相変わらず話があっちに飛んだり、こっちに飛んだりして申し訳ないのですが
この3、4年、私が一番大きな危機感を持っているのは
やはり子供たちのネット依存症の問題です。
読まれた方もおられるかと思いますが
2月11日(土)の朝日新聞に
鹿児島の心療内科の医師増田彰則先生が
「ゲーム依存症 進む低年齢化 対策急げ」
という記事を投稿されていました。
その記事から引用させていただきますが
アメリカで「インターネットゲーム障害」(ゲーム依存症)が
新しい病態として記載されたのは、2013年だったそうです。
そして昨年の10月に、増田先生が
鹿児島県内の小中高生6千人の調査をされたところ
「厚労省の13年の調査(中高生の8%が依存症)から倍増し
中でも深刻なのは、小学校低学年の男子で
依存症の基準を満たす児童が15%もいた」となっています。
さらに増田先生の心療内科を受診した小学生から高校生620人のうち
100人がゲーム依存症で、350人が予備軍の睡眠障害。
「依存症100人の9割は遅刻常習か不登校で
7割が、やめさせようとする親に
暴言を吐いたり、暴力をふるったりしていた」と書かれています。
かねがねとても危惧していたことではありますが
やはりスマホやゲーム依存の低年齢化と患者数の増加は
私の予想を超えるものがありました。
そういう深刻な事態にならないためにはどうすればよいのか。
今の時期、進学や進級に伴って
「新しいゲーム機を買いたい」「スマホが欲しい」という話題が出ている
ご家庭も多いのではないかと思います。
増田先生のアドバイスによれば、大切なのは「家族の取り組み」
1.幼児期や小学校低学年まではゲームをさせないことが最善
2.医学的には、させても1日30分以内が望ましい
3.子供専用の機器を買い与えない
4.居間など家族の目の届く場所でゲームをさせる
5.午後9時以降はゲームをさせない
少なくとも小学生の間は、このように
親がきちんと管理ができる体制で、ゲームと付き合っていく必要があります。
このブログでは、インターネット依存治療外来がある
久里浜医療センターの「インターネット依存について」のサイトにリンクしていますが
その中の「インターネット依存はどのように治療するのか」の項目でも
繰り返し書かれているのは時間の使い方であり、時間管理の重要性です。
つまり小学生だけではなく、中学生も高校生も、大学生でも
ネットやゲームの依存を予防するのに何よりも大切なのは
時間を管理できる習慣を身につけるということです。
そのさいに、親が一方的に命令する形で決まりを作り
約束を破った時は厳しく叱るというやり方でうまくいくこともありますが
それで子どもが反抗的になったり、言うことをきかなくなった時に
同じやり方を続けていると、依存がより進行する場合も多いので
子どもが理解し、納得できるような形で
どうすればうまくいくかを一緒に考え
ていねいに話し合うことが望ましいのです。
アルコールでも、薬物でも、ギャンブルでも、ネット、ゲーム、スマホでも
依存症という脳の病気の領域に入ってしまったら
普通の日常生活を送れるように回復するのだけでも
ものすごく長い時間がかかり、回復できないケースも多いです。
子どもの時、あるいは中高生や大学生などの若い頃から
そういう状況になってしまったら、本人はもとより家族にとっても
想像を絶するくらい大変なことです。
特にネットやゲーム、スマホの依存については
久里浜医療センターの記事にも「確立した治療法はない」と書かれていて
今はまだ相談できる施設や医療機関もごくわずかしかありません。
ですから、子どもさんがネットやゲームの時間を守れない
夜遅くまでネットやゲームをやっているというような状況に気づいたら
なるべく早い段階でよく話し合って
「睡眠時間はしっかりとる」「夜中にスマホやゲームをしない」
「食事中や入浴中はスマホやゲームをしない」など
少しでもスマホやゲームから離れる習慣を増やすことで
依存を予防する、状況を深刻化させないことがとても大切です。
増田先生の記事は
「ゲーム依存症は子供の脳を壊す。国を挙げて早急に対策を立て
実施する時期にきている」
これは、ギャンブル依存症でも、薬物依存症でも
専門家の方たちが、もうかなり以前から繰り返し提言されてきましたが
ほとんど実現はしていません。
その現実を見ても、とにかく予防が第一なのです。
とにもかくにもまずはしっかりした知識を持って
早い時期からの予防に取り組んでいただけたらと願います。
この3、4年、私が一番大きな危機感を持っているのは
やはり子供たちのネット依存症の問題です。
読まれた方もおられるかと思いますが
2月11日(土)の朝日新聞に
鹿児島の心療内科の医師増田彰則先生が
「ゲーム依存症 進む低年齢化 対策急げ」
という記事を投稿されていました。
その記事から引用させていただきますが
アメリカで「インターネットゲーム障害」(ゲーム依存症)が
新しい病態として記載されたのは、2013年だったそうです。
そして昨年の10月に、増田先生が
鹿児島県内の小中高生6千人の調査をされたところ
「厚労省の13年の調査(中高生の8%が依存症)から倍増し
中でも深刻なのは、小学校低学年の男子で
依存症の基準を満たす児童が15%もいた」となっています。
さらに増田先生の心療内科を受診した小学生から高校生620人のうち
100人がゲーム依存症で、350人が予備軍の睡眠障害。
「依存症100人の9割は遅刻常習か不登校で
7割が、やめさせようとする親に
暴言を吐いたり、暴力をふるったりしていた」と書かれています。
かねがねとても危惧していたことではありますが
やはりスマホやゲーム依存の低年齢化と患者数の増加は
私の予想を超えるものがありました。
そういう深刻な事態にならないためにはどうすればよいのか。
今の時期、進学や進級に伴って
「新しいゲーム機を買いたい」「スマホが欲しい」という話題が出ている
ご家庭も多いのではないかと思います。
増田先生のアドバイスによれば、大切なのは「家族の取り組み」
1.幼児期や小学校低学年まではゲームをさせないことが最善
2.医学的には、させても1日30分以内が望ましい
3.子供専用の機器を買い与えない
4.居間など家族の目の届く場所でゲームをさせる
5.午後9時以降はゲームをさせない
少なくとも小学生の間は、このように
親がきちんと管理ができる体制で、ゲームと付き合っていく必要があります。
このブログでは、インターネット依存治療外来がある
久里浜医療センターの「インターネット依存について」のサイトにリンクしていますが
その中の「インターネット依存はどのように治療するのか」の項目でも
繰り返し書かれているのは時間の使い方であり、時間管理の重要性です。
つまり小学生だけではなく、中学生も高校生も、大学生でも
ネットやゲームの依存を予防するのに何よりも大切なのは
時間を管理できる習慣を身につけるということです。
そのさいに、親が一方的に命令する形で決まりを作り
約束を破った時は厳しく叱るというやり方でうまくいくこともありますが
それで子どもが反抗的になったり、言うことをきかなくなった時に
同じやり方を続けていると、依存がより進行する場合も多いので
子どもが理解し、納得できるような形で
どうすればうまくいくかを一緒に考え
ていねいに話し合うことが望ましいのです。
アルコールでも、薬物でも、ギャンブルでも、ネット、ゲーム、スマホでも
依存症という脳の病気の領域に入ってしまったら
普通の日常生活を送れるように回復するのだけでも
ものすごく長い時間がかかり、回復できないケースも多いです。
子どもの時、あるいは中高生や大学生などの若い頃から
そういう状況になってしまったら、本人はもとより家族にとっても
想像を絶するくらい大変なことです。
特にネットやゲーム、スマホの依存については
久里浜医療センターの記事にも「確立した治療法はない」と書かれていて
今はまだ相談できる施設や医療機関もごくわずかしかありません。
ですから、子どもさんがネットやゲームの時間を守れない
夜遅くまでネットやゲームをやっているというような状況に気づいたら
なるべく早い段階でよく話し合って
「睡眠時間はしっかりとる」「夜中にスマホやゲームをしない」
「食事中や入浴中はスマホやゲームをしない」など
少しでもスマホやゲームから離れる習慣を増やすことで
依存を予防する、状況を深刻化させないことがとても大切です。
増田先生の記事は
「ゲーム依存症は子供の脳を壊す。国を挙げて早急に対策を立て
実施する時期にきている」
これは、ギャンブル依存症でも、薬物依存症でも
専門家の方たちが、もうかなり以前から繰り返し提言されてきましたが
ほとんど実現はしていません。
その現実を見ても、とにかく予防が第一なのです。
とにもかくにもまずはしっかりした知識を持って
早い時期からの予防に取り組んでいただけたらと願います。
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