癌と生きる 依存症と生きる

命がある限り希望を持つということ

通院日 夜はヤフオクドームへ

2015-07-24 11:34:54 | 癌のこと
ガンについての記事はたまにしか書かないので
「ガンはどうした」と思われる方も多いと思いますが
今週火曜日は通院日でした。
患部の診察とお薬という通常コース。

先生の見立てでは「患部はごくわずか、1センチ弱ほど増大してるけど
一応今のホルモン剤が一定の効果があると判断できるので
このままアロマシンでいきましょう」ということで
私もまったく同じように考えています。

ただ腋のリンパ節と肝臓にも転移はあるので
次回は血液検査をしてもらえるようにお願いしました。
「たまに検査してもらわないと子どもがですねぇ」というと
先生「なるほど、家族対策ですね」と笑っておられました。
肺とか脳とか他のところに転移すれば
それなりに自覚症状もでるでしょうし
どうするかはその時にまた考えることになると思います。
というわけで、アロマシンと胃薬、塗り薬を処方してもらって終わりでした。

自己申告で「ギャンブルはしていない」というダンナ。
実は「次はアルコールか」という気配があるのですが
それともう一つ
ネットで何やかやとポイントを集めるのに凝っていまして。
たまったポイントで、たまにこっそりtotoの宝くじを買ったりしているようで。
たぶん私が知ってるとは思っていない。

ギャンブル依存症MAXだった頃に
出会い系やら職場不倫やら、はちゃめちゃだったのも
ずいぶん長い間、私にはバレてないと思っていた(笑)
こうしたことがギャンブル依存症と連動しているのか
そのあたりは、最後はダンナ自身の問題なので
私があれこれ指示しても始まらないわけです。
そうしたいわゆる「クロスアディクション」については
知識としては、たまに話はしています。

そのポイントがらみで、ホークス戦の
スーパーボックスというプレミアチケットをゲット。
なので夜はダンナとヤフオクドームへ。

前に書いたように、私は勝ち負けということに
どんな興味も関心もない人間です。
本音を言えば、誰かが金メダルを取ろうが
なでしこさんがW杯で優勝しようが「ふーん」という感じです。
そして多分それは、幼児期から学齢期を通じて
「勝ってうれしい」という感覚を体感したことがないのが一つの原因です。
そこには親の価値観の影響とか
尋常ではない運動神経の欠如とか、まあ色々あるわけですが。

対照的にダンナは、興味を持てるのがそういうものだけ。
何十年と、火星人と冥王星人が一緒に暮らしているようなもので
お互いに共感できる接点がどこにもないし
そのままでは会話もまったくありません。

子どもたちが独立して二人で暮す生活で
そこに私の病気もありで、盛り上がる要素が何もない。
これではさすがにあんまりだろうと
私のほうが、野球とかサッカーとか観ることができるように
気持ちをスイッチしました。
「スポーツを集中して観れるようになる」とか
「どこかに面白いと思えるところを探す」とかの訓練です。
今では、終日TVで野球がついていても
イライラするようなこともなく
スポーツをネタに会話ができるところまで成長しました。

ただ、いまだにホークスが、パリーグなのかセリーグなのか
覚えることができていない。
人間関心がないことを記憶するのがどれだけ大変かを
身を持って実感しています。
映画のワンシーンとか、小説のフレーズとかは
結構前に見たものでも割と覚えているのに。

なので一緒に野球観戦へ。
私の人生で、ナイター観戦は二度目です。
最初はおととしでした。
最近私のほうも「ダンナはこんな映画は見ないだろうな」みたいな
先回りする考え方を止めて
自分が観たい映画にダンナを誘うようにしていて
(まあダンナを連れていけばいつでも1100円で観れるという
大きな利点もあるのですが)
遅まきながら、そんなささやかな努力で、火星人と冥王星人でも
なんとか共感できる環境を作ろうとしているわけです。

で感想は、三万何千人中千人くらいしかいないロッテファンの応援が
めちゃくちゃ気合いが入っていたのにびっくり。
オプションでついてた料亭の懐石風のお弁当が、すごくおいしかった。
そしてホークスが勝って、何はともあれめでたしめでたし、でした。



ランキングに参加してみました。よろしければクリックをお願いします!


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 依存症へにほんブログ村


にほんブログ村 病気ブログ 乳がん ステージ3・4へにほんブログ村