昨日の朝日新聞に、「らんどまあく@東京 田園調布 金では買えぬ緑の磁力」という記事がありました。
東京の有名なスポットのエピソードを紹介するコーナーです。
田園調布は、大正時代から80年以上、街の骨組みは変わらないそうです。
ここ20~30年は、社会や経済の大きな変化があり、変えないことは大変なことでした。
國分繁子さんは、居住歴70年以上で、社団法人・田園調布会(約1100世帯で作る自治組織)の15代会長です。
子どもの頃、駅前を掃除していた浴衣に麦わら帽子の男性が、実は「偉い人だった」と知ったり、著名人や経済人が多く住んでいます。
「私利私欲」が目立ち出したのは、バブル期からだったそうです。
地下室が隣家の敷地の下まで侵入する、高さ3mのはずの木の高さが低いので訪ねると「5年後、10年後に育ちます」。
屋上ヘリポートは騒音を理由に、地下のプールは水脈を枯らすおそれがあるため、ご遠慮願いました。
町並みを保つことは、もともとは紳士協定で、役員もボランティアです。
現在は、大田区の「地区計画」(駅西側の47ヘクタールに適用)に加え、より詳細な田園調布の会の規定も設けました。
大田区の「地区計画」では、
住宅の高さは9mまで
緑を確保するため、敷地は165平方m以上
道路に面する境界の長さの半分以上に植樹
田園調布の会では、新築・改築の計画を区役所に届ける前に、設計図と模型を提出してもらっています。
持ち込まれる新築・改築の計画が、今年に入ってくんと減り、ピーク時の1割になったとのことです。
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記者の方が、実際に田園調布の駅前に降り立ち、「扇状に広がる高級住宅地を前に、しばし、たたずんでいた」と書かれていました。
初めて田園調布を訪れると、感動するものがあります。
街の品位を保っていると感じますが、その陰には、自治組織の努力があったのかと記事を読んで知りました。
東京の有名なスポットのエピソードを紹介するコーナーです。
田園調布は、大正時代から80年以上、街の骨組みは変わらないそうです。
ここ20~30年は、社会や経済の大きな変化があり、変えないことは大変なことでした。
國分繁子さんは、居住歴70年以上で、社団法人・田園調布会(約1100世帯で作る自治組織)の15代会長です。
子どもの頃、駅前を掃除していた浴衣に麦わら帽子の男性が、実は「偉い人だった」と知ったり、著名人や経済人が多く住んでいます。
「私利私欲」が目立ち出したのは、バブル期からだったそうです。
地下室が隣家の敷地の下まで侵入する、高さ3mのはずの木の高さが低いので訪ねると「5年後、10年後に育ちます」。
屋上ヘリポートは騒音を理由に、地下のプールは水脈を枯らすおそれがあるため、ご遠慮願いました。
町並みを保つことは、もともとは紳士協定で、役員もボランティアです。
現在は、大田区の「地区計画」(駅西側の47ヘクタールに適用)に加え、より詳細な田園調布の会の規定も設けました。
大田区の「地区計画」では、
住宅の高さは9mまで
緑を確保するため、敷地は165平方m以上
道路に面する境界の長さの半分以上に植樹
田園調布の会では、新築・改築の計画を区役所に届ける前に、設計図と模型を提出してもらっています。
持ち込まれる新築・改築の計画が、今年に入ってくんと減り、ピーク時の1割になったとのことです。
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記者の方が、実際に田園調布の駅前に降り立ち、「扇状に広がる高級住宅地を前に、しばし、たたずんでいた」と書かれていました。
初めて田園調布を訪れると、感動するものがあります。
街の品位を保っていると感じますが、その陰には、自治組織の努力があったのかと記事を読んで知りました。
まさに「人が街を作る」という感じですね。
人同士の付き合いが希薄になる一方の都会で、
自治組織の人たちががんばって街を守るというのは
とてもすばらしいことだと思いました。
それも品位と誇りがあってのことだと思います。
これからもがんばっていい街を維持して頂きたいと
思います。
ボランティアでというのも、すばらしいですね。