ある40代女性の生活

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江國香織さん: お粥、ポリッジ、中国粥

2010年04月19日 07時24分35秒 | 新聞
朝日新聞の週末beに、「作家の口福 江國 香織 お粥 シンプルだから奥が深い」という記事がありました。

作家の方が、月替わりで、食べ物にまつわるエピソードを紹介されるコーナーです。

江國香織さんは、『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞され、児童文学や詩も書かれ、翻訳もされる方です。

江國さんは、お粥が好きで、よく食べられるのだそうです。

お粥を食べるときは、お粥1品で食べることが多いので、具を入れて食べます。

青菜粥は、かぶの葉が一番好きで、三つ葉、高菜、レタス、きゅうりを使うこともあるそうです。
中華粥(鶏肉、ねぎ、生姜)、トマトと玉子、茶粥、小豆粥もおいしい。

江國さんのお家では、七草粥に白砂糖をかけて食べたそうです。
人に言うと驚かれるけれど、茶碗によそったお粥に、ぱらぱらとかけ、砂糖が溶ける前に口に運びます。

塩と同じ役割を、砂糖がしていて、このお粥には、お餅も、白くとろけて入っていました。

イギリスに行ったときには、ホテルの朝食メニューに、「ウイスキー・ポリッジ」というものを見つけました。

お粥好きとしては、見過ごしにできないと、好奇心に駆られて注文しました。

出てきた「ウイスキー・ポリッジ」は、とても甘く、ウイスキーの風味は全くせず、ホットミルクの風味がしました。

ライス・プディングのようで、全然お粥じゃないとがっかりしたそうです。
ポリッジとお粥は、そもそもべつのものなのだろうと書かれています。

先月は、ニューヨークで、とびきりおいしいお粥を食べたそうです。

チャイナタウンのはずれで、足を踏み入れるのに、すこし勇気が要る佇まいのお店でした。
でも、味は! 目をみはるおいしさでした。

江國さんが注文されたのは、青菜粥だったのですが、いわゆる青菜のほかに、銀杏、ヤングコーン、人参、ねぎ、絹さや、グリーンピースが入っていました。

どの野菜も、それぞれの歯ごたえが感じられるように、ちょうどいい具合に火が通っていました。

お粥は、シンプルな料理で、だからこそ、素人と玄人の差が、嬉しく歴然とするのだ、ということです。
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ニューヨークのお粥が、目に浮かぶようです。

さすが作家の方、お粥の話にも、引き込まれるものがありました。


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