ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

「そのままでいいんだよ」

2013-11-10 12:44:17 | 思うこと
我が家には高校の学校見学会や説明会の案内が未だに届きます。
今日も一通届きました。

ケン太は今、高校1年生で受験は終わっていますから、普通ならもう来ませんよね。
案内を郵送してくれるのは、去年、学校見学した学校です。

ケン太が学校見学した学校は不登校児を受け入れている学校です。

学校見学をしても、進路が決まらなかった子。
他の学校に入学したけど、また行けなくなってしまった子。
もしも、そうであったらと送ってくれるのだと思います。

ケン太はお陰様で今は楽しく高校生活を送っています。
でも、入学直後にお休みをしてしまったり、朝の腹痛と吐き気が
3週間ほど続いたり、軌道に乗るまでは大変でした。

ケン太が通っている通信校の生徒は約8割が不登校経験者です。
不登校だった子がこなし易いカリキュラムになっていると思います。
先生方も温かいです。

ケン太はそんな学校の環境に助けられました。
だから軌道に乗ることができたと思います。

でも・・・

入学した後、数日来ただけで、その後は来ていない子。
友達とのトラブル後、学校に来なくなった子。
ケン太の前の席の子も、最初のうちは来ていたけど、その後、
授業を選んで来ていて、今はほとんど姿を見ていないとのこと。

皆が皆、順調というわけではないです。
やはり難しい子もいます。

学校に行っていなかった子がまた同じように学校に通えるのは
やはり大変なことなのだと実感しています。

ケン太が元気に通っている様子をみて「もう大丈夫だね!」
なんて声をかけてくださる人もいますが、
私の中では、何かのきっかけでまた学校へ行けなくなるのではという
不安は常にあります。

一度、学校へ行かない経験をしてしまうと、同じ思いは二度としたくはないと
心では思いつつも、また引きずられてしまうという怖さがあります。

親もあの時の辛さを忘れないで、緊張感を持って子どもと接していかなければと
思います。

だから、今も送っていただく学校からの郵便物。
私にとって不要な物とも思えず、ありがたく受け取っています。

そして書いてある内容を読んでは、緩みそうな気持ちを引き締めたり、
今、学校に通えていることの感謝の気持ちを忘れないようにしなければと
思ったりしています。


先日送っていただいた郵便物にこんな内容が書いてありました。
一部、抜粋します。


「そのままでいいんだよ・・・」

子どもが自分の思い通り行動してくれないと親はイライラします。
イライラして怒りますが、子どもは動きません。イライラに反発してしまっています。
そんな子どもに言うべき言葉、勉強しない子でも、悪さをしている子でも
効いてしまう言葉が「そのままでいいんだよ」

「そんなのでは子どもはずっと変わらないのでは?」と思われるのは当然です。
でも、人は面白いもので、止まれって言われても前へ進んでいる生き物です。

親や周りの大人は一段高い所から子どもを見ているようですが、
本当は10段も高いところからアドバイスしています。
だから子どもは「自分には無理、できない」と思い動けない。

「そのままでいいよ」と言われると一つ上の階段を上がる勇気がわいてくる。
そして一歩一歩を導いてあげて、まるで自分一人で上がったかのように思わせてあげる。
ゲームばかりしている子に「勉強しなさい!」言うけど「勉強しないんです」って
相談されても、当たり前。
少しだけ、自分自身を変えてみるようにしましょう。





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コメント (4)
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