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国と地方自治体: 初めての債務超過(借金>資産) 高齢化で増える医療・介護を、政府はどうまかなう?

2011年02月02日 09時10分05秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「国と地方、初の債務超過 内閣府統計 国債増発響き 49兆円」という記事がありました。

国と地方自治体で、資産よりも借金が多くなる「債務超過」になり、これは初めてのことなのだそうです。

内閣府が、1月31日に、「2009年度国民経済計算確報」を発表しました。

2009年末の、国と地方自治体の一般部門の借金総額は、1018.9兆円(2009年末より35.3兆円増)でした。

2009年末の、国と地方自治体の資産総額は、970.0兆円(2009年末より19.6兆円減)でした。

資産総額から借金総額を引いた正味資産は、マイナス48.8兆円となりました。

統計が始まった1969年以来、初めての「債務超過」状態です。

今のところ、家計部門は2009年末で、2039.0兆円の正味資産があります。
金融機関を除く民間企業にも、2009年末で604.7兆円の資産超過があります。

日本全体の正味資産(国富)は、2712.4兆円(前年末比3.4%減)となりました。

政府の借金が増えたのは、国債の大量発行が原因、
政府の資産が減ったのは、デフレで評価額が減ったのと、「埋蔵金」を取り崩したため  ということです。
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これは2009年末の値なのですね。

しかし、この後、民主党政権で子ども手当などを始めたので、赤字はもっと膨らんでいる可能性があります。

収入を確保する前に、支出するというのは、借金地獄に陥る人の行動パターンではと思います。

昨日の国会中継を見ていたら、自民党の石破さんが「消費税の増税など、国民の耳には快くは響かないことも、言っていく覚悟が必要なのではないでしょうか」と発言していらっしゃいました。

昨日の朝日新聞(関東版)の投書欄には、60代の男性の方が、消費税の増税は生活を脅かすから避けよという意見がありました。

この方は、民主党が前回の総選挙で無駄削減で16.8兆円を捻出すると言い、「無駄を省き増税は後回し」を信じて投票したが、実現できないので失望したと書かれています。

本当に日本のことを考えるのだったら、できもしない公約(実現不可能な案)を提案し、選挙に有利になろうとするのは今後は避けたほうがいいのではと感じます。

本当に信じる人もいるのですから。

「消費税」で見てみると、

「消費税引き上げ問題 - Yahoo!ニュース」というサイトがありました。
(http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/consumption_tax/参照)

消費税引き上げに関するこれまでの流れ、賛成政党、反対政党、期待されている使い道などがあります。

「医療・介護サービスの改革の財源」の項目では、

社会保障国民会議がまとめた内容では、医療や介護サービスが将来あるべき姿であるためには、税負担として現行の消費税を5%から13.5%へ引き上げる必要があると示している。

この試算には、現在41兆円の費用がかかっている医療や介護サービスが、2025年にはその倍の91兆円以上になることが見込まれている。

とありました。

「世界各国の消費税税率」というサイトもありました。
(http://www.777money.com/torivia/syouhizei_world.htm参照)

世界の他の国々が、どのくらいの消費税かを紹介されています。

オーストラリアが10%、それ以外は全部が15%以上になっています。


高齢化で、必要になる額が増えるので、これをまかなうためには消費税を増やす必要があるというのは、理解できます。


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