朝日新聞の週末beに、「フロントランナー 漫画家 石塚真一さん(39歳) 『岳』に生死を超えた愛を描く」という記事がありました。
注目されている人に、そうなるようになった過程や、どういう気持ちで行っているかを聞くコーナーです。
映画「岳」の原作漫画『岳』の作者、石塚真一さんは幼い頃から漫画家になりたかったわけではなく、就職したIT企業が経営不振になりハウツー本をたよりに漫画を描くようになったのだそうです。
1971年、茨城県出身。
父親は市場で働き、母親は中学教師の家庭に生まれます。
高校時代は無気力で、浪人の後、アメリカの南イリノイ大学日本分校(現在は廃校)、留学を経て、サンノゼ州立大学に再入学しました。
留学中に、ルームメイトがロッククライミングをしていて「来ないか?」というのでついていったら、氷の岸壁でした。
垂直の世界に必死でピッケルを打ち込んでいるうちに、「きっとこの世界には深いものがある」と希望を感じたそうです。
帰国後、IT企業に就職しますが、1年もたたないうちに経営が傾き、「これはまずい」と漫画のハウツー本(340円)を買ってきました。
英会話学校の講師をしながら、浦沢直樹さんや弘兼憲史さんの漫画を読み、見よう見まねで漫画を描き始めます。
最初の作品は、30ページ描くのに1年かかりました。
『岳』は、小学館の「ビックコミックオリジナル」に連載中で、2003年不定期連載からスタートし、徐々に人気を集め、コミックス14巻、累計380万部を超えたということです。
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漫画家になる人は、皆、子どもの頃からの夢を実現して漫画家になっていらっしゃるのだと思っていました。
こういうこともあるんですね。
実際にどういう漫画か、読んでみたくなりました。
「ビッグコミックオリジナル」のホームページに行ってみたら、最新号の「岳」が試し読みできました。
(http://big-3.jp/bigoriginal/参照)
340円の漫画のハウツー本からスタートしたとは信じられない、プロの絵と作品です。
それができたのはなぜなのでしょう?
記事には、担当編集者さん(小田基行さん)の
「ただ、絵を描くのが好き、漫画が好きということだけで漫画家になった人じゃない。表現したいこと、伝えたいことの手段として、たまたま漫画があったということでしょう」
というコメントが紹介されています。
「岳」は、山岳救助隊が主人公で、どんな遭難者にも「よく頑張った」と声をかけるのは、アメリカ人が成功しようと、ヘマをしようと、ビールを飲もうと、全部「Good Job!(よくやった)」と言う。
あれっていいな、救いがあると感じたから とも書かれていました。
「石塚真一」さんで見ると、「コミック『岳』著者、石塚真一さんインタビュー!」というサイトがありました。
(http://xbrand.yahoo.co.jp/category/entertainment/730/1.html参照)
雑誌「ターザン」のインタビューです。
遭難について、
「日常ではもちろんですが、他のスポーツでも失敗はよくあることですよね。でも、冬山で失敗してしまうと、それがすぐに死に直結してしまう。僅かなミスに対して周囲が厳しい視線を向けるのも事実です」と話され、
「でも、主人公の三歩はそう思っていません。失敗は仕方ない、それよりもよく山に来てくれたな、そう思っているんです」と答えていらっしゃいます。
記事に、本物の山岳救助隊員から「漫画を読み、救助のときにどんな言葉をかけるか、考えるようになった」と言われることもあるとあったのが印象的でした。
注目されている人に、そうなるようになった過程や、どういう気持ちで行っているかを聞くコーナーです。
映画「岳」の原作漫画『岳』の作者、石塚真一さんは幼い頃から漫画家になりたかったわけではなく、就職したIT企業が経営不振になりハウツー本をたよりに漫画を描くようになったのだそうです。
1971年、茨城県出身。
父親は市場で働き、母親は中学教師の家庭に生まれます。
高校時代は無気力で、浪人の後、アメリカの南イリノイ大学日本分校(現在は廃校)、留学を経て、サンノゼ州立大学に再入学しました。
留学中に、ルームメイトがロッククライミングをしていて「来ないか?」というのでついていったら、氷の岸壁でした。
垂直の世界に必死でピッケルを打ち込んでいるうちに、「きっとこの世界には深いものがある」と希望を感じたそうです。
帰国後、IT企業に就職しますが、1年もたたないうちに経営が傾き、「これはまずい」と漫画のハウツー本(340円)を買ってきました。
英会話学校の講師をしながら、浦沢直樹さんや弘兼憲史さんの漫画を読み、見よう見まねで漫画を描き始めます。
最初の作品は、30ページ描くのに1年かかりました。
『岳』は、小学館の「ビックコミックオリジナル」に連載中で、2003年不定期連載からスタートし、徐々に人気を集め、コミックス14巻、累計380万部を超えたということです。
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漫画家になる人は、皆、子どもの頃からの夢を実現して漫画家になっていらっしゃるのだと思っていました。
こういうこともあるんですね。
実際にどういう漫画か、読んでみたくなりました。
「ビッグコミックオリジナル」のホームページに行ってみたら、最新号の「岳」が試し読みできました。
(http://big-3.jp/bigoriginal/参照)
340円の漫画のハウツー本からスタートしたとは信じられない、プロの絵と作品です。
それができたのはなぜなのでしょう?
記事には、担当編集者さん(小田基行さん)の
「ただ、絵を描くのが好き、漫画が好きということだけで漫画家になった人じゃない。表現したいこと、伝えたいことの手段として、たまたま漫画があったということでしょう」
というコメントが紹介されています。
「岳」は、山岳救助隊が主人公で、どんな遭難者にも「よく頑張った」と声をかけるのは、アメリカ人が成功しようと、ヘマをしようと、ビールを飲もうと、全部「Good Job!(よくやった)」と言う。
あれっていいな、救いがあると感じたから とも書かれていました。
「石塚真一」さんで見ると、「コミック『岳』著者、石塚真一さんインタビュー!」というサイトがありました。
(http://xbrand.yahoo.co.jp/category/entertainment/730/1.html参照)
雑誌「ターザン」のインタビューです。
遭難について、
「日常ではもちろんですが、他のスポーツでも失敗はよくあることですよね。でも、冬山で失敗してしまうと、それがすぐに死に直結してしまう。僅かなミスに対して周囲が厳しい視線を向けるのも事実です」と話され、
「でも、主人公の三歩はそう思っていません。失敗は仕方ない、それよりもよく山に来てくれたな、そう思っているんです」と答えていらっしゃいます。
記事に、本物の山岳救助隊員から「漫画を読み、救助のときにどんな言葉をかけるか、考えるようになった」と言われることもあるとあったのが印象的でした。