赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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送劉評事充朔方判官賦得征馬嘶

2020-02-15 01:39:09 | お習字
書象展、大人の事情で、『枕草子』改め、高適の五言律詩の漢詩になりました。

『送劉評事充朔方判官賦得征馬嘶』

征馬向邊州  征馬 辺州に向かい
蕭蕭嘶不休  蕭蕭として嘶いて休まず
思深應帯別  思いの深きは応に別れを帯びたればなるべし
聲断為兼秋  声の断ゆるは秋を兼ねるが為なり
岐路風将遠  岐路 風将に遠く
關山月共愁  関山 月共に愁う
贈君従此去  君に贈る 此従り去らば
何日大刀頭  何れの日にか大刀頭


旅人を乗せる馬は辺境の町に向かって
悲しい声で嘶くことを止めない
深い思いは きっと別れの辛さを帯びているからにちがいない
その声が消えてなくなるのは 秋の気配が加わっているからだ
今分かれ道にいて 君は風と共に遠くゆく
境の山に月が上り 月も我らと共に哀愁を込めている
君にこの言葉を贈ろう ここから去っていったならば
いつの日にかまた 帰ってくるだろうか

大刀頭というのは、大刀のつかがしらのことだそうだ。そこには環がついていて、この輪のことを「かん」と言い、その「かん」と同じ音の「還」の字を連想する。「還」は「帰る」と言う意味、だから、「何れの日にか大刀頭」というのは、「いつの日にか帰ってきて来いよ」という思いを表しているらしい。

この漢詩を和漢調和体で書きます。
ひぇ~~~!書けるんかい?!
がんばろうっと。



コメント (5)
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