●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●国際月面探査レース参加の日本チーム名を「ハクト」に変更

2013-08-16 11:32:23 | 月面探査
 ispace は、民間企業による月面探査を競う国際宇宙開発レース「グーグル・ルナー・エックスプライズ」に参加するチーム「ホワイトレーベルスペース」の名称を、チーム「ハクト」に変更した。

 ispace は、2013年5月に合同会社ホワイトレーベルスペース・ジャパンより組織を株式会社に変更し、名称も新たに「ispace」に変更した。

 これは、これまでヨーロッパと日本が共同で開発を進めてきたが、より日本での月面探査ローバーの開発、そして資金調達を強化し、スピーディーに展開することを目的としたもの。

 そして今回、グーグル・ルナー・エックスプライズのチーム運営を日本で主導するにあたり、チーム名を日本人が親しみやすいチーム「ハクト」(英文表記:HAKUTO)という名称に変更した。チーム「ハクト」は、「白兎」に由来し、日本では馴染み深い月のウサギをイメージしており、また「はくと」は 2012年に一般公募で決定した月面探査ローバープロトタイプの2号機の愛称でもある。

 グーグル・ルナー・エックスプライズは、グーグルがスポンサーとなり、XPRIZE財団によって運営される、民間組織による月面無人探査を競う総額3000万ドルの国際賞金レース。ミッションは、2015年12月31日までに月面に純民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上移動し、指定された高解像度の動画や静止画データを地球に送信することで、世界10カ国以上から23チームが参加している。

 チーム「ハクト」は、グーグル・ルナー・エックスプライズに日本から唯一エントリーするチーム。宇宙探査機「はやぶさ」をはじめとして数々の宇宙探査機の開発に携わっている東北大学航空宇宙工学専攻の吉田和哉教授を中心に月面探査ローバーの開発と、チームの広報活動を行っている。月への挑戦プロセスを開放し、今までの宇宙産業にないオープンな宇宙開発に取り組んでいる。

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