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笑いが長生きにつながる!?

2019年05月22日 | 学会研究会報告新聞記事など
 
笑いが長生きにつながる!?

笑うと体にいいのはもう当たり前って感じになってきているところと思います。
さらにその効果を研究で報告した話しがでていたので紹介します。

山形大学看護学科基礎看護学講座教授の櫻田香氏らは、笑いと死亡や心血管疾患のリスクとの関連を検討するため、地域住民を対象に前向きコホート研究を実施。その結果、日常生活における笑いの頻度が、全死亡および心血管疾患の独立した危険因子であることが示されたというものでした。

40歳以上の1万7,000人超を対象に、前向き試験を実施したもの。
一般集団における毎日の笑いの頻度と死亡率および心血管疾患との関連性を前向きに検討した。声を出して笑った回数を自己申告してもらい、①週1回以上群②月1回以上・週1回未満群③月1回未満群―に分類。毎日の笑いの頻度と全死因死亡率の増加および心血管疾患の発症率との関連を、Cox比例ハザードモデル分析で解析した。

解析対象は、山形大学医学部が牽引する山形県コホート研究の参加者で、毎年健康診断を受けている40歳以上の男女1万7,152人。平均年齢は62.8歳で、男性7,003人、女性1万149人だった。自己申告による笑いの頻度は、週1回以上群が1万4,096人(82.2%)で、月1回以上・週1回未満群は2,486人(14.5%)、月1回未満群は570人(3.3%)だった。

結果としては、高頻度の笑いと死亡リスクの低さが関連していることがわかったと言うことでした。

ようはいっぱい笑う人ほど長生きをするということなんですねえ。
笑う内容も人を元気にすることで笑わせてくれるのがきっといいんでしょうねえ。さ、いっぱい楽しく笑いましょう。

論文はこちら
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30956258

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