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日本外国特派員協会: 海外メディアの記者クラブ アジアの中心、日本→中国 求人情報も

2010年12月05日 09時50分20秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「外国特派員協会の落日 海外記者、中国へ」という記事がありました。

外国メディアの記者らが会員の「日本外国特派員協会」が、アジアの中心が日本から中国へ移ったことで経営の危機に陥っているのだそうです。

「日本外国特派員協会」は、1945年に、GHQ(連合軍総司令部)のマッカーサー最高司令官と共に日本に来た記者たちによって設立されました。

1992年(バブル崩壊前)は、500人近くいた正会員が、この10月には310年に減りました。

外国メディアが、経営難(リーマン・ショックやネットの台頭)で海外拠点を閉鎖しています。
アメリカの「タイムズ」も、東京支局を閉鎖し、60年以上の歴史を終えました。

さらに、アジアの中心が日本から中国に移っています。

バウムガルトナー会長(スイスのラジオ局記者)は、
「日本が経済的に脅威だった1980年代は、世界中のエリート記者が東京に来ていた。今はそれが中国になった」

協会は、収入は年間約8億円です。
2008年度に、約2千万円の赤字になり、今年度まで3年連続の赤字になる見込みです。

「今こそ健全な経営にする必要がある」(中村章・総支配人)

コスト削減として、レストラン業務(経費の60%を占める)を外部委託し、受付(24時間対応だった)を11月からは夜間は閉鎖するようにしました。

新規メンバーを増やす努力もしています。
アジア(中国など)のメディアの記者と、若い日本人記者の入会を狙い、営業担当もベテランを雇用しました。

(「日本外国特派員協会」は、一定期間以上の特派員経験がある日本人記者も正会員になることができす)

ネットの利用も強化します。
歴史的に貴重な資産を、ネットで有料提供したり、記者会見のネット中継も検討中です。

会員は、2150人(2010年10月末現在)。
正会員の入会金は3万7500円、会費は月1万1千円  ということです。
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会費が月1万1千円は、最初は年会費ではと思いました。

「日本外国特派員協会」のホームページを見てみました。
(http://www.fccj.or.jp/参照)

最初は英語で表示されますので、左上の「日本語」をクリックすると、日本語表示になりました。

左上の「入会案内」をクリックすると、
正会員(レギュラー会員)資格になるためには、申請書には、当協会正会員2名の署名、外国特派員としての就業証明書などが必要。

会費は、やはり月1万1千円で、会員制クラブの雰囲気で交流したり、図書館で調べものをする場所のようです。

「本会の歴史と姿」も項目では、皇居を見下ろすレストランで、各国の料理を楽しめる。
19階のライブラリー(図書館)は、フリーランスや非常勤特派員にとっては、隠れ家的なオフィスとしても使えます。

一番下に、スタッフ募集がありました。
フロア担当で、日英語が使えること、時給950円。週3日から  とのことです。


ウィキペディアを見ると、「日本外国特派員協会」は、正会員向けに開催される「主催会見」が有名なのだそうです。

王貞治さん、石原慎太郎さん、菅直人さん、インディラ・ガンジーさん、ヘンリー・キッシンジャーさん、ロバート・ケネディさん、小泉純一郎さんなど、超有名人がゲストとしてリストになっていました。

ゲストは、1言は英語を話すよう、ルールがあるそうです。

意外なゲストとしては、はるな愛さん、吉永小百合さん、手塚治虫さんの名前もありました。


この「主催会見」を実際に見てきた方の感想ブログもありました。
「ケンコーコム、日本外国特派員協会での会見を聞いてきました」(http://uva.jp/dh/mt/archives/005223.html参照)

ランチョンセッションというスタイルで、会見を聞き、食事をしながら情報交換をする場のようでした。
食事の風景が、よく天皇陛下が出られる場のように、正面に横長の席があり、それに90度にくし型に長く席を作ってあったのが、外国のスタイルだと感じました。


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