ある40代女性の生活

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中村航さん: 作家 「ビーカーコーヒー」実験室コーヒーの味は 映画「奇跡」(まえだまえだ主演)の原作者

2011年06月26日 18時19分40秒 | 新聞
朝日新聞の週末beに、「作家の口福 中村航 研究室で憧れのビーカーコーヒー」という記事がありました。

作家の方が月交代で、食べ物で印象深かったことを語ってもらうコーナーです。

作家の中村航さんは、工業大学の研究室で、実験用蒸留水と殺菌した器具で淹れる「ビーカーコーヒー」を飲まれたのだそうです。

中村さんは大学構内で友人に会いました。

「ちょっと寄ってけよ、コーヒーでも飲もうぜ」と誘われ、工業化学科の研究室についていきます。

中村さんは、「コーヒーの種類は三つある」と説明されます。

一つめは、われわれ一般人が家庭で淹れるコーヒー
二つめは、喫茶店などでプロが淹れるコーヒー

そして三つめが、理科室などで学校の先生がビーカーを使って淹れるコーヒーです。

友人は、戸棚から蒸留水を取り出し、丸底フラスコに入れ、アルコールランプで湯を沸かします。
コップは、完璧に殺菌されたビーカー、砂糖は実験に使うショ糖(スクロース)です。

飲んでみると、なるほど、という感じなのだそうです。

水や砂糖が本来持っている雑味が取り除かれ、「ビーカーコーヒー」は小数点以下を切り捨てたような味がした  ということです。
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味わってみたいと思いました。

一つめと二つめのコーヒーはいろいろ経験しましたが、「ビーカーコーヒー」はどんなものか、飲んでみたいです。


記事には、「キムワイプという、紙くずの一切でないティッシュのようなもので、僕らはさっと口を拭いた」ともありました。

キムワイプは、実験室でよく見かける理化学消耗品で、ああ知ってると嬉しくなりました。

白い硬めのティッシュ(箱入り)で、手や実験台を拭いたりにも使っています。

キムタオルという紙ナプキン(茶色くて厚い)もあり、こちらは雑巾代わりに使います。

実験室がコンタミ(汚染)されないように、外から持ってきた台車の車輪や、床もこれで拭きます。


中村航さんは、どんな方だろうと見てみました。

公式ホームページを持っていらっしゃいました。
(http://www.nakamurakou.com/参照)

プロフィールのページをクリックすると、

芝浦工業大学卒業、F写真光機に就職した後、退社。
『リレキショ』で、第39回文藝賞受賞

『夏休み』で芥川賞候補
『ぐるぐるまわるすべり台』で第26回野間文芸新人賞  と書かれています。

工科大学でのコーヒーは、実体験に基づいたお話だったのですね。


「コンタクト」のページに、ブログへのリンクがありました。
(http://kou.livedoor.biz/参照)

4月26日のブログに『奇跡』が発売になります。よろしくとあります。
映画「奇跡」の原作を書かれた方なのでした。

映画「奇跡」は、まえだまえだ(小学生の兄弟のお笑いコンビ)さんが主演の6月11日公開されたばかりの映画です。

このコーナーは、作家の~さんとさらっと紹介されるのですが、詳しく見ていくとタイムリーな作家さんが多く、驚くことが多いです。


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