イチロー選手と松井選手： どちらが好きか 天才型・努力型

朝日新聞の週末beに、「be between 読者とつくる　イチローと松井、どっちが好き？」という記事がありました。

テーマについて、読者モニターにアンケートをし、傾向を聞くコーナーです。

アメリカ大リーグのイチロー選手は「天才型」、松井秀喜選手は「努力型」と言われるそうです。

「あの人はこんなタイプ」と決めるのは無理があると承知の上で、あえてどちらが好きか、聞いてみました。

チャンスメーカーのイチロー選手、好機に強い松井選手。
天分に優れ、たゆまぬ努力を重ねている２人を、イメージを前置きして聞いた結果（回答者５３１７人）は、

イチロー選手　６６％
松井選手　　　３４％

イチロー選手を選んだ理由は、
「天才的なのに努力を怠らない」　２３４２人　　が２位以下の２倍以上の多さでした。
「ずばぬけた天才性」　　　　　　１０９０人
「大リーグ記録を作った」　　　　　６９１人
「カリスマ性」　　　　　　　　　　３８６人
「言動がユニーク」　　　　　　　　３８５人
「格好いい」　　　　　　　　　　　２８２人

松井選手を選んだ理由は、
「態度に裏表がない」　　　　　　１０４５人
「黙々と努力をしている」　　　　１０３０人
「性格がよさそう」　　　　　　　　７６６人
「実績がすばらしい」　　　　　　　１８３人
「長打力がある」　　　　　　　　　１４４人
「けがとたたかう姿に共感」　　　　１４０人

では、あなた自身は「天才型」「努力型」どちらだと思いますか？と聞いたところ

努力型　　７９％
天才型　　２１％

「努力型」を選んだ人は、
「天才性がないのを自覚している」
「努力しないと人並にできない」

「継続は力なり。そうやって乗り切ってきた」
「ウサギとカメ。最後はカメが勝つと信じたい」

「私は中卒だが、会社の同僚はみんな大卒だった。経済や経営の書籍を読み込み、どんな仕事も率先し、休日も出勤した。結果的に周囲の大卒を抜いて役員になれた」

「天才型」とした人は、
「大抵のことを才能でやり抜いてきた」

アメリカ大リーグに詳しい評論家の芝山幹郎さんは、
「イチローが人気なのは、嫉妬されるほどの技芸を、組織人間とでなく、個人として示していることが理由では」と話していらっしゃいます。
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イチロー選手は、記録を作っていく過程の自己管理の様子が、
松井選手はけがをしたとき、不調のときの過ごし方がすばらしいと思います。

天才と思えるような大きな人を見ると、この人が現役のときにリアルタイムで見聞きできてラッキーだと感じます。