●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●三菱電機、JAXAから火星衛星探査計画(MMX)の開発担当メーカーに選定され本格的な開発に着手

2020-02-26 00:44:21 | 火星

 三菱電機は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から火星衛星 探査計画(MMX)探査機システム(MMX 探査機システム)の開発担当メーカーに選定され、本格的な開発に着手した。  

 MMX探査機システムの特長は、次の通り。

 ①同社の人工衛星技術を結集し、世界初の火星衛星往還ミッションに貢献

 現在開発中の SLIM の高精度着陸技術や HTV で実証済みの航法誘導制御技術など、同社が持 つ軌道解析・軌道投入などの人工衛星技術を結集し、世界初の火星衛星往還ミッションに貢献。 

 ②「ピンポイント着陸技術」などにより、未知の火星衛星への確実な着陸に寄与

 火星衛星表面でのサンプル採取のため、SLIM で開発を進めている「ピンポイント着陸技術」 を活用し、火星衛星への確実な着陸・降下に寄与。新開発の衝撃吸収機構や着陸脚構造により、重力が小さな火星衛星への複数回着陸が可能。 

 ③探査機の最適なシステム設計と軌道設計により、運用の効率化と軽量化を実現

 探査機システムの構成を、火星近傍到着までの往路モジュールと火星衛星探査のための探査モ ジュール、地球に帰還する復路モジュールの3モジュール構成とし、役目を終えた機能を切り 離すことで運用の効率化と軽量化を実現。ロケットの打上能力範囲内に収めるため、最適な軌道設計により打上時質量の半分以上を占 める推薬(燃料)を最小化。

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