~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

柳美里さんが南相馬に書店を開くって

2017-07-04 22:24:41 | 日記

随分前ですが、柳美里さんの小説を読んでいた

時期がありました。

読み終わった時に、この人大丈夫だろうかと、

ささくれのような痛みが、いつも心に残ったのを

今でも覚えています。

柳さんが、数年前に鎌倉から福島に通って

ラジオ番組に出ていたことを雑誌で知りました。

そして今年の3月には、福島の高校の校歌を作詞し

長渕剛が確か作曲して、生徒たちが歌っているのを

テレビで観ました。

その柳さんが、福島の南相馬の小高に書店を開くと

新聞に載っていたのです。

小高は原発から20キロ圏内で、事故前は

1万2800人いた住民が現在は2000人という

地域だそうです。銀行に融資をを申し込んだら

小高で書店なんてボランティアだと、断られた

そうですが、柳さんは「採算が取れないと尻込み

していたら、復興なんてできない」と年内の開業を

目指しているそうです。

売り場の隣に小説を書く机をを置き、柳さんの

蔵書も300箱以上運び入れ、「私の本も

手に取ってもらえるようにしたい。公民館のような

場所になれば」と言われているそうです。

資金は「クラウドファンディング」を活用する

そうです。

柳さんの福島への思いの深さに、胸が熱く

なりました。

今、柳さんはどんな小説を書いているのだろう…

久し振りに柳美里の小説を読んでみたくなりました。

コメント
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