名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

紅葉する東福寺 -記録-

2017-10-25 13:30:50 | 寺社・仏閣、城を訪ねる(日本)

 いよいよ紅葉のシーズンを迎えたが、数年前に紅葉の東福寺を訪ねて感動
した。
 朝早くに名古屋を出て、予約してあった駐車場に車を止め東福寺へ歩いた。
朝一番に境内に入ったので始めは空いていたが、その内、超混雑となった。
懸崖に聳える板敷きの通天橋からの眺めは絶景であった。境内のモミジ(
通天モミジ、2000本)は綺麗に紅葉しており、混雑の中ではあったが、紅葉
観賞に満足した。           (写真はH20年11月上旬の撮影)

 <解説>
 1.東福寺(京都市、東山区本町15丁目778番地)は・・・、
   摂政・九条道家は、1236年高さ5丈(15m)の大きな釈迦像を安置する
   大寺院を建てるため、奈良の東大寺、興福寺から一時ずつ取って「
   東福寺」とした。建設工事は1239年から始められ、1255年に完成する。
   (現在、本尊釈迦像は焼失)法堂は1273の完成である。開山は唐から
   1241年に帰った円爾を迎えて行われた。
   寺名は、慧日山(エニチサン)東福寺である。臨済宗東福寺派、臨済宗大本山
   で京都五山の一つ(4/5)である。国宝は三門、他。重要文化財多数。  
 2.通天モミジとは
   開山の聖一国師が1241年、中国の宋から持ち帰ったモミジで唐楓(トウカエデ)
   である。葉先が3つに分かれ黄金色に染まる特徴がある(ミツバモミジ
   とも言われる)。境内の紅葉はイロハモミジ、ヤマモミジ、ミツバモミジ
   で構成されているようだ。
 3.開山の僧、円爾とは
   聖一国師・円爾弁円(エンニベンエン)は鎌倉時代の臨済宗の僧である。
   1202年に駿河栃沢に生まれ、久能山で修行し、1235年に宋へ渡航して
   径山万寿寺の僧・無準師範(ブジュンシハン)に学び(師匠の方を受け継ぐ)、
   1241年日本へ帰国した。九条道家に迎えられ、東福寺を開山した。
   晩年、駿河に戻り、宋から持ち帰った茶を植えさせ、静岡茶(本山茶)
   の始祖と言われる。没後、1311年に花園天皇から聖一国師の号が贈ら
   れた。

<個別写真>  クリックすると拡大します。

    

     

    

     

    

 

以上です。

 

 

 

 



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