~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

前を見て進んで行く

2018-06-18 22:04:32 | 日記

朝、地震のニュースが飛び込んで来ました。

こういうことが起きると、初女さんが言っていた

「ひと様に起きることは、自分に起こる」という

言葉が思い出されます。

小学4年生の女の子が、倒れた壁の下敷きになって

亡くなったそうです。

元気に登校した子が…

私自身の体験と重なり、「なぜ?」とこたえの

でない問いをしている自分がいました。

2008年6月14日に宮城内陸地震がありました。

土石流によって7人の犠牲者がでました。

その駒の湯温泉の方さんと、初女さんのことが

ご縁となって、時々メールのやり取りをしたり

ブログにコメントを頂いたりしています。

地震で家族や従業員の方を亡くされ、言葉に

ならないくら、辛い苦しい思いをされて来たと

思うのですが、一歩一歩前を向いて歩かれて

いるお姿に、こちらが励まされます。

どんなに苦しくても、人間の眼が前しか見えない

ように、私たちは前を向いて進んで行く

そういう生命体なんだと駒の湯温泉のFacebook

を読んで思いました。

いつか行ってみたい駒の湯温泉です。

  駒の湯温泉のFacebookから

駒の湯温泉が被災した際、9人巻き込まれ、
残念ですが、7人のいのちを失ない、

湯守親子だけが助かりました。

それを奇跡と呼べない葛藤を抱えてきましたが、
生き残った二人も大切な人を亡くし

すべてを失いました。

いろいろな思いがあるのはわかっていますが、
それを受け留めるには二人は普通の人間であって、

あまりにも厳しいです。
ただ、この地で生きていく中で、鎮魂の思いで

植樹を続け、温泉を守って、
この地を癒しの地にしようとしています。
どうか、温かいおこころで、

応援していただきますよう、お願いします。
いつか、この地が癒しの温泉になりますように…

それを次世代に継げたら本望です 

ぬるくて小さいからこそ、ゆっくり、ゆったりする

ぬくもりのお湯を堪能していただき、湯守の作る

十割そばを食べていただけると嬉しいです。

たくさんの人とつながれるそんな空間になることを

願っていますので、お越しいただき、

先ずは試していただけるとうれしいです。

よろしくお願いします。


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4 コメント

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こころが通じて… (すがわら)
2018-06-20 01:24:16
子どもの頃、ブロック塀が危ないという印象があり、こちらに来た時に聞いたら、40年前の宮城県沖地震の被害の印象だったのですが、今回、大阪の地震で全く同じことが起こり、東北の被災地で皆で怒っています。
地震の後、なぜ助けられなかったのか、という責めを受ける人たちがいて、うちもそうですが、東日本大震災では同じようにもっと何かできたはず…との思いが生きている人に向かったいき、中にはその責めが強くて、生きている人が生きにくくなっている場合が出ていて、苦しいと感じています。
しかし、今回のブロック塀は避けられたはずの事でそんなことで大切ないのちが亡くなったと思うとやるせないです。

すなおさんに、生きにくさを吐露してきましたが、この地と温泉を癒しに使ってもらいたいと考えて少しずつ、仲間が増えてきて、ようやく、ここで生きていきながら、自分と対峙していけたらと思っています。
過去に戻ってやり直すことはできなくても、ここでできることをしていけば、いずれ、誰かの役に立つ、必要とされる場所になっていくと信じて、できることをしていくつもりですが、時々泣き言が出てしまいます。
どんな状態でも自分であり、自分を生きるしかないし、被災された人たちと話すのは、今日はいい日だったと笑って過ごせたら…それが一番…と。
長くなりすみません。ありがとうございました。
返信する
胸が一杯です (山崎 すなお)
2018-06-20 09:57:39
すがわらさん、あなたが歩んでこられた道は、真実の道だったんだなーと、胸が一杯になりました。
辛い苦しいことは、心を深くしてくれるように、私は思います。
駒の湯が、訪れた人をほっとさせる場所になると思います。もう、そのように進んでいますよね。
初女さんは、イスキアに行くと「まず、お風呂に入って下さい」と言われていました。
イスキアをつくる時、温泉を引くことは初女さんの強い希望だったようです。
駒の湯温泉も温泉と美味しいおそばで、訪れる人をお迎えください。
初女さんが、喜んでいますよ!
返信する
人に恵まれて… (すがわら)
2018-06-21 00:03:38
すなおさん、ありがとうございます。
イスキアに行けなかったので、初女さんがお風呂を進めて下さるのを知りませんでした。
ここに来るまで、温泉を経営するのに、維持管理が大変と知りませんでした。街場で生まれ育ったので、蛇口から水が出るのも、電気があるのも当たり前の生活でした。
しかし、山に住むと、道路も水道も電気も何もかも誰かが作り、維持管理して初めて手に入るのだとわかりました。
なぜ、助けなかったと言われてもいのちだから生きていかねばならない、という事はあったとしても、湯守親子が助からなければ、このお湯は復活できなかったというのも事実です。
あれだけの惨事をなぜ神さまが起こされるのかわかりませんが、それを個人で引き受けなければならない重責を背負うには独りでは重すぎます。
そう思って手助けするつもりで来たけれど、困難が多すぎて、心折れる事ばかりです。
でも、「気持ちよかった」「また来るね」と言ってくださるお客さんから、このお湯の良さを聴き、「大地の恵みを直接受け取れるぬるいお湯」として癒しの場にしていきたいと、思うようになりました。
被災地にいると、何かしら傷ついた方たちや気持ちを共有してくださる方が来られます。
本当に神さまの助けや導きが感じられる瞬間が多くあるのも、温泉を復活させてきたからだと思います。
一番つらい悶々とした暗闇の中にいるときには誰の存在も感じられませんが、後で「背負われていることに」気づくとは本当だと感じられます。
とは言え、渦中にあるときは、苦闘の日々であって、今でもまだまだ行ったり来たりですが、心やすらかになれる瞬間が少しでもあればと、温泉に浸かって、窓の緑をぼんやりと眺めています。
本当に、心を共有してくださって感謝です。
返信する
Unknown (山崎 すなお)
2018-06-21 21:42:29
人生に起きることって、私たち人間にはわからないことがありますよね。
天に向かって「なぜ?」と何度、問うたことでしょうでも、意味のないことはないし、大変な苦しみ悲しみには、深い意味が宿っているのかもしれません。それは、人間の「いい」「悪い」では判断できないものかもしれませんね。
初女さんが、亡くなった後に森のイスキアに行き、お湯のないお風呂を見た時、すごく悲しくなって涙が止まらなくなり、お風呂場で一人泣いてしまいました。
イスキアの温泉、初女さんの思いが詰まっている気がしてね~
お風呂って、心も体も温めるから…
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