肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

今年も1年お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

2016年12月31日 | 患者さんとの関わり
 
 今年は、院長から肝臓センター所長に戻って、肝臓の患者さん救済の活動に再度集中することができました、そんな中で、自分ができることしたいことを再度見つめることができ、肝臓クリニックの開業を決意するに至りました。肝臓を第一に掲げる医療機関として、地域や患者さんたちと向き合っていく、そのことで、患者会や肝がん検診の活動も応援していくことが可能となる体制をさらに充実させるキーとして活動して行くことの必要性を何度も実感した年でした。B型・C型のウイルス性肝炎の患者さんの救済されるスピードは年々増しています。それでもまだ足りないのは事実。さらに、脂肪肝炎などの新たな対策がこれからも充実していくことが必要となっています。この数年食事療法の大切さも自分の体調との絡みで身にしみましたし(医者の不養生ってやつ)、肝臓をきっかけに、健康な人よりも元気で長生きを実現しよう。そんな思いが強くなっています。
 今年も1年多くの方にお世話になりました。また、来年も多くの方と交流して充実させていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。
 写真は道央地区の肝がん検診医療講演を実施してきた地区です。これからも多くの方とつながっていけますように。
 
 
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○FMアップル B型肝炎訴訟応援枠 2016年12月26日月 午後4時から30分にいってきました

2016年12月27日 | FMアップル ニュースJapan
161226FMアップル小原いつもいつも2016年12月26日

 
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○FMアップル B型肝炎訴訟応援枠 2016年12月26日月 午後4時から30分にいってきました
FMアップルでのB型肝炎訴訟応援放送も午後4時から有ります。
http://www.ustream.tv/channel/8155634
エリア外はインターネットで見れますので是非生中継みてください。
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肝がん検診団では各地での医療講演を実施、肝炎の最新治療や食事の重要性、肝がん検診を知っていただくことをメインに活動を継続しています。

ニュース
C型肝炎の新しい薬が、12月承認されました。ジメンシーという薬、これまた耐性ウイルスがある方にも効くって言う触れ込み、どうなっていくかなあ。使えるようになるのは来年になるけど。

今年1年、ありがとうございました。又来年もよろしくお願いいたします。

啓発活動 全道各地 いろんな集まりで声をかけていただければありがたい。
要約進み出してきたことがある。今後の患者さんにとって大きなメリットもある
10月29日基本合意5周年記念集会 
11月から原告団専用電話相談 B-KANサポートがはじまりました
無料相談ダイヤル
毎週2回 日曜日、月曜日
相談時間 10時から13時 13時30分から16時30分
メンタルヘルスの相談窓口
裁判手続きは弁護団事務局
療養相談は肝疾患相談センターにお願いします。

地区交流会
11月27日 厚別白石
12月2日 南区中央区西区

医療講演
12月19日岩見沢10名参加

1年の振り返り
知ってもらうこと
岩見沢で直接検査ができるイベントが実施できた、お祭りなどでの実施ができてよかった
新たな治療で、治ってきてくる人が増えてきて、脂肪肝の対策も元気で長生きのためにも重要とこれからも取り組んでいくことが出てきていることも今後の変化として重要。

今後の予定
1月29日日 全恒久対策斑会議 大阪 12時半から 桂福丸さんの肝炎落語、懇親会もある
2月7日火 東京行動 院内週間 11時から
4月26日水 AKS集会 東京 星陵会館

仲間を増やしていく、地方交流会をすすめている
連絡先 0112311941 弁護団の方に

肝がん検診は2月19日札幌で行います。1月中から予約受付開始です。
今回は場所が変わります。かでる2・7ではなく、桑園メディカルプラザ3Fの水色の木もれ陽研修センターになります。
住所は
札幌市中央区北11条西15丁目2-1桑園メディカルプラザ3F
問い合わせ先は、011-350-1008 の肝がん検診団の留守番電話になります。

道内での医療講演の予定
演題名
元気で長生きのコツ伝授します!?
B型・C型ウイルス性肝炎は副作用少なく飲み薬で治る時代

講師 肝がん検診団団長
   札幌緑愛病院 肝臓センター所長 川西輝明
演者からのメッセージ
体を作る食事の大切さ、ボケ防止、がんの予防のヒントになれば。
肝臓専門医が自分の体験とともに語ります。
原始人食ダイエットや野菜スープなどすぐ役立つ話が盛りだくさんです。
アーシング無料体験コーナーも有り

1月28日土 午前10時半から 水色の木もれ陽研修センター その後交流会を予定して

ます。
2月7日火 石狩市 総合福祉センター りんくる
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シンガーソングライターあきのギター弾き語り付きは いつもいつも
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元気で長生き医療講演 in 岩見沢 2016.12.19 大成功!!

2016年12月20日 | 医療講演や歌の集いの動画
元気で長生き医療講演 in 岩見沢 2016.12.19

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元気で長生き医療講演会 in 岩見沢 10名参加 相談2名
日時 2016年12月19日(月)午前10時から1時間
場所 岩見沢市民会館 多目的室(1+2) 
住所 岩見沢市9条西4丁目1番地1 電話0126-22-4233(場所確認用)
共催 肝炎友の会はるにれ会 肝がん検診団
後援 北海道肝炎患者対策協議会
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元気で長生きのコツ伝授します!?
B型・C型ウイルス性肝炎は副作用少なく飲み薬で治る時代

講師 肝がん検診団団長
   札幌緑愛病院 肝臓センター所長 川西輝明
演者からのメッセージ
体を作る食事の大切さ、ボケ防止、がんの予防のヒントになれば。
肝臓専門医が自分の体験とともに語ります。
原始人食ダイエットや野菜スープなどすぐ役立つ話が盛りだくさんです。
アーシング無料体験コーナーも有り

無料療養相談 講演会終了後(先着順となること有り) 過去の講演会のDVD無料配布有
り(希望者先着順)
問い合わせ(申し込みは不要です) 肝がん検診団(留守番電話)011-350-1008

おんねゆから石北峠

2016年12月08日 | 花、植物、風景
 
 
 
火曜日おんねゆの肝臓外来終わって帰り道、雪が凄かったです。道の脇の木々には雪が積もって樹氷のような綺麗な風景が広がっていました。真冬って感じの風景でした。マイナス4℃くらいでしたねえ。

この世界の片隅に 映画 マンガ 戦争を知るために

2016年12月05日 | 映画 模型 プラモデル
 
Yukettaさんのページで紹介されていたのをみて、漫画を購入して読みました。ほのぼのした絵の中、戦争の時代のなかでの生き様が描かれています。大変な体験ももちろん込められていますが、戦争を知ってもらうために伝えたい内容がしっかりと描かれていて、恐怖心をあおることなく自然と受け入れられる、そんな内容になっているので、若い世代の方には是非読んで欲しいマンガ、見て欲しい映画だと思います。マンガでは旧字体が結構あるので読めない字もあるかも知れませんが、内容は伝わってくる絵になっているので大丈夫です。

なぜ必要? 4番目のIFNフリーC型肝炎治療薬の価値とは エレルサ/グラジナ記念講演から ケアネットさんから

2016年12月05日 | 学会研究会報告新聞記事など
 
ケアネットさんで以下の記事が載っていました。IFNフリーの各薬の注意点と。
12月3日の熊田先生の講演会の内容の一部がアップされていました。発売されたばかりのエレルサ/グラジナの使い方がわかりやすくのっていますー。私が聞きにいった講演会の内容です。転載は禁止ですー。
写真は、飛行機からみたディズニーランドです。
ページはこちら
http://www.carenet.com/news/general/carenet/43066?utm_source=m1&utm_medium=email&utm_campaign=2016120100

なぜ必要? 4番目のIFNフリーC型肝炎治療薬の価値とは
提供元:ケアネット 公開日:2016/12/05 

 インターフェロン(IFN)フリーのジェノタイプ1型のC型肝炎治療薬として、これまでにダクラタスビル/アスナプレビル(商品名:ダクルインザ/スンベプラ)、ソホスブビル/レジパスビル(同:ハーボニー)、オムビタスビル/パリタプレビル/リトナビル(同:ヴィキラックス)の3つが発売されている。そこに、今年3月の申請から半年後の9月に承認されたエルバスビル/グラゾプレビル(同:エレルサ/グラジナ)が、11月18日に発売された。治療効果の高い薬剤があるなかで、新薬が発売される価値はどこにあるのか。11月29日、MSD株式会社主催の発売メディアセミナーにて、熊田 博光氏(虎の門病院分院長)がその価値について、今後の治療戦略とともに紹介した。

患者背景によらず一貫した有効性
 エレルサ/グラジナは、国内第III相試験において、SVR12(投与終了後12週時点のウイルス持続陰性化)率が慢性肝炎患者で96.5%、代償性肝硬変患者で97.1%と高いことが認められている。また、サブグループ解析では、前治療歴、性別、IL28Bの遺伝子型、ジェノタイプ(1a、1b)、耐性変異の有無にかかわらず、一貫した有効性が認められており、慢性腎臓病合併患者、HIV合併患者においても、海外第III相試験で95%以上のSVR12率を示している。

IFNフリー治療薬4剤の効果を比較
 しかしながら、すでにIFNフリー治療薬が3剤ある状況で、新薬が発売される価値はあるのかという疑問に、熊田氏はまず4剤の効果を治験成績と市販後成績で比較した。

 薬剤耐性(NS5A)なしの症例では、治験時の各薬剤の効果(SVR24率)は、ダクルインザ/スンベプラが91.3%、ハーボニーが100%、ヴィキラックスが98.6%、エレルサ/グラジナが98.9%であり、実臨床である虎の門病院での市販後成績でも、ダクルインザ/スンベプラが94.0%、ハーボニーが98.2%、ヴィキラックスが97.7%(SVR12率)と、どの薬剤も良好であった。

 一方、薬剤耐性(NS5A)保有例の治験時の成績は、ダクルインザ/スンベプラが38%、ハーボニーが100%、ヴィキラックスが83%、エレルサ/グラジナが93.2%であり、虎の門病院の市販後成績では、ダクルインザ/スンベプラが63.7%、ハーボニーが89.6%、ヴィキラックスが80.0%(SVR12率)であった。熊田氏は、「治験時の100%よりは低いがハーボニーが3剤の中では良好であるのは確かであり、実際に使用している患者も多い」と述べた。

副作用はそれぞれ異なる
 次に、熊田氏は虎の門病院での症例の有害事象の集計から、各薬剤の副作用の特徴と注意点について説明した。

 最初に発売されたダクルインザ/スンベプラは、ALT上昇と発熱が多く、風邪のような症状が多いのが特徴という。

 ハーボニーは、ALT上昇は少ないが、心臓・腎臓への影響があるため、高血圧・糖尿病・高齢者への投与には十分注意する必要があり、熊田氏は「これがエレルサ/グラジナが発売される価値があることにつながる」と指摘した。

 ヴィキラックスは、心臓系の副作用はないが、腎障害やビリルビンの上昇がみられるのが特徴である。また、Ca拮抗薬併用患者で死亡例が出ているため、高血圧症合併例では必ず他の降圧薬に変更することが必要という。

 発売されたばかりのエレルサ/グラジナについては、今後、症例数が増えてくれば他の副作用が発現するかもしれないが、現在のところ、ALT上昇と下痢が多く、脳出血や心筋梗塞などの重篤な副作用がないのが特徴、と熊田氏は述べた。

 このように、各薬剤の副作用の特徴は大きく異なるため、合併症による薬剤選択が必要となってくる。

今後の薬剤選択
 熊田氏は、各種治療薬の薬剤耐性の有無別の治療効果と腎臓・心臓・肝臓への影響をまとめ、「エレルサ/グラジナは、耐性変異の有無にかかわらず、ハーボニーと同等の高い治療効果を示すが、ハーボニーで注意すべき腎臓や心臓への影響が少なく、ここに新しい薬剤が発売される価値がある」と述べた。

 また、今後の虎の門病院におけるジェノタイプ1型C型肝炎の薬剤選択について、「耐性変異なし、心臓・腎臓の合併症なし」の患者にはハーボニーまたはヴィキラックスまたはエレルサ/グラジナ、「NS5A耐性変異あり」の患者にはハーボニーまたはエレルサ/グラジナ、「腎障害」のある患者にはヴィキラックスまたはエレルサ/グラジナ(透析症例はダクルインザ/スンベプラ)という方針を紹介した。さらに、「NS5A耐性変異あり」の患者には、「これまではハーボニー以外に選択肢がなかったが、今後はエレルサ/グラジナが使用できるようになる。とくに心臓の合併症がある場合には安全かもしれない」と期待を示した。
(ケアネット 金沢 浩子)

ABT493+ABT530(ピブレンタスビル・グレカプビル)などすごいです 2016.12.3熊田先生講演から

2016年12月04日 | 学会研究会報告新聞記事など
 
 
全国から1200人くらいの先生が集まって聞いた講演でした。
聞きながらのメモなので、誤字脱字内容間違いありえますので御了承のうえ読んでください。参考になれば幸いです。

これからのC型肝炎に対する治療選択、広がる経口剤治療の可能性
熊田先生

先週のヴィキラックスの話しが基本
IFNフリーの成績
ダグアス 耐性無いと91.3 市販後94
ハーボニー100 98.2
ヴィキラックス
エレルサグラジナ 
みんな95は超えている

耐性があった場合は ハーボニーがいちばんよかった
IL28のTT以外の効きにくいのでくらべたら、エレルサグラジナもかなりいい

ハーボニー 徐脈注意
ヴィキラックス ビリルビン上昇、腎障害注意かなと
カルシウム拮抗剤禁忌 直接が上がるときは要注意、間接は大丈夫

○エレルサ・グラジナの副作用 45例治験
トランスアミナーゼ上昇、下痢便秘

中止例3例 ALTの上昇 早期に上がったらどうするか、減らせばいいだろうと
ダクルインザ・スンベプラ併用療法の経験でアスナを減らして乗り切れた
グラジナを1錠へらせばいいともいえるだろう 2錠だから1錠にすればいいと思うと

エレルサ・グラジナ併用療法は8例がはじまった 市販後
ハーボニーの再燃効くんじゃないかとやってみてる、ダグラアスナの再燃例にも使ってみている

1型のDAAの再燃無効
ダクルインザ・スンベプラ併用療法の無効67例 先週の報告
SVR12は70%くらいだろうもっといい治療が求められる

ABT493+ABT530(ピブレンタスビル・グレカプビル:ダクルインザ・スンベプラと同じレジメン)8例を治験した(これが新しい薬の話し)
NS3とNS5Aの組み合わせ
治らなかったのはダグアスの無効例の1例だけ
DAAの無効例につかって7例中6例に効いた

ダクルインザ・スンベプラ併用療法の無効例の31例だけにしてみたら
再燃は100% 14例
ブレイクスルー13例中12例
無効は4例とも治った
すごいわねえ。
1型100%だったと

その前にジメンシーが出てくるどちらにしてもあまり気にしなくてよくなってくる
NS5A、5B 3の薬剤、安全性はまだ問題がある
日本人はNS3が黄疸でやすいと知られている、
アスナでビリルビンが上がりやすい、第一にはならないだろうと中国と韓国は100%きいて、黄疸無い。日本人だけ。

虎の門で残ってる非治癒の人は 83例6.4% どれを使うかがこれから

2型の人の治療
ソフとリバは リバビリン量と線維化が関係する
AFPが高い人は充分なリバビリン量が必要という結果だった

ピブレンタスビル・グレカプビルの治験9例で新薬があたったのが5例 4例はソフリバ。
8週で両群治癒したよう
二人が行方不明で95%になっちゃってるので、多分それ以上

1型も2型も再燃無効例に対する治療法は次々開発治験が行われており、将来は明るい。
写真は、朝一で飛行機に乗ったので、朝焼けですー。きれいでした。C型肝炎の患者さんの未来はどんどん明るくなるそんな話が増えていますね。