~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

真っ赤な梅ちゃん、イスキアの梅ちゃんみたい

2017-07-16 23:24:23 | 日記

今、何気なく見た本の間に「いのちのエール」の

チラシがありました。

去年の7月15日金曜日、田口ランディさんが

初女さんのことを語って下さった、あの日から

一年が経ったんですね。

土砂降りの雨と共に、初女さんを感じたあの日から…

あれから色んなことがあって、もう何年も前の

ことのようにも感じます。

今年は、梅干しを漬けるのをやめようと思って

ましたが、青梅を頂いたので初女さんのやり方で

漬けてみました。

手をかけ、時間をかけて梅と向き合っていると

「梅干し」なんて呼びつけで呼べなくて

「梅ちゃん」と、毎日声をかけていました。

外から帰ると、真っ先に梅ちゃんのところに

飛んで行くのです。

朝起きると、梅ちゃんに「おはよう」と

言うんです。変ですよね~

今年はシソの量が少なかったので、あまり赤く

ならなかったので、シソを足さなければと

思っていました。

ふと、初女さんが梅を手のひらにのせて両手で

ころころやると美味しくなると言っていたのを

思い出し、シソと一緒にころころしたら

いいかも~と思いやってみたら、素晴らしく

赤い梅ちゃんになったのです。

イスキアの梅そっくりの…

梅仕事をしていると、初女さんを感じます。

イスキアに吹く風が、ここにも吹いている気が

するのです。

赤くなった梅ちゃんの写真をKさんに送ったら

お互いの梅干しでおむすびを作って、

食べっこしよう!と返事が来ました。

毎年、出来た梅干しを、初女さんに食べて頂いて

いました。

何年か前から合格点がもらえるように

なったと思ったら、初女さんがいなくなって

しまいました。

今年の真っ赤な梅を初女さんに食べて

欲しかったな~

「いのちのエール」のチラシの初女さんが

両手をパットひらいて、こちらを見ています。

「10点満点、合格!」って言っているみたい。

初女さん、今年の梅仕事終わったよ。

目を閉じるとイスキアの庭に干された

真っ赤な梅干しが浮かんできます。

ひと粒づつ裏返して、お日様に当てていた

初女さんの姿が…

手をかけた梅ちゃんは、本当にいとおしいです。

心をかけるとは、手をかけること、手をかけるとは

時間をかけること、初女さんの言葉が心に

ひろがってきます。

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