ある40代女性の生活

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退職後のお金: 「イベント型」「浪費型」破綻に注意

2009年11月08日 09時30分20秒 | 新聞
昨日の朝日新聞週末beに、「家計診断 こんなときどうする 退職後の生活セミナーを受講 「イベント型」「浪費型」破綻に注意」という記事がありました。

家計についての相談を、専門家が解説、回答してくれるコーナーです。

58歳の会社員の男性が、あと2年で定年退職するので、夫婦で年2回国内旅行、できればたまには海外旅行もしてみたいという相談です。

ファイナンシャルプランナーの藤川太さんが、ライフプランシートを作ることを薦めていらっしゃいました。

現在から85歳まで(仮に)の一覧表を作り、
  1.西暦年
  2.経過年数(2009年の今年を0にして、2010年は1年後)
  3.夫の年齢
  4.夫がしたいイベント(退職記念旅行、車の買い替え、長男結婚など)
  5.それにかかる予算
  6.妻の年齢
  7.妻がしたいイベント(国内旅行など)
  8.それにかかる予算
  9.イベント代(4と8の合計)
を書きます。

退職時の金融資産予想(退職金を含む)から、全イベントの合計金額(9の25年分の合計)を引くと、普通の生活費に使えるお金が出ます。

それを25年間で割れば、1年間に使えるお金が出ます。

それを12で割れば、1カ月の生活費が出ます。

相談者の退職時の金融資産予想(退職金を含む)を、3000万円とします。

退職記念旅行50万円、車買い替え200万円、長男結婚150万円、国内旅行30万円等を合計すると、全部で1000万円になりました。

残りは2000万です。

年金がフルに出るのは65歳からなので、その間、生活費で500万円を使うとしました。

残りは1500万円です。

これを25年で取り崩すなら、年間60万円、月5万円を取り崩すことができます。

これなら2~3年に1度なら海外旅行に行っても大丈夫でしょうということです。

退職後すぐに60代半ばで退職金を使いきってしまう人が出てくるそうです。
こういう人には2つのパターンがあり、

1.イベント型破綻

60代はまだまだ元気、しかも退職金というまずお目にかかったことがないまとまったお金が口座にあります。

頻繁の旅行に出かけたり、高級車を購入したり、家のリフォーム、子どもの結婚、孫の誕生とイベントも多く、老後の備えがあっという間に底をついてしまうパターンです。

2.浪費型破綻

現役時代の所得が高かった人は、リタイア後も生活レベルが高くなりがちです。
現役の感覚でお金を使っていると、貯金を年々取り崩し、じわじわとお金が尽きてしまうパターンです。

両者とも、ライフプランシートを作ることで防ぐことができるということです。
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相談の男性の会社では、退職2年くらい前になると、だいたいの年金と退職金の額を教え、先輩の事例を示すセミナーを夫婦で受講するようです。

回答の隣に4コマ漫画があり、セミナー会場で、年金と退職金の額を聞いた妻が夫に、「ねえ もう帰りましょう」と言っています。

夫が「これから先輩たちの退職後の事例を紹介するのに・・・」と渋ると
妻は「他人(ひと)は他人(ひと)、それぞれ状況が違うでしょ!」

夫「まあ そうだけど」と会場を後にします。

妻が無表情で、
定年離婚でとれる金額がわかれば それでいい  と考えている様子が怖く、おかしかったです。


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