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投資信託: 誕生60年 「毎月分配」→「ハイイールド」→「通貨選択」 年金の補完の役目も

2011年05月28日 14時22分41秒 | 新聞
今日の朝日新聞に、「リッパ-の眼 オープン投信 投信誕生60年を振り返る 下」という記事がありました。

トムソン・ロイターの傘下リッパ-が、投資信託の情報を紹介してくれるコーナーです。

今年は、「投資信託」が誕生して丸60年の年なのだそうです。

リスクもある投資信託が、身近なものになっていく過程を説明しています。

「投資信託」は、リスク商品であったため、最初はなかなか一般に受け入れられませんでした。

実際、2000年の日本株の下落と2001年のエンロン破綻で、5本のMMFが元本割れを起こしました。

1998年に銀行窓口で販売が認められ、一般に広がりました。

MMFの元本割れ後、「毎月分配」が誕生しました。

定期預金の金利がほとんど期待できない時期でも、海外国債(金利が高い)への投資で定期的な分配金が可能になりました。
今では、投資信託の60%は毎月分配型だそうです。

2000年代半ばには、「ハイイールド債権ファンド」ができます。

アメリカの低格付け社債を投資対象にすることで、より高い配当金が可能になりました。

2008年の金融危機後、「通貨選択型」が出てきました。

これまでの投資先の債権や株券の値上がり益に、為替のリターンを上乗せし、2階建て構造で、ますます高い配当金を出します。

個別の商品に関しては、日本は「投信先進国」のレベルに達したということです。
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「投資信託」の変遷をこんなにまとめて説明したものは、初めて読みました。

証券会社の担当の方に「新しい商品が出たんですよ」と説明されて知った商品は、こういう流れに乗っていたものだったのですね。

説明されれば、そのとおりです。

現在の投資信託の人気のものは、「毎月分配型」で、「ハイイールド」で、「通貨選択型」(ブラジルのレアルが人気)です。


記事に、年6回分配(隔月分配)タイプも出て、年金の補完的役割を果たすとして退職した方の支持があると書かれていました。

それは、投資信託を始めたときに、私も感じました。

まとまった金額を預けておくと、毎月、決まった(毎月ほぼ同じ)金額が振り込まれ、「これはちょっとしたお小遣い、将来は第2の年金として使える」と感じました。

特にリーマン・ショック以前の金利が良かったときは「こんなにもらっていいのだろうか」というくらいの分配金がありました。

今でも、普通の銀行の定期預金とは比較にならない金額が手に入ります。

ただ、この商品は買ったときの価格と、売るときの価格が異なるので、そこを考えないとせっかくの分配金が飛んでしまう危険性があります。

購入対象や時期を分散するなど、工夫も必要です。

投資信託をすると、新聞の経済欄にも目がいくようになりました。


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