肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

道新に肝がん検診団紹介されました ご協力下さい

2008年01月28日 | 肝がん検診

道新にて、肝がん検診団の活動が紹介されました。

薬害についての相談が緑愛健康管理センターに多数寄せられています。大変な問題であることがわかります。

肝がん検診団はボランテア団体のための事務局が、いつも電話で対応が出来る状態ではありません。すぐに対応できない場合があることをお許し下さい。

また、薬害の相談については、弁護士さんなどの相談窓口の紹介をしている状態ですので、書類の取り寄せなど具体的な相談対応は個人での行動が必要となります。あくまでも、窓口の紹介として相談を受けていると考えてください。

緑愛健康管理センターは、予約の受付をする電話番号のため、電話相談にいつも対応できる状態ではないことをご理解いただければ幸いです。

1月26日メリットのオフ会

2008年01月28日 | 患者さんとの関わり
医療情報リテラシー(MELIT メリット)という、インターネットのサイトのオフ会がありました。メリットというと、シャンプーかと思われる方もいるかもしれませんが、そうではありません。
患者さん、家族、医療従事者の方々が運営していく情報発信サイトというとわかりやすいかな。
それでも、難しいかも知れませんが、のぞいてみてください。
これからの課題など、熱心に楽しく話し合いがされていて、参加できたことに感謝でした。
大阪の肝炎友の会の西村さんもいて、一生懸命活動されている方々にお会いできたことは本当にいい刺激になりました。

第14回肝血流動態研究会 in 横浜

2008年01月28日 | 学会研究会報告新聞記事など
毎年この時期に行われている研究会です。肝腫瘍などの血流動態から腫瘍の診断や治療にどう役立てるかそれを研究している会です。時間がいつも1時間から2時間予定より長くなると言う、活発な討論が行われていました。
今年は、肝癌についての検討が多く、新しくでてきた超音波造影剤を用いた研究や、肝がんのCTやMRIでの検討が発表されていました。肝生検をせずに診断をする方法が、確立していければ患者さんにとってはメリットが多いと思い、勉強を続けていきたいと思いました。

北海道議会議員の道下大樹さんが来てくれました

2008年01月24日 | 肝臓センター
今日、忙しい中、道議の道下大樹さんが札幌緑愛病院に来てくれました。

現在の北海道の肝炎政策について、国と比較して後退することがないように何が出来るのだろうか、私たち医療者や患者さん方は何をしていけばいいのだろうと思って、色々話をしてみました。とても、勉強していて、私の話も論点をまとめながら整理していくのをみて、すごい人だなあと感心しました。

医療生協の方に協力してもらって、患者さんのためにも、是非これからも頑張ってください、私たちの出来ることは是非協力させて欲しいと、勉強会や患者さんの辛い療養生活など、他の病気と同じと考えること自体不思議でならないことなど、話してみました。本来ならかからない病気が、医療によって広がったこと、このことを忘れないで対策を取って欲しい。多くの患者さんはそうおもっていると。

どんどん、みんなの声を伝えていきましょう。あきらめないで、いろんな人と話をしていきたいと思いました。

北海道での訴訟準備 B型もC型も 問合せ変更

2008年01月23日 | 肝炎救済に関連して
肝炎フォーラムに参加して頂いた、北海道合同法律事務所(札幌)、 中島哲弁護士に連絡を取ったところ、事務の方から中島弁護士が薬害東京弁護団に所属している事、近く薬害東京弁護団の札幌支部としての設立発表をするそうです。
HP; http://www.hg-law.jp/index.html

電話番号を載せていましたが、問合せの窓口が出来たので、そちらへお願いしますとのことでした。
北海道にて「弁護士による薬害C型肝炎ホットライン」が開設されました。薬害訴訟のご相談はこちらへお願いします。
主催 薬害C型肝炎ホットライン(札幌)実行委員会

日時 2008年 
 2月9日(土)        午前10時~午後4時
 2月12日(火)~15日(金) 午後1時~午後4時
 2月18日(月)~22日(金) 午後1時~午後4時

専用電話 011ー280-6333

ご心配な方は問い合わせて下さい。
という情報を得ました。皆さん頑張りましょう。

薬害C型肝炎、B型肝炎について お問い合わせから

2008年01月23日 | 肝炎救済に関連して
この間、問合せが来ています。東京の弁護士さんに確認してみました。
現在の救済の中味は、何らかの証明されるものがなければ対象になりません。
証拠となるものは
当時のカルテ
当時のレセプト(病院で保管している医事課の請求書類)
当時の薬歴簿(病院で保管しているもの)
当時の立ち会っていた医師や看護師の証言

北海道は合同法律事務所の方が、B型もC型も相談にのってくれていて、追加訴訟の動きも取っていますので可能性のある方はまず相談してみてください。一人でも多くの方の動きが、証明できない方を救う動きへと広がっていく。それが今は近道といえましょう。

どれも、保管期間や生存の有無など現在証明できる人は10人のうち一人くらいだそうです。
この制度だけで、救済される方は多くありません、ですから、次の制度を作っていく運動が必要です。
すべての肝炎患者が救済されるよう、皆さんの行動力が必要です。

国に何かをしてもらうためには、国に何をしていけばいいのかを時間の無駄なく頑張ることが必要です。
国しか救済できる人がいないのですから。

肝がん検診 札幌 68名受診

2008年01月20日 | 肝がん検診
68名のかたが受診しました。若干待ち時間があり、課題もありましたが、去年よりスムーズな流れだったような気がします。この調子で今年1年頑張っていけたらいいなと思いました。
肝癌疑いの方が2名いましたが、癌でなければいいのですが。フォローしていきたいと思います。

これからもよろしくお願いいたします。

今日は肝がん検診を札幌で行っています。

2008年01月19日 | 肝がん検診
平成20年1月19日午前9時から、肝がん検診を札幌で行っています。今日は朝からすごい雪で、起きてびっくり状態でした。スタッフもたくさん協力してくれる方がいて札幌はやはり地方から見ると恵まれているなあと実感。
受診者の方が少しでも安心してくれたらいいなあと思います。

肝炎肝癌についての相談 再掲載 カウンター

2008年01月14日 | 肝臓センター
肝炎友の会のかたから相談窓口が厚労省や自治体にあるが友の会の方に紹介されるという話がありました。実際病気について勉強してどこに紹介していくか親身に相談することはお役所では確かに難しいのかもしれませんが、せめて医療機関へつなぐことを出来るレベルに勉強はして欲しいと切実な声を聴きました。友の会の方は病気を抱える方でもあり、生活も本当に両立させながらの活動で大変なものがあります。給料をもらって相談窓口を担当している方がいるのであれば、是非、友の会の方がする親身な対応を是非して欲しい、これは、肝炎のことに限らないですがお願いしたいことです。

私の方も相談にのることは出来ますが、反応が若干遅くなることがあります、お許し頂ければ、相談を聞くことは出来ますのでメッセージやコメント欄を使用して、相談していただければと思います。
肝癌検診団の相談コーナー
もしくは、このブログ(肝臓病と共に生きる方を応援します)の記事のコメントのところへ相談内容を載せてくれると公開していいものは公開しますし、個人情報が載っているものは公開せずに相談にのることも可能です。メルアドを記載していただければと思います。電話での対応は時間的に難しいのでできるだけ、メールで対応していきたいと思います。

また、公開すると同じような悩みの方の解決にもなるので、公開してもよろしい場合は、その旨記載していただけると有り難いです。

私も参加しているブログのMELITの掲示版 では、慶応の肝臓専門の加藤先生も質問に答えてくれますので、活用してみてください。


カウンター

泣けました マリと子犬の物語

2008年01月14日 | 映画 模型 プラモデル
マリと子犬の物語

今日見てきました。地震で残された犬たちの話って聞いていたので、そんなの犬だもの生き残れるじゃないなんて簡単な気持でいたのですが、評判がとてもいいと聞いてこれはもしかするとと思い見てきました。

半分くらい涙が出て泊まりませんでした。よくある展開の組み合わせなのですが、こうなるだろうと予想も出来るような感じなのですが、その都度泣かされてしまいました。。。感動です。すごい話になってるなあと。まだ診ていない方は是非みて欲しいとお思います。

地震の大変さも描かれていますし、実際にはあんなものではなかったと思うのですが、それでも、平和に暮らしている自分にとっては衝撃的でした。こういう災害はあってはならないと思いますが、起こったときには本当に一刻も早く対策が必要なんだなと当たり前のことですが、思いました。

C型肝炎 薬害肝炎の問い合わせ先

2008年01月13日 | 肝炎救済に関連して
以下の内容で、相談を受け付けているようです。気になる方は、最初からあきらめることなく、話を聞いてみて下さい。
自分が健康になることが国のためになるとみんなのためになるんだと自信を持って行動して下さい。

電話相談(ホットライン)薬害肝炎弁護団

薬害肝炎弁護団では、以下の番号にて、無料電話相談を行っております。お気軽にご相談ください。なお、弁護団では、医療の内容や治療に関するご相談は応じかねます ので、ご了承いただきますようお願い申し上げます。

現在、多数の相談電話が寄せられているため、電話がかかりにくい 状況となっておりますことを、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。
メールでのご相談も受け付けておりますので、電話がかかりにくい場合は、 こちらもご利用下さいますようお願いいたします。

臨時ホットラインメール

【全国共通・大阪弁護団】
開通時間 : 1月12日(土)~14日(月) 午前9時~午後6時まで
電話番号 : 06-6315-9988

常設ホットライン

【全国共通・大阪弁護団】
開通時間 : 平日(月~金) 午後12時~午後3時まで
電話番号 : 06-6315-9988

【東京弁護団】
開通時間 : 平日(月~金) 午前10時~午後4時
電話番号 : 03-3358-2110

【九州弁護団】
開通時間 : 平日(月~金) 午前9時~午後6時まで
電話番号 : 092-735-1193

【名古屋弁護団】
開通時間 : 平日(月~金) 午前10時~午後1時
電話番号 : 052-950-3314

札幌市豊平区 帯広 足寄 当別 医療講演企画準備進行中

2008年01月10日 | 医療講演やイベント
いろんな地域での患者さん向け医療講演が企画中です。

講演内容は各地区とも共通です
【医療講演】1時間 開場後30分から開始
『肝がんの不安の無くなる世の中を目指して』
 ー肝がん検診と最新の慢性肝炎と肝がんの治療についてー
講師 肝癌検診団 医師
   札幌緑愛病院 肝臓センター所長 川西 輝明先生
【医療相談】30分(医療講演の後に行います)

豊平区では、以下の内容で現在準備中です。
司会 札幌月寒病院 副院長 乾 典明先生(予定)
日時 平成20年2月7日(木)午後6:00開場~午後8:00
場所 きたえーる(北海道立総合体育センター)
    札幌市豊平区豊平5条11丁目1番1号
    電話 011-820-1703
お問い合わせ 
第一三共(株) 011-221-4628 担当:谷村
主催/第一三共(株) 後援/道央肝炎友の会

帯広は2月16日午後2時 とかちプラザ で準備進行中です。

足寄は
日時 平成20年2月17日(日) 午前10:00開場~午後12:00
場所 あしょろ銀河ホール21  
   住所 足寄郡足寄町北1条1丁目 電話 0156-25-6131
お問い合わせ
主催/ 中外製薬(株) 後援/道央肝炎友の会

当別は日程場所は2月末の予定です。

07食事と運動

2008年01月10日 | 日常生活について 元気で長生きへ

食事と運動、肝臓にいいのはと聞かれると、いろんな本もありますし、いろんな先生方の話もあります。
私が思うのは、普通の生活が、十分肝臓にいいという、肝臓自体は悪いものをよくするというすごい力がありますから、体が自然と欲しているものを自分で感じるように過ごしていけるのが一番なんでしょう。
と、書いてしまうと、何も言うことが無くなってしまいますが。。。

いろんな、仕事生活のパターンがありますから、力仕事して汗かく人たちは自然と水や塩分を欲していますし、私のようにほとんど頭しか動かしていないような生活であれば、ブドウ糖などの糖分などが必要となりますし、ただ、とりすぎることが無いように、ストレスなどがそのバランスを崩してしまう、そこが、いろいろ難しいなあと感じるんですね。

素直な気持ちを維持できて、自然と体が求めるものを食べていける。これが、人の望ましい姿なんでしょうかねえ。

06タバコと肝臓

2008年01月10日 | 日常生活について 元気で長生きへ

タバコというと体に悪いのは知ってるんだけどという方がたくさんいます。
でも、吸ってしまう、吸いたくなってしまう。
肝臓に対してタバコは何が悪いのか、発癌物質のせいで、肝癌ができやすくなる、毒物がたくさん混じっているので肝臓の無毒化の力を借りることになって肝臓に負担がかかる。ってな感じで、悪い話をしていけばきりがないのです。

食後の一服は、肝臓にいく門脈の血流を減らしてしまい、肝臓が本来果たすべき役割を果たしづらくすることも知られています。

しかし、体に悪いと言うことを国が知っていて、タバコをたくさん売ってきた事実は、国民の健康を犠牲にして国の収入として考えてきたことといっても過言ではないので、そのために医療費が上がっていると言うことを無視して医療費を削減していく。なんとも、本末転倒です。

タバコを吸うという行為は依存症の一つで、自分の力だけで辞めると言うことはとても難しい。できる人はいますが、普通はそうそう簡単に辞められない。
少なくても、子供たちがタバコを吸いたくなくなるように教育だけはしていって欲しい。
吸い始めたら、国が責任を持って対応して欲しい、そう思う今日この頃です。