ある40代女性の生活

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河田哲也さん: 全国トップセールスするのはどんな人

2009年12月15日 12時13分16秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「凄腕つとめにん Gifu BMW 多治見支店販売係長 河田哲也さん」という記事がありました。

各界で、群を抜く仕事をしている方を紹介するコーナーです。

河田哲也さんは、地方の支店で、外車販売をし、全国のトップセールスで表彰されました。

2007年の1年間に、入社5年目で122台の新車を売り、年に30台売れば一人前と言われる世界で、飛びぬけた成績です。

担当は、岐阜県多治見市など東濃地区で、誰からも「東京や大阪、名古屋といった大都市でもない地方でどうして」と秘訣を聞かれます。

1980年生まれ、名古屋経済大学を卒業し、就職氷河期に就職活動をしました。

履歴書だけで落とされ続け、「実力で勝負できる仕事がしたい」と、新卒採用の予定がなかったBMWに何度も電話をかけて、面接してもらいました。
「やる気だけは誰にも負けません」とアピールしました。

入社1年目には、7台しか売れず、「田舎じゃ輸入車は売れない。会社をやめようか」と思いました。

そんな気持ちを見透かされたのか、支店長に呼ばれました。
「多治見で一花咲かせてみろ。今辞めたら、どこに行っても同じ繰り返しだぞ」

迷いがふっきれました。
「とにかく人に会おう」

大学1年生で、免許取り立てのとき、ガールフレンドをドライブに誘いました。
実家の国産ファミリーカーで出かけました。

彼女が帰りがけに「将来、BMWに乗れるような男になってね」と言われたことで、一念発起しました。

2年間、アルバイト漬けの生活をし、BMWの中古を買える200万円を貯めました。

車を見に、ショールームを訪れましたが、学生だと分かると、誰も接客に出てきません。
「金持ちじゃないと相手にされないんだ」とがっかりしました。

「夢のためにがんばる人は、どこにでもかならずいる。この人は買わないと決めつけないようにしよう」と自分に言い聞かせました。

お客さんで、陶器工場に勤める男性は、契約書の印鑑を押すとき、「実は10年かけてためたお金なんだ」と話してくれました。

就職して半年の20代の男性は、月々5万円の5年ローンで購入してくれました。

不況にもかかわらず、今年の販売台数も、100台に近づいています。

1カ月に使う名刺は500枚。

退職金で新車の購入を決めてくれた男性から、100枚ほどの分厚い名刺の束を渡されました。
よく見ると、全部自分の名刺でした。

「こんなに渡していたんだ」と我ながら驚きました。

契約にこぎつけるまでの4年間、男性の自宅に通い、カタログと一緒に渡したり、会えなくてポストに入れておいたりしたものです。
男性は「あんたが来た証しだよ」と言ってくれました。

靴は1カ月で履きつぶし、仕事を終えても、お酒を飲むのは自分の誕生日と大晦日だけです。
車の故障や商談で、いつお客さんに呼ばれても、すぐ駆けつけられるようにするためです。

「成績を落とせないプレッシャーで苦しくなることもあります。でも、納車でキーを渡したときのお客さんの笑顔に元気をもらいます」
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こちらを見ていらっしゃる写真が、意思とともに親しみも感じる視線で、記事を読んでみる気持ちになりました。

「私の法則」も書かれていて、
  今日できることは今日する
  売る商品に自分がほれ込む
  会社の仲間全員を信頼する  とありました。


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