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震災義援金: 総額2,500億円 被災者に渡ったのは15% 全壊35万円→100万円程度に 手渡しは危険

2011年06月07日 21時40分48秒 | 新聞
今日の朝日新聞に、「義援金 まだ被災者に15%」という記事がありました。

東日本大震災に寄せられた義援金は約2,500億円になり、全壊は100万円程度になりそうですが、実際に渡ったのは15%なのだそうです。

義援金配分割合決定委員会(堀田力会長、義援金の配分を決める)が、6月6日に開催されました。

日本赤十字社、共同募金会、被災した15都道府県の代表が集まり、話し合いました。


第一次配分(823億円)と第二次配分(1691億円)を行い、両方とも被害の程度で金額を決めることになりました。

第一次配分は、

死亡・行方不明   35万円(1人につき)
住宅全壊・全焼   35万円(一戸あたり)
住宅半壊・半焼   18万円(一戸あたり)
原発30キロ以内  35万円(一戸あたり)

第二次配分は、第一次配分と同じ割合で支給となりました。

被災者の手元に届いたのは、15%にすぎないことも明らかになりました。

住宅の被害の程度で支給額に差をつけたことが支給の遅れにつながったとの指摘があるとのことです。
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第一次配分が823億円、第二次配分はその約2倍(1691億円)あるので、全壊なら100万円程度を受け取る計算になりそうです。

テレビのニュースなどでは、役場や金融機関が被災したことも、支給が遅れた原因に挙げていました。


3月11日からもうすぐ3カ月、まだ1円ももらっていない人が85%というのは気の毒です。

募金に協力したときには、被災した方たち全員にすぐにもいくらかのお金が届くことをイメージしていました。

今後の課題として方法を考える必要があると思います。


「義援金」をめぐっては、どういう話題があるのだろうと見てみました。

「夏に向け避難住民「とにかく早く!」冷蔵庫、扇風機、義援金」というJ-CASTニュースの記事(6月7日)がありました。
(http://www.j-cast.com/tv/2011/06/07097692.html参照)

羽鳥慎一さんが、被災地の方に「いまなにが必要ですか」と質問したところ、

「体育館に避難しているが、なかはもう30度ぐらいになっている。食中毒が心配で冷蔵庫とか、扇風機とか、あと空調設備」
「(義援金が)なるべくはやくほしいですね」

と答えられたということです。


「日本ユニセフ協会「震災義援金は全額使わず、アフリカとかに回すから」というブログ(3月19日)もありました。
(http://hamusoku.com/archives/4323824.html参照)

ユニセフが、寄せられた義援金はある程度以上はアフリカなどに寄付すると発表したと指摘してありました。

そうなのでしょうか。

「ユニセフ」のホームページを見てみると、
(http://www.unicef.or.jp/osirase/back2011/1103_12.htm参照)

該当するページの文章が、紹介されたものとは後半部分が変わっていて

「当協会でお預かりした東日本大震災緊急募金は、全額、子どもたちを中心とする被災者の方々への支援に活用させていただきます」

となっていました。

いろいろな機関が、試行錯誤で進んでいるという印象を受けました。


家もない、仕事もない方々が、義援金をほとんどの方が受け取っていないというのは大変です。

今回は、金融機関振り込みでなく、現金手渡しでもいいのではないかとも考えましたが、やはり金額が大きいので現金は危険かもしれないと思いました。


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