京丸山へ登ってきました。今回も、相棒が「京丸シャクナゲを見たいので、京丸山に
行く」というので、同行することにしました。
京丸山の麓には、平家の落人と言われる藤原家の住居跡あり、知る人ぞ知る秘境で
ある。住所は浜松市天竜区春野町小俣京丸である。浜松といっても奥が深く、京丸山
は幻の京丸牡丹が咲く秘境である。
さて、我々は新東名にて浜松・浜北ICを出て、152号線、363号線、389号線を経て、
春野町の石切集落を経て、林道入口の駐車場に車を止めて、登山を開始した。スタート
は、石切林道ゲートからである。
石切林道を30分程歩くと、京丸山・登山口と書かれた標識(標高460m位)が有り、そこ
から登山道に踏み入った。急な登りが続き、標高840m位まで登ると、石切林道に出た。
ここから、再び石切林道を終点付近まで進んだ。直前にある展望所で、高い山が見えた
ので、京丸山と思い違いをした。(これは、ヤマケイで登山者達の記事を見ると、高塚山
のようです)
この石切林道終点付近の林道には朴ノ木、ハウチワカエデ、トチノキ、ヒメシャラ、馬酔木
等樹木が綺麗に新芽を出している。しばらく進むと直登ルートを示す赤テープがあった
ので、迷わず直登ルートへ進んだ。(ここの標高は1080m位だ。)
ここから、登り始めると程なく稜線登りとなった。この稜線にはフモトスミレが咲き、また
ツツジ類があちこちに赤や白の花をつけている。シロ色の花は、通称シロヤシオ(正式名
ゴヨウツツジ)と言われるツツジの仲間だ。ピンクの綺麗な花はアカヤシオかと思いきや
葉の形、花の形が違う。ミツバツツジかと思うと、隣の相棒は花を観察して、トウゴクミツバ
ツツジに間違いないと断定した。これらのシロヤシオやミツバツツジがあちこちに咲き、
登山者を楽しませてくれる。1200mから1400mの稜線は春の気候で、我々は楽しい稜線
歩きを味わうことができた。
実は、私は寄る年波には勝てず、足にガタがきて、ゆっくりとしか登ることができません。
標高1469mの京丸山山頂まで、標高差1000mを登るのは大変でした。なにせ、私は
後期高齢者なのです。
しかし、何とか山頂に達することができ、山頂で昼食をとることができました。丁度、山頂で
一緒になったI市・山岳会の方々とは同じ愛知県ということで話が合い、情報交換が
できました。
さて下りも、ガタがきた足をいたわりながら、ゆっくリと下山し、何とか出発点まで、無事に
帰還することができました。