相変わらず考えることが多すぎて
ということはあまりにも問題が多すぎるということなのだが。
新政権が発足した途端に「放射能をうつしてやる」発言で
辞任に追い込まれた大臣。
それをまたぞろ政争の具にしようとする野党。
昨日NHKでは震災から半年のスペシャル番組を放送していたので
冒頭のところをしばらく見ていた。
仮設の抽選に当たらないので未だに避難所で生活する人。
生活のメドが立たず食料の配給に頼っている人たち。
地震や津波で壊れた住居の2階で生活する人たち。
そして先の見えない放射能と向き合う原発事故で被災した人たち。
そこからはミクロな視点で捉えればほとんど前進していない
復旧復興の姿が浮かび上がってくる。
つまり個人のレベルで考えると
震災と津波と原発事故の被害はそれほど
多岐多様な様相でその個別の状態さえ把握はできていない
ということなのだ。
それを把握するためのちゃんとした命令系統も
確立されていなければ、独自に復興を進めようと
意欲的に取り組んでいる自治体の要請に答える
予算を下ろすこともできてはいない。
そんな状況の中でトップが変わりまた新しい組織ができ
それがちゃんと機能するようになるのは
一体いつのことなのだろう。
そもそも自民党政権の最後の辺り
次々に総理が替わるようになった頃から
日本転覆を企む闇の組織が暗躍してるんじゃないだろうかと
妄想を膨らませたりもしていたが
今回の経済産業大臣みたいな自爆型も散見するから
要するに今の政治家さんたちの資質が
「もはや国の体を為していない」と評されるくらい
低いということに尽きるのかもしれないが。
「福島の再生なくして日本の再生なし」
そんなキャッチコピーなんかに実効性はない。
ここまでくると政治の無能無策よりも
もっと大きな不安と疑問が湧き上がってくる。
それはそもそもこの国に復旧復興に取り組めるようなお金が
今現在あるのか、ないのかということ。
2次補正、3次補正ともっともらしいことを言っているが
法案を通したところで財源がないのなら意味はない。
増税という話も出てきたが、一応まだ法治国家だから
それも「はい、明日から税金上げますよ」なんて
無茶苦茶ができるわけではない。
法案が通って来年から増税したとしても
実際に税収があるのはまだ半年以上も先の話。
そこに持ってきて法人税の増税には円高株安などを理由に
財界から待ったがかかる。
被災して生活のメドが立たない人たちに
そんな悠長な話に付き合っていられるような時間的な猶予はない。
たとえ仮設住宅に入居できていてさえ
東北の仮設では冬を越すのは難しいという話は当初からあった。
原発事故にしてもそうだが
人間の命がかかっている問題に政治がこれほど
冷淡冷酷な対応をするのでは
もう民主主義の国家とは言えないだろう。
そしてそういう政治の荒廃は人の心を荒ませる。
何が恐いといって一番恐いのはそのことだ。
しかし責任のなすりあいやエゴや
一番弱い立場の人間に犠牲を押し付けるという流れでは
事態が悪くなることはあっても良くなることはない。
原子力発電にせよそれを推進した自公政権にせよ
民主党政権にせよつまるところそれを選択したのは
自分たちなのだという全ての問題の原点を
見据えて一人一人が自分たちの選択に責任を取る
そういう覚悟をしなければもう国が崩壊する以外にない
日本は今そういうところに来ているのではないだろうか。
ということはあまりにも問題が多すぎるということなのだが。
新政権が発足した途端に「放射能をうつしてやる」発言で
辞任に追い込まれた大臣。
それをまたぞろ政争の具にしようとする野党。
昨日NHKでは震災から半年のスペシャル番組を放送していたので
冒頭のところをしばらく見ていた。
仮設の抽選に当たらないので未だに避難所で生活する人。
生活のメドが立たず食料の配給に頼っている人たち。
地震や津波で壊れた住居の2階で生活する人たち。
そして先の見えない放射能と向き合う原発事故で被災した人たち。
そこからはミクロな視点で捉えればほとんど前進していない
復旧復興の姿が浮かび上がってくる。
つまり個人のレベルで考えると
震災と津波と原発事故の被害はそれほど
多岐多様な様相でその個別の状態さえ把握はできていない
ということなのだ。
それを把握するためのちゃんとした命令系統も
確立されていなければ、独自に復興を進めようと
意欲的に取り組んでいる自治体の要請に答える
予算を下ろすこともできてはいない。
そんな状況の中でトップが変わりまた新しい組織ができ
それがちゃんと機能するようになるのは
一体いつのことなのだろう。
そもそも自民党政権の最後の辺り
次々に総理が替わるようになった頃から
日本転覆を企む闇の組織が暗躍してるんじゃないだろうかと
妄想を膨らませたりもしていたが
今回の経済産業大臣みたいな自爆型も散見するから
要するに今の政治家さんたちの資質が
「もはや国の体を為していない」と評されるくらい
低いということに尽きるのかもしれないが。
「福島の再生なくして日本の再生なし」
そんなキャッチコピーなんかに実効性はない。
ここまでくると政治の無能無策よりも
もっと大きな不安と疑問が湧き上がってくる。
それはそもそもこの国に復旧復興に取り組めるようなお金が
今現在あるのか、ないのかということ。
2次補正、3次補正ともっともらしいことを言っているが
法案を通したところで財源がないのなら意味はない。
増税という話も出てきたが、一応まだ法治国家だから
それも「はい、明日から税金上げますよ」なんて
無茶苦茶ができるわけではない。
法案が通って来年から増税したとしても
実際に税収があるのはまだ半年以上も先の話。
そこに持ってきて法人税の増税には円高株安などを理由に
財界から待ったがかかる。
被災して生活のメドが立たない人たちに
そんな悠長な話に付き合っていられるような時間的な猶予はない。
たとえ仮設住宅に入居できていてさえ
東北の仮設では冬を越すのは難しいという話は当初からあった。
原発事故にしてもそうだが
人間の命がかかっている問題に政治がこれほど
冷淡冷酷な対応をするのでは
もう民主主義の国家とは言えないだろう。
そしてそういう政治の荒廃は人の心を荒ませる。
何が恐いといって一番恐いのはそのことだ。
しかし責任のなすりあいやエゴや
一番弱い立場の人間に犠牲を押し付けるという流れでは
事態が悪くなることはあっても良くなることはない。
原子力発電にせよそれを推進した自公政権にせよ
民主党政権にせよつまるところそれを選択したのは
自分たちなのだという全ての問題の原点を
見据えて一人一人が自分たちの選択に責任を取る
そういう覚悟をしなければもう国が崩壊する以外にない
日本は今そういうところに来ているのではないだろうか。