~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

病院ラジオ

2019-08-12 23:39:51 | 日記

先日、「病院ラジオ」という番組を見ました。

今回が第3弾の放映で、友人から是非見るように

勧められていた番組です。

病院にラジオ局をつくり、そこに患者や家族が

来て、サンドイッチマンの二人が話を聴くのです。

お腹に脳腫瘍ができたという18歳の女性は

「世界でも珍しい病気で、今の治療がダメになって

違う治療になるのですが、治療があるだけで

有難いです。」と言っていたのです。

難病や癌の若い患者さんたちが、自分の病気と

しっかり向き合い、前を向いて生きているのです。

前回の放映には、生まれつき肛門のない高校1年

になる少女が、お母さんが医者にこの子は

生れても2日ぐらしか生きられないと言われたが、

お母さんは二日でも生きてくれたらいいと

言って生んでくれた。

お母さんに生んでくれて有難うと言いたいと、

言ってました。

自分は生まれた時から、排せつの為の袋を

つけているんだと、サンドウィッチマンに

説明しながら…

出て来る患者さんや家族が、とても明るくて

困難な状況にあっても、人はこんなに明るく

生きて行けるんだと、こちらが励まされました。

そして、自分はなんて色んなものを欲しながら

生きているんだろうと思いました。

今日の新聞に沢木興道(こうどう)老師の

「皮のつっぱりの中だけで生きているのではない。

尽十方界(じんじっぽうかい)真実人体。

全体で生きている、生かされている。」という

言葉が書いてあり、添えられた文に

歳を重ね病人でもあり夜が寝られなくなった筆者が

「夜中の三時過ぎ、ようやく浅い眠りを頂きながら

“あゝ、眠ることができるということも

あたり前ではなかった。

天地いっぱいからの授かりものだったんだ”と、

体を通して気づかせていただいた。

南無病気大菩薩である。」と書いてました。

病院ラジオは大切な気づきを与えてくれる

番組でした。

YouTubeでも見られるので、是非観て下さい。

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