知床の山には、百名山登山を目指して平成17年6月に羅臼岳(1661m)、斜里岳(1547m)に登り、
次いで、平成24年7月にシレトコスミレの花を求めて硫黄岳(1563m)に登山した。
羅臼岳には岩尾別温泉の登山口から山開き初日(6月18日)に登山したため、登山道は雪が
深く、途中道を見失って戸惑った。ただ、好天に恵まれ素晴らしい知床の山々を見ることができ、
また羅臼の海の向こうに国後島を明瞭に眺めることができた。
斜里岳には翌日(6/19)登った。川に積もった雪(雪渓)の上を登り、頂上に到達した。天気は
よく360度の展望を満喫できた。下山時にブヨの大群に襲われ(頭に突撃して頭髪の間に潜り込
んでくる)、手首(手袋とニットシャツの隙間)に3箇所刺されてしまった。治るのに1.5年を要した。
硫黄岳にはシレトコスミレが咲く7月上旬に登山した。カムイワッカの湯・登山口の駐車場に車を
とめ、温泉の湯けむりを眺めながら、途中からは雪渓の中を登山した。が、その年はスミレの開花
が10日位早く、実をつけたスミレばかりで、花は一輪のみしか発見できなかった。
この登山では登山口に向かう車で、道路を横断するヒグマの親子に遭遇した。下山時には
ヒグマの糞を幾つか跨いで下山したが、登山口近くで2m位の大きなヒグマにジロリと睨まれ、
ゾッとした。笹のヤブの中で草を食べており、6m位のところをそっと通過したが、襲われることも
なく無事下山できた。(残念ながらパニックでヒグマの写真を撮ることはできなかった)
斜里岳標高は山のガイドブック等では1547mと記載されているが、何故か頂上には1545mと表示されていた。
硫黄山のヒグマ対策
知床自然センターにて、ヒグマへの対応についてレクチャーを受けた。要はヒグマと人間の共生
が肝要なようだ。ヒグマも人間を襲おうと思っているわけではないので、驚かさなければ襲われない
と判断した。但し、最悪のケースを想定し、襲われそうになったら熊撃退スプレーを使うよう指導を
受け、1本レンタル(1,000円)して携帯し登山した。「3~5mに接近してきたら消火器のように噴射
してから逃げなさい。」との指導を受けた。噴射物は唐辛子の粉末のようで、熊は目と鼻が効かなく
なるので、その間に逃げよとのことでした。20から30分は大丈夫のようです。お陰様にて使う必要も
なく、返却することが出来ました。
写真: 羅臼岳へ
写真: 斜里岳へ
写真: 硫黄山へ
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