今日は8月9日です。
息子が生徒たちに、9日は何の日か聞いたところ
映画・ワンピースの封切り日というこたえが
返ってきて、長崎に原爆が投下された日というのは
誰もわからなかったと言ってました。
今朝、テレビで林修先生が「今日8月9日は何の日
でしょう」と言っていたので、やっぱり教師だな
と思っていたら、「ムーミンの日です」と言うので
がっくりしました。
米ドラマでは「ナガサキする」が、破壊するの
意味で使われていると知り、言葉を失いました。
どんなに大きな出来事であっても、
伝え続けなければ風化していくことを知らされた
気がします。
そんな中、ローマ法王が、原爆投下後の長崎で
撮影された「焼き場に立つ少年」の写真を
カードに印刷し[戦争がもたらすもの]という
メッセージを添えて、各国に配るように指示
されたというニュースを聴き、胸が熱く
なりました。
写真の少年は、亡くなった弟をおんぶして
焼く順番を待っていたのです。
ぎゅっと噛み締めた唇には血がにじんでいたと
撮影した米軍の従軍カメラマンだった
故ジョー・オダネル氏が語っていました。
法王は11月に、長崎と広島を訪れるそうです。
戦争を知らない私たちが、戦争を伝えていく
時代になったんだということを、強く感じた
今日でした。