと甚だしいのですが、性別も、年齢も、見た目も
なんにも分からないのが、ネット世界のいいところで
そこに小説を置いておくと、こういうコンテストの時に
エントリーがすごく簡単にできるので、作品をいくつか置いています。

前回は「怪談牡丹灯籠」のオマージュの「夢幻洋燈館」という小説でエントリー。
応募作の中では、ほぼ最下位に近い結果に終わりました。
今回は「骨董絵葉書館」というのを書きました。
なにしろ昨今の出版界は「異世界」物が大盛況で、SF、恋愛はもちろん
歴史や推理、ホラーの分野まで、異世界転生一色というありさま。
もとよりそんなものは書けないので
相変わらず自分が書けるものを書いていますが
今回は、どういうわけか、読んでくれて投票もしてくれた奇特な方がいて
今のところは、予想外の好成績で、自分でもかなり驚いています。

もちろん成績が良いのは何よりですが
小説を書くのは、こうしてブログを書くのとは違った緊張と楽しさがあります。
ダンナのギャンブル依存症MAXだった時期には
「博打に狂った夫を、人間の形も分からないほど切り刻む」といった
過激なエピソードがあるホラーを書いて、ストレスを解消した時期もあります。
書くことは、主観に溺れず、自分の内面を客観視するという意味で
昔は、精神的な不調のリハビリでもあったし
更にこのブログを書くことで「ギャンブル依存症」について
理解したことや考えたことを
整理することもできました。

ブログにしても、小説にしても、私が書くものはつたないものではありますが
やはり、人が生きていく上で
「言葉」がどれほど大切なものかを再認識しています。

トランプさんが大統領に就任した時に
「1984年」というSF小説が話題になりましたが
この小説のテーマの一つが「言葉を失うことは思考を失うこと」でした。

私自身も、様々な言葉を通じて、物事を考える方法を学びましたし
小説のように、言葉で表現されるイメージに
共感することができるようにもなりました。
多彩な「言葉」は、人が生きていくためにどうしても必要で
そしてとても美しく、大切なものだと思っています。

この十日近く、あの世とこの世の境のような場所に漂って
そういうお話をウンウン言いながら書いていましたので
かなり体力とエネルギーを消耗しました。
幸い、そのままあっちに行ったっきりということにはならず
何とか現世に復帰したので、今日からはふだんの生活に戻ります。

というわけで、封切りから行きたかったんだけど
楽しみは、やりかけていることを終わらせないと、心から楽しめないので
ずっと保留にしてあった「キングコング 髑髏島の巨神」を
ダンナと一緒に観てきました。いや~ 面白かった。生きてて良かった!


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