肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

函館 はまなす会 総会 医療講演 街頭宣伝署名します

2009年04月30日 | 肝炎救済に関連して
はまなす会から総会及び医療講演会、街頭宣伝署名の予定がとどきました。頑張って行ってきます。署名に参加できる方は是非よろしくお願いいたします。

はまなす会総会
5月31日(日)時間;1:00~1:45まで
場所;函館市総合福祉センター 1階 集会室

医療講演会 時間;2:00~4:00
場所;函館市総合福祉センター1階 集会室
共催 はまなす会

函館市若松町33番6号 電話 0138-22-6262
http://www.aiyoru21.com/index.html

街頭署名16:30から17:30 函館駅前もしくは五稜郭 丸井前


とうとう犬を飼うことに

2009年04月30日 | 動物

うちも犬を飼うことになりました。娘が欲しがっていたので、毎朝6時に起きて勉強をして散歩を続けられたら検討するよと言っていたら、2年生の時には全然出来なかったので、今回も無理だなと思っていたらー。なんとがんばってやるではないですか、ひえー、約束しちゃったしなあってことで、飼うことに。
ペットショップに行ったら、ちょうどかわいいコーギーの子犬がいて、即決でした。しかし、、、高いですね。お父さんが約束したんだからお父さんが出すんだよと言われ、おこずかいがとんで行ってしまいました。

写真は、飼うことになったコーギーです。名前は、ソックスになりました。めんこいですねえ。足が白くて靴下はいてるみたいだということでした。しかし、映画にも同じ名前の犬がいたなあと、ま、いいですよね。

肝炎友の会はるにれ会 総会行ってきました-。

2009年04月29日 | 患者会

札幌のレジャスポにある、千の湯というところで、道央肝炎友の会あらため、肝炎友の会はるにれ会の総会に参加してきました。30名を超える出席で、いろんなかたが、楽しく交流できたのではないでしょうか。熱い議論もあり、役員の方々の熱い想いが伝わってきて、これからも、みんなでがんばりましょうって感じで、とてもよかったです。
今回は、千葉から東京原告の副代表の久野さん、函館のはまなす会の会長の川上さん、薬害肝炎北海道原告2名の方も参加してくれて、各々の立場から、患者会や肝炎支援法の制定など、思いを一つにしてがんばりましょうという、会になっているなと実感しました。みなさんが、元気に活動できるよう私も出来る限り応援します-。是非安心して過ごせる環境を実現していきましょう-。

あなたが人生に失望しても人生はあなたに失望はしない

2009年04月26日 | 健康になるために 生き方について
いろんな、生き方の本の中にこの手の言い方が共通して存在することがあります。前向きに生きていくとき自分の人生を見つめてその意味を考えること。生きてきたことがこんなに役に立ったり、これからいいことに巡り会える可能性があることに気付くこととっても大事なことなんだなと思います。
自分は一人だなと思うこともあるでしょうが、生きていくためには必ずいろんは人と関わっている、そして自分の存在があるからその人たちはやりがいを持って生きて行けたり、自分も生きていく意味を実感できたりする。なんて、哲学的にはわかったようなわからないような言い方ですが、この気持を持つことで奇跡的な回復力をえた人がいることは、よく知られているところです。

肝臓講演 ウイルス肝炎患者を取り巻く状況 薬害肝炎と患者会の更なる前進のために

2009年04月25日 | 肝臓センター

今回、私が千葉の講演会をすることになり、久野さんと何度か話をする機会がありました。その際に、ウイルス性肝炎の患者が一つになっていくために、今何が課題なのかということをとてもよく考えていたので、一度話を聞く機会を作れたらと思っていました。

そこで、今回、以下の企画を立案してみました。幸い緑愛病院の協力を得ることが出来たので、患者会や弁護士やB型やC型の原告の方々も参加できる方は是非来て頂ければと思います。場所が緑愛病院の敷地内のすこやか会館というところですが、車で来ることも可能です。是非ご検討頂けると幸いです。

肝臓講演会
ウイルス性肝炎患者を取り巻く状況
薬害肝炎と患者会の更なる前進のために

司会 肝がん検診団 団長
   札幌緑愛病院 肝臓センター 所長 川西 輝明

講師 東京原告団 副代表
   日本肝臓病患者団体協議会 事務局
   千葉肝臓友の会 運営委員   久野 郁子さん

日時 2009年4月28日(火)午後5時30分から30分くらい
場所 札幌緑愛病院敷地内 すこやか会館
   住所 札幌市清田区北野1条1丁目6-30 電話番号011-883-0121
主催 札幌緑愛病院 http://www.ryokuai.com/

ウイルス性肝炎患者を取り巻く現状や今後について、患者の立場からお話しして頂きます。みなさんもこの機会に、肝炎患者が抱える問題を一緒に考え、現在患者さんや支援者の方たちが行っている様々な活動の必要性を理解し、更なるご協力をお願いできればと思います。

千葉茂原 医療講演終了しましたー

2009年04月25日 | 医療講演やイベント

4月25日土曜日、千葉の茂原市で、医療講演をしてきました。
函館で行った肝臓フォーラムで出会った原告の久野さんが、是非みんなに話を聞いてもらいたいといってくれたのがきっかけで地元の友の会の方々が企画して実現しました。
100名以上の参加と言うことで、すごい関心の高さが伺えました。千葉大の今関先生のC型慢性肝炎の治療の話と、私の健康に生きるために理想を思うこと、長生きしてもっともっといい治療に巡り会えるようにしましょうっていう肝臓の話、おもしろく聞いてもらえたような気がします。最後に、あきらめないでと青い山脈をみんなで歌えてとてもうれしかったです。
いろんな質問もあって、今関先生と分担して、こたえてきましたが、時間が少なく駆け足になって申し訳ありませんでした。

栃木のすずめさんから、是非歌のCD持って行って下さいと言われて、歌のCD10枚ばかり作って持って行ったのですが、すぐなくなっちゃったみたいで、これまた、うれしい話でした。会場で聞いた方が涙を流していたりするので、歌い続けたいと思いました。これは生で是非聞いてもらいたいです。

私のような話をする医者はまだまだ少ないのかもしれませんが、患者さんと一緒に楽しくあきらめないで生きましょうっていうメッセージは、医療者なら共通の思いだと思います。是非、みなさんにお会いできるのを楽しみにしていますって、宣伝してどうするって感じかしら。

前向きさんが遠くからまた来てくれて、前向きに生きるための本をくれました。科学的に分析されているんだなということも、とても、勉強になりました。このようなつながりが、どんどん出来行くことに、患者さんと活動してきて良かったなとつくづく思います。

血管造影中の風景

2009年04月23日 | 肝臓センター

先日、院内の広報で、血管造影の風景を撮影してくれたんです。そしたら、格好良く取ってくれていてちょっとうれしくなっちゃいました。その中の一枚ですが、何してるかわかるかしら?
血管造影っていうのは、肝臓の動脈や、脾臓の動脈へ、ほそーいチューブ(直径1mm無いくらい)をいれていって、薬剤やコイルなどを使って治療する手技なんです。
この治療のおかげで、肝臓分野では、肝がんや血小板減少、静脈瘤の患者さんが救われています。

ウイルス性肝硬変、肝がんに対する生体肝移植

2009年04月19日 | 学会研究会報告新聞記事など
市田隆文教授の講演でした-。内容的には、メモに近いのでわかりにくい点は許してくださいね。

海外の移植はいまだにある、
脳死肝移植適応評価委員会 ボランテアだそう 申請はたくさん来るが、年間10例しかない 日本は非常に悲惨な状況
心臓が一番成績がいい、肝臓は廃絶があり、生体肝移植と成績は変わらない。緊急度がある劇症肝炎など発症1カ月以内では、
生存率が50%行かない,成績が悪い。他の方に回す方がいいのではとなるかもしれず検討が必要と

日本の1例目を経験16年生存、
生体肝移植も10年生存72%で、同じと
手術費用は白内障の6倍しかない。とてもやっていられないのが本音でもある。外科医のボランテア精神に支えられている。
適応には肝がんはない、非代償性肝硬変で肝がんという病名しかない。ChildBで登録していくしかない

慶応大学でうまくいったのは1190万、高額医療の適応で、11万、33万、52万、
自己負担は150万くらいで行ける。
特定疾患、生活保護は自己負担は少なくてもできる。Childcは2年で生存率40%くらいになってしまう。
MELDスコア INRが入ってるので過去のデータが比較できない MELD20を超えると3年で75%死んじゃう
MELDでいいのか、MELD30以上は移植しても悪い。

最低限移植で把握すべき条件を挙げていた

HBVは解決済みのようで未解決な部分が多い
HBIGと抗ウイルス薬で予防治療が出来る10000単位使う1回40万円
HBC抗体陽性は再発していたが押さえられるようになってきた
HBVワクチン(ビームゲン)を使ってみたら、効いてきた患者さんもいたと安いのでいい
いつまでやるべきかがまだわからない

HCVはどうするか。
生存率もHCVは危ない 移植後のウイルス量が増えること線維化が急速に進む
線維化の増える理由がわからない 星細胞に関係があるのかもくらいしかわからない

移植後の抗ウイスル療法は高齢者の女性と同じくらいききめ半分くらい

移植後すぐ少ないIFNをつかって、増やして消えたら1年使って終了これがかなりいい。
DFPPは最初の触れ込みほど効いていない

脾摘してIFNを日本はしているが 欧米はしないため評価してくれない

Eltrombpag 血小板増殖因子 ITPで使っている血小板増える PSEをせずにすむ。
使っている間だけ増える
C型の血小板少ない人に使っている。知りませんでした。いま、久留米で安全性をチェックしている。
サイトカインで白血球、赤血球、血小板を増やすということができるなら、IFN使いやすくなる

肝移植が肝がんの究極の治療として考えるのか
肝細胞がんと共に高癌化状態から免れることが目標

周術期の死亡がまだある。。。これがゼロになればもっといける

再発をいかに防ぐか
生物学的悪性度は正確な診断が必要

肝がんを減らしてから移植 無再発が減る ミラノラインにはいったらしていい
3回までの治療で行かないとなら無いだろうという経験から
肝がんの初発で、移植基準にはいる人は2%いない

移植までのつなぎでのTACEはあまり意味がない、RFAなどで下げる方がいい

市田先生の思いとしては
移植後1年経ってからじゃないと俺はIFNをできないと 予防投与は可哀想だと
周術期死亡をゼロにすることガンバレ内科が主導をとる方がいいだろう。