4月21日、小出(魚沼市)から南下して巻機山・登山口(南魚沼市清水)へ移動
し、民宿「やまご」に泊まった。6年前に巻機山へ登った時に利用した宿だ。
ところで町名だが、2004年に町村合併があり中越地方は長岡市、魚沼市、
南魚沼市、十日町市、等となった。旧・小出町村は魚沼市(四日町等)に六日町清水
は南魚沼市清水だ。新しい町名はなかなか頭にスーっと入ってこない。老齢化のせい
だろうか?
前回も今回も、やまごのご主人(小野塚高一さん)からいろいろな話が聞けて大変
参考になった。夕食の山菜料理も最高だった。床の間の槐(エンジュ)の梁や太い床柱も
立派だ。今回は相棒の問いかけで、「オオヤマ桜」について解説を聞き、現地の紹介を
していただいた。やはり、訪ねて来てよかった。
翌日は巻機山の登山口周辺でオオヤマザクラの写真をとり、巻機山に中腹まで登った。
例年、この時期には残雪が多いそうだが今年は非常に少なく、5合目までは山道には
全く雪はなかった。「タムシバ」「ハウチワカエデ」「マンサク」「イワナシ」の花や
イワウチワ、ショウジョウバカマ、等の野草が咲いていた。午前中は霧雨のため遠景
写真はうまく撮れなかったが、ご覧いただければ幸いである。
清水峠 (雑感)
この峠は上越国境である。この峠の下は清水トンネルが通っている。JR上越線で、
群馬側の土合駅を降り谷川山麓沿いに北上すると行き着く。新潟側からは、六日町から
国道291号を南下し清水()をへて到達する。清水峠という名前は新潟側の清水
という地名から来ているのであろう。
個人的な話で恐縮だが、その昔、新入社員で前橋市に1年ほど勤務した折、地元の先輩
が山登りの案内をしてくれて、土合駅から白毛門、朝日岳へ登り、谷川岳の荒々しい岩壁
を眺めて感服した。次いで清水峠に下り、谷川岳の麓(幽ノ沢、一ノ倉沢、マチガ沢の岸壁下)
を通って土合駅に戻った。
今回出かけた南魚沼市・清水という土地から清水峠へと繋がっているのを知って一気に
親近感が増した。次に機会があれば、昔のこの街道(清水峠)を歩いて通過してみたい。
地図にはこの道は謙信尾根と書かれている。上杉謙信が関東へ貫ける時に通ったのだろう
か?興味をそそられる話だ。
帰りにJR上越線・塩沢駅付近を経由し、塩沢つむぎ記念館と牧之通りに立ち寄った。
以下個別の写真を掲載いします。
以上。