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犬の審査基準: 英が健康重視へ

2009年02月13日 07時05分18秒 | 新聞
昨日の朝日新聞1面に、「犬思いの審査基準に 英団体が変更 愛らしさ編重戒める」という記事がありました。

イギリスのケネルクラブ(1873年設立)が、76犬種の審査基準を変更を決め、3月のドッグショーから適用される、というものでした。

犬は近親間や若齢間での交配を繰り返すと、体の末端に委縮が起きるのだそうです。

ブルドックやパグは、鼻がぺちゃんこの影響で呼吸困難気味で、体温調節が苦手です。
それでも、しわやほおのたるみを誇張する交配が続き、重い障害が問題になってきました。

人好みの純潔犬を作ろうと交配を繰り返した結果、犬の健康に問題が出始めたため、審査基準を健康重視に変えることにしました。

ダックスフントは、目などの障害が遺伝的に出やすい白斑の入ったダブルダップルという毛色の犬は認めないことになります。

日本のジャパンケネルクラブで犬の基準を検討する福山英也さんは
「人は犬に芸術性も求めており、犬の健康とのかねあいは難しい。しかし、国際畜犬連盟が基準変更に動けば、日本ジャパンケネルクラブも検討せざるをえない」と話していらっしゃるとのことです。
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遺伝子の話のときに、「遺伝」で検索したら、犬の遺伝障害の記事が検索結果としてたくさん出てきて驚いたことがあります。

シーズーは、「毛によって犬の視覚に影響が出ないように」を追加
チャウチャウは、「ぎこちない歩き方」を削除
ダックスフントは、「体と地面の間が自由に動ける余裕があるように」を追加
ということでした。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
犬は、作られた芸術作品? (セイロン)
2009-02-13 23:00:44
遺伝の話は、病気と結びつけてしまうせいか、何か目をそらしたくなるテーマです。

「ブルドックの鼻ぺちゃ」や、「ダックスフントの短足」といった特徴も、人間が意図的に強調して作りあげてきたものなのでしょうか?

犬の交配は、遺伝子操作の一歩手前まで来ている感じがして、怖くなりました。

審査基準の変更だけでなく、犬の繁殖ルール(?)などを作って、犬の健康(種の保存?)にも配慮してはどうかと思いました。
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セイロンさんへ (モカ)
2009-02-14 07:27:30
ブルドックの鼻やダックスフントの短足も人が意図して作ったものだと思います。

記事に審査基準が変わると、繁殖を行う人もそれを意識するので変化があるだろうと書いてありました。

物事は、振り子のように、片方に進んで弊害が出ると反省が出て方向を変えるところがありますね。
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